小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

秘密を愛したホテル王秘密を愛したホテル王

すべては演技とわかっていても、 溢れる想いは止められなくて……。 イタリアからやって来るホテル王の恋人のふりをしろですって? しかも24時間、片時も彼から離れてはいけないだなんて……。 上司から突然そう命じられ、刑事のリディアは動揺していた。 噂では、富豪アントン・サンティーニは美麗な遊び人らしい。 彼の到着を待つ間、ホテルのプールで泳いでいたリディアは、 水しぶきを上げて現れた男性がアントンだと気づき、驚いた。 もう“演技”を始めるの? 戸惑う彼女に甘い言葉を囁くと、 アントンは巧みにキスへと導いた。陶然としながらリディアは 自分を戒めた──これは仕事。愛も恋も持ちこんではだめよ。 キャロル・モーティマーがお好きな方にぜひともお勧めしたい、スター作家キャロル・マリネッリの意欲作! ヒーローを愛することを許されない立場と、抑えきれない熱い想いとの狭間で葛藤するヒロイン。そのせつない心情に、共感せずにはいられません。

愛は薄氷のうえに愛は薄氷のうえに

あなたの記憶が戻る前に、 この愛が本物だと伝えたい。 エレナは意を決し、スペイン富豪カレブの会社を訪れた。 カレブとは大学時代に出会い、激しく惹かれ合いながらも、 予測不能で奔放な彼との恋が一時の情熱で終わると思うと、 怖くなって自分のほうから逃げ出してしまったのだった。 この心は、あれからもずっとカレブを求めてきた……。 そして今、仕事の協力を願いにやってきたが、 再会したカレブは取りつくしまもなく、彼女の望みを拒絶した。 その直後、あきらめず会社の前に立つエレナに気づき、 追い払おうと道路に踏み出した瞬間、彼はバイクにはねられてしまう。 病院で目を覚ましたカレブは、エレナとのすべての記憶を失っていた! 付き添いのエレナが誰かもわからないまま、カレブは本能に導かれるように彼女の唇をむさぼります。一縷の望みを抱いたエレナは、精いっぱい看護することで愛と真心を伝え、彼が自分との記憶を取り戻したときに、気持ちまで変えてくれることを願いますが……。

小さな天使が舞い降りた小さな天使が舞い降りた

二人で見つけた小さな天使。 でも、心を一つにはできないの……? 病父と3人の弟妹を抱えるイービーは、看護師になる夢をあきらめ、 できたばかりの子供病院で受付事務をしている。 ある日、イービーは開院の祝賀パーティの準備に追われ、 夕方慌ててドレスを車に取りに行ったとき、美男美女が歩いてきた。 女性とぶつかって派手に転び、男性に助け起こされたイービーは、 会場へ向かう華やかな彼らと自分を比べ、意気消沈してしまう。 結局パーティには行かなかった彼女が、帰ろうと再び駐車場へ行くと、 先ほどの美男が待っており、新任の外科医のライアンだと名乗った。 こんなにすてきなドクターが、いったい私に何を……? その疑問が解ける前に、突如どこからか小さな泣き声が聞こえてきた。 見ると、段ボールに入れられた赤ん坊が置き去りにされていた! イービーが転んだときに落とした母の形見のネックレスを、拾っていたライアン。それを渡さないうちに赤ちゃん騒動が起き、小さく弱々しい天使を二人で病院へ運びます。やがてイービーはその子に深い愛情を持ち始めますが、医師のライアンの心は複雑で……。

エーゲ海の花嫁エーゲ海の花嫁

ナースのリアノンは2週間前、亡き親友から忘れ形見を託された。 赤ん坊の父親は、世界的に有名なギリシア富豪、ルカス・ペトラキデス。 陰のある美貌、洗練された立ち居振る舞いだけでなく、 誠実さと責任感の持ち主という評判を知り、リアノンは心を決めた。 親元のほうがこの子は幸せなはず。愛着が湧いてしまう前に渡さないと。 ところが、電話をしても取り次いでもらうことさえできず、 やむなく彼の高級リゾートで開かれるパーティー会場へ向かった。 勇気を振り絞り、話を聞いてほしいと告げたリアノンを ルカスは冷たく一瞥して、警備員に彼女をつまみ出せと指示した。 満座の注目が集まるなか外へ連れ出されながら、リアノンは叫んだ。 「あなたの赤ちゃんがいるの!」 ウェールズの郊外でつましく暮らすリアノンは、給料の半月分もの大金をはたいてルカスのホテルの一室を予約したのでした。でも、無慈悲な大富豪はリアノンの訴えを真っ向から否定して……。HQイマージュの代表作家、ケイト・ヒューイットの秀作をどうぞ!

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