出版社 : マガジンハウス
午後の足音が僕にしたこと午後の足音が僕にしたこと
こつ。こつ。いつからか「僕」は、定刻に現れるその音に捉えられていた。…人知れずざわめき揺れる心を、つかの間のロマンスを、ピュアな感覚で描いた連作短篇二十二話。
ダンサ-・フロム・ザ・ダンスダンサ-・フロム・ザ・ダンス
’70年代、エイズがまだ存在しなかった頃、ニューヨークは、男たちがひたすら快楽を追求する桃源郷だった。エリート弁護士マローンは、すべてを捨てて狂乱の世界に身を投じていく。ドラッグ、セックス、そしてダンス。地上の楽園ファイアー・アイランド、黎明期のディスコ、果てしなく繰り返される夜、そして踊り続けた彼が見たものは…。
コ-ンクリ-ムス-プコ-ンクリ-ムス-プ
「ぼく」は冷えきった家庭でいつもひとり。密かに音大をめざす高校生。「わたし」は新しいママを迎え、ちょっぴり“複雑”をかかえた中学生。ふたりは大人たちに翻弄されながらも恋をする。これはキュートでドライな恋物語。