小説むすび | 出版社 : 小学館

出版社 : 小学館

SSSS.DYNAZENON CHRONICLESSSS.DYNAZENON CHRONICLE

出版社

小学館

発売日

2022年1月19日 発売

ダイナゼノンのもう一つの戦いが今始まる! ダイナゼノン・グリッドナイト・ゴルドバーンーー全員の力を合わせた超合体竜王・カイゼルグリッドナイトは、その圧倒的な力で強敵怪獣・ギブゾーグを撃破。束の間の平和が訪れる。 一方その裏では、不穏な何かが胎動を始めていた。 ある日、麻中蓬がガウマに会うと、彼は何故か自分と出逢って以降の記憶が無いような振る舞いを見せてきた。同じく様子のおかしい南夢芽にも遭遇し、蓬はタイムスリップでもしてしまったのではないかと混乱する。 ところがその直後、全く未知の怪獣が街に出現。蓬は戸惑いながらも再びダイナゼノンに搭乗し、戦いを繰り広げる。さらに蓬は、見たことのない色の謎のダイナソルジャーまで手にしていた。 それは、さらなる死闘と不思議な日常の序章に過ぎなかった。 現在・過去・未来全ての可能性が混在した謎の空間で、蓬と夢芽、ガウマ、山中暦、飛鳥川ちせ、ナイトと2代目、そして怪獣優生思想が、もう一つの物語を紡ぐーー。 ますます盛り上がりを見せる"GRIDMAN UNIVERSE"!! SSSS.GRIDMAN NOVELIZATIONに続き、未知の怪獣と新たなる合体が織り成すSSSS.DYNAZENONの公式ノベライズ登場!!

絞め殺しの樹絞め殺しの樹

出版社

小学館

発売日

2021年12月1日 発売

あなたは、哀れでも可哀相でもないんですよ 北海道根室で生まれ、新潟で育ったミサエは、両親の顔を知らない。昭和十年、十歳で元屯田兵の吉岡家に引き取られる形で根室に舞い戻ったミサエは、ボロ雑巾のようにこき使われた。しかし、吉岡家出入りの薬売りに見込まれて、札幌の薬問屋で奉公することに。戦後、ミサエは保健婦となり、再び根室に暮らすようになる。幸せとは言えない結婚生活、そして長女の幼すぎる死。数々の苦難に遭いながら、ひっそりと生を全うしたミサエは幸せだったのか。養子に出された息子の雄介は、ミサエの人生の道のりを辿ろうとする。数々の文学賞に輝いた俊英が圧倒的筆力で贈る、北の女の一代記。 「なんで、死んだんですか。母は。癌とはこの間、聞きましたが、どこの癌だったんですか」 今まで疑問にも思わなかったことが、端的に口をついた。聞いてもどうしようもないことなのに、知りたいという欲が泡のように浮かんでしまった。 「乳癌だったの。発見が遅くて、切除しても間に合わなくてね。ミサエさん、ぎりぎりまで保健婦として仕事して、ぎりぎりまで、普段通りの生活を送りながらあれこれ片付けて、病院に入ってからはすぐ。あの人らしかった」(本文より) 【編集担当からのおすすめ情報】 絡み付いてね。栄養を奪いながら、芯にある木を締め付けていく。最後には締め付けて締め付けて、元の木を殺してしまう。その頃には、芯となる木がなくても蔓が自立するほどに太くなっているから、芯が枯れて朽ち果てて、中心に空洞ができるの。それが菩提樹。別名をシメゴロシノキ。

ゴルファーズ・キャロルゴルファーズ・キャロル

米国の人気作家が贈る感動のオマージュ小説 1986年のアラバマ。開催中のマスターズで、J・ニクラウスが伝説の勝利を収める直前。40歳のランディは、テネシー川の橋から身を投げようとしていた。若かりし日、今は亡き父親から現実的に生きるように諭され、夢を諦めたランディ。幸せな家庭を築いていたものの、幼い息子を病気で亡くし、治療費による借金苦に陥った彼は、愛する妻とプロゴルファーを目指す娘のためには自分が死ぬしかない、と思いつめていた。そんな彼の前に、かつて共にプロゴルファーを目指し、事故で亡くなったばかりの親友の幽霊が現れ「4人のヒーロー、4つのラウンド」を贈るという。ボビー・ジョーンズ、ベン・ホーガン、アーノルド・パーマーら往年の名プレイヤーたちとの不思議なレッスンを経た先にランディが見つけたものとは…。 親子とは、夢とは、人生にもっとも大切なこととはーー胸アツ法廷シリーズ『ザ・プロフェッサー』シリーズの著者が、80年代のゴルフシーンを背景にあたたかくファンタジックに描く、名作『クリスマス・キャロル』のオマージュ小説。

世界でいちばん弱い妖怪世界でいちばん弱い妖怪

ヤバイやつらが続々襲来! どうする人類? 「驚かないで! ぼく、ほんとに弱いの。殺したりしないでね」。命乞いする落ちこぼれ妖怪に、「プルスマ、プルスマナス」と呪文をつぶやく謎のエイリアン。さらには人間からダシをとりたい妖怪世界の料理人から、あがり症の新米悪魔まで。ヤバイやつらがゾクゾク襲来! どうする人類? ◆表題作「世界でいちばん弱い妖怪」 人間界に落ちてきた妖怪は、警官に取り囲まれるなり、開口一番、救いを求めた。「ねぇ待って! 撃たないで! 一発で、ぼく死んじゃう」。妖怪には足がない。歩けない。震えながら取引をもちかける。「君たちがぼくを生かしてくれるなら、ぼくも自分の妖術で人間を助けることができるよ」。妖怪に食べられると肛門から出るころには若返るという。実際に妖術が成功すると、若返りを求めて人びとが列をなした。人類と妖怪の共存だ。しかし約1万人が青春を取り戻したころ、のみこまれた人が死んでしまう事故が起こり…… くすっと笑えて、時々ドッキリ、最後に沁みるショートショート18編。 人気イラストレーターのクイックオバケの挿画もたくさん入って、ページをめくるだけで楽しめる。朝読やすきま読書にもオススメです。 【編集担当からのおすすめ情報】 ◆異端のショートショート作家キム・ドンシクとは何者? 1985年韓国生まれ、釜山育ち。学校が嫌で中学校は1年で辞め、ソウルの鋳物工場に10年勤務する。将来の夢もなく、小説とは無縁の半地下生活を続けるなか、2016年、退屈しのぎでネット掲示版にショート・ショートを投稿すると瞬く間に人気者に。突如現れた無名作家は、韓国文学界をも揺るがした。その後、東方神起・チャンミンがインスタで紹介したことで、幅広い層のファンを獲得。これまでに書いた作品は約900編にのぼる。本作品にて日本初上陸! 著者まえがき 黄金人間 世界でいちばん弱い妖怪 スマイルマン アリ人間、キリギリス人間 タトゥー 目をつぶりたい人たちの世界 六本の矢 釣り上げられた奇妙な物体 プルスマ、プルスマナス 額に手を当てろと言うエイリアン 財産を隠せない世界 新米悪魔との取り引き 部品を求める妖怪 南極に行きたい妖怪 ダシを取る妖怪 ウンコのできない妖怪 世界でいちばん美しい妖怪 お客さんをどこに送るべきか

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