小説むすび | 出版社 : 小学館

出版社 : 小学館

就職先はネジ屋です就職先はネジ屋です

著者

上野歩

出版社

小学館

発売日

2019年3月6日 発売

ヤル気が出る!女子社員のモノづくり小説 就活中のユウ(三輪勇)は、第一志望の商社を最終面接で落とされた。その後、母親が社長を務めるミツワネジ(従業員130名)に正式エントリーして、入社することになった。海外で働きたいと考えるユウにとって、ミツワネジにフィリピン支社があることが大きな志望動機になった。 入社後、ひとり暮らしをはじめたユウ。同期入社は同じく営業に配属された辻の2名だった。ユウは、長谷川螺子兄弟社というネジ会社で三か月の現場研修に入り、「緩み」が生じないようにと、ひと工夫したU字ボルトを作った。 営業の取引先は、ネジを扱う顔なじみの商社ばかりだった。何とか直接メーカーに対して提案型の営業もしたいと思いはじめたユウは、飛び込みでメーカーを回り始めるが、相手にされない。ある日、荒川の河川敷で消波ブロックを作る現場を見たユウは、型枠を締めたり緩めたり簡単にできるボルトを作れないかと考えた。 前例のないことを始めようと行動するユウは、幾度もしがらみと闘いながら、仲間や業界のスペシャリストとともに新しい世界を切り開いていく。 読めばヤル気が出る!新入女子社員のモノづくり小説。文庫オリジナル。 【編集担当からのおすすめ情報】 ネジと真剣に向き合い、こんなにも熱く働く人たちがいる。新入社員のユウの奮闘と中小企業メーカーの心意気に、力をもらえる作品です。就活生をはじめとする大学生や、若手社員に是非読んでもらいたい小説です。推薦コメントは華恵さんです。

反時計回りのシャーロック反時計回りのシャーロック

出版社

小学館

発売日

2019年3月6日 発売

不思議な扉の先で出会ったのは青年ホームズ 東京の名門・英王学院高等部一年生の塔野仁は、父親の会社が倒産したことで突然、極貧状態に。生活費を稼ぐためのアルバイトに明け暮れた夏休みが終わり、久しぶりに登校する仁の激変ぶりに、お坊ちゃま揃いの級友たちは戸惑いを隠せない。そんな彼らのクラスに転校生がやってきた。彼、神木律は芸能界を引退し、もう一度、高一からやり直そうとしている二歳年上の元・人気俳優。全部リセットしようとする律に、仁は自分の境遇を重ねて共感を抱く。 そんなある日、学校のはずれにある古い図書館にやってきた仁と律は、西日に照らされた特別書庫の扉が不思議な輝きを放っていることに気付く。誘われるように扉をくぐった仁と律が目にしたのは……なぜかヴィクトリア朝のロンドン!? 混乱する二人の前に現れたのは、諮問探偵(コンサルティング・ディテクティブ)を生業とする青年シャーロック・ホームズ。ミステリー小説の登場人物が実在していることに驚く二人は、やがて好奇心旺盛なシャーロックとともに、事件に巻き込まれることにーー。 時空も現実も超えてシャーロック・ホームズと出会った男子高校生たちの、スリリングな冒険が始まる!!

魔王です。女勇者の母親と再婚したので、女勇者が義理の娘になりました。(2)魔王です。女勇者の母親と再婚したので、女勇者が義理の娘になりました。(2)

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小学館

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2019年2月20日 発売

「勇者が次期魔王っておかしいでしょ!?」 魔王。それがワシ、ガルトー・リューゼンの職業だ。 妻と死別してからは、仕事一筋の毎日ーーだった。いろいろあって、つい最近女勇者の母親と再婚し、ワシには新しい家族が出来た。義理の娘アンジェリカとはそれなりにいい関係を築き、妻のレイティアさんとも、改めて言うのは照れるが仲睦まじく暮らしている。万事順風満帆、魔族の長たるワシは、父親としても一流でなければならん、のだが…… 「今日、会議があって、お前を魔王の皇太子にしようという話になった」 「あら〜お祝いしなきゃだわ〜」 「待って、ママ!考えて!おかしいでしょ!!」 「確かにアンジェリカもまだ若いから不安よね〜でもきっと大丈夫だわ〜」 「違うっ!」 「もしや、『皇太子じゃなくていきなり魔王にしろ』なんてことじゃないだろうな? いくらワシでもそれは認められんぞ」 「バカ魔王!私は勇者よ!?どこの世界に勇者を魔王の後継者にしようってやつがいるのよ!?」 ……どうやら、まだまだレベルアップが足りないらしい。 これはのんびり勇者母、思春期勇者、子育て初心者魔王が織りなす新米家族の物語。「小説家になろう」でも話題の異世界式アットホームコメディ第2弾! 【編集担当からのおすすめ情報】 『物理的に孤立している俺の高校生活』や『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』の森田季節が送る、イマドキ魔王の異世界式アットホームコメディ第2弾!「マンガワン」にてコミカライズが1月6日より隔週連載スタート!

女人追憶(13)女人追憶(13)

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小学館

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2019年2月12日 発売

故郷で耳にする友人たちの衝撃の性愛模様 瀬戸内の島で予定外のアバンチュールを楽しんだ真吾。そのまま帰省し、恋人・妙子と久しぶりに再会するや、改めて故郷に帰ってきたことを実感、さらに、いろいろな女性と遊んではいてもやはり愛しているのは妙子だけであることを確信する。そんな折、高校の同級生の安希子が家を訪ねてくる。見合い結婚をした安希子は、ひと月も経たぬうちに出戻ってきていた。誘われるまま二年ぶりに彼女の家を訪ねた真吾は、離婚の真相を聞く。安希子は個性の強い女だが、かつて彼女を女にしたのは自分であり、どんな状況にあっても真吾にとっては可愛い不良少女なのであった。一方、母校の教師・進英子と会う約束をしていた真吾は、こちらも同級生である友人の江藤を連れていくことにする。卒業前に母親が倒れ、看病のために大学受験ができなかった江藤の生活は、母亡き後も荒んでいた。教師の英子から彼に何か助言をしてもらえればと考えたのだ。料亭を兼ねた旅館で、英子と真吾は、江藤の現況、さらにその女性体験談に耳を傾ける。

女人追憶(14)女人追憶(14)

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小学館

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2019年2月12日 発売

華やかな真吾の女人探訪の旅が遂に完結! 母校の教師・進英子と郷里の料亭を訪れていた真吾は、客から逃げる若い仲居の虹子をかくまう。三人で枕を並べることになったその夜、虹子は子どもの時分から現在に至るまでの半生を語り出す。それは真吾にとって、刺激的で、じつに興味深い物語であった。戦後、小学高等科を中退、子守として奉公に出された虹子。奉公先には二つ年上のお嬢さん・律子がいたが、彼女は進んだ考えの持ち主で、ある日、中学生の少年と初体験をする。律子から男女の営みについていろいろと聞くようになった虹子は、少年との逢い引きの場に同行したり、律子のさらなる経験のために幼なじみで熟練者の次郎兵を引き合わせたり、何かと協力をする。次郎兵によって、性に開花していく律子。律子をはじめ、さまざまな男女の行為を見聞きし、次郎兵からも「もう少し大きくなったら」と誘われていた虹子は、自らの成長を心待ちにするが、奉公を終えた虹子の人生は思いもよらぬ方向へと転がるのだった。戦中戦後、愛と性に目覚めた少年時代から模索し続けてきた宮崎真吾の女人探訪の旅。その行き着く先は? 青春大河ロマン、完結編!

ロマンシエロマンシエ

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2019年2月6日 発売

乙女な心を持つ美術系男子のラブコメディ! 有名政治家を父に持つ遠明寺美智之輔は、子どもの頃から絵を描くことが好きな乙女な男の子。恋愛対象が同性の美智之輔は、同級生の高瀬君に憧れていたが、思いを告げることもないまま、日本の美大を卒業後、憧れのパリへ留学していた。 ある日、アルバイト先のカフェで美智之輔は、ぼさぼさのおかっぱ髪でベース形の顔が目を惹く羽生光晴という女性と出会う。凄まじい勢いでパソコンのキーボードを打つ彼女は、偶然にも美智之輔が愛読している超人気ハードボイルド小説の作者。訳あって歴史あるリトグラフ工房idemに匿われているという。 過去にはピカソなどの有名アーティストが作品を生み出してきたプレス機の並ぶその工房で、リトグラフの奥深さに感動した美智之輔は、光晴をサポートしつつ、リトグラフ制作を行うことになるが、ある大きな転機が訪れる。 【編集担当からのおすすめ情報】 単行本刊行当時、小説『ロマンシエ』に登場したパリのリトグラフ工房「idem」とコラボした展覧会を東京ステーションギャラリーで開催しました。その際、展覧会の図録に寄せた掌編を文庫に特別再録。小説(フィクション)と展覧会(リアル)が交差した奇跡の展覧会開催までの舞台裏がわかる特別寄稿も掲載しています。これを読めば『ロマンシエ』の全てがわかるコンプリート版です!

脱藩さむらい 蜜柑の櫛脱藩さむらい 蜜柑の櫛

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小学館

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2019年2月6日 発売

『付添い屋・六平太』シリーズ著者最新作! 石見国浜岡藩奉行所の同心頭・香坂又十郎と妻・万寿栄の平穏な暮らしは、ある日突然、終わりを告げた。又十郎に万寿江の実弟を討て、との藩命が下ったのだ。江戸幕府にあって老中職を務める当代・松平忠熙は三代前に浜岡に移封してきた、いわば新参者で、藩政の中枢を握る国家老の本田織部ら上州から帯同してきた家臣と、その風下に立たされる格好になった永久家老の馬淵平太夫ら生え抜きとの間には、隠然たる軋轢があった。 藩政改革を唱え、上州派を糾弾したのが、万寿江の弟で勘定方の兵藤数馬だった。だが、数馬を討って、お役御免とはいかなかった。江戸屋敷の目付・嶋尾久作は、又十郎を脱藩ものと見なし、浜岡藩が表に出せない汚れ仕事を押し付けてくる。おめおめと嶋尾の言いなりになっていては、数馬が浮かばれない。鵺のような嶋尾の目をかいくぐって真相をさぐる又十郎。上州派の不正とはなにか。数馬が最期に呟いた、下屋敷お蔵方の筧道三郎とは何者なのか。日々の暮らしを神田八軒町の源七店の面々に助けられ、嶋尾の無理難題をこなしつつ、又十郎の静かなる闘いが続く。「付添い屋・六平太」シリーズの著者の新境地!大河時代小説シリーズ第2弾! 【編集担当からのおすすめ情報】 我一人、戦う所存にござる! 心の支えは、神田八軒町の源七店の面々と 国元に残してきた妻。 江戸屋敷目付の無理難題をこなしつつ、 故郷に戻るための静かな闘いは続く。

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