出版社 : 岩波書店
一 蛙の王さま (一名)鉄のハインリヒ〈KHM 1 〉 一イ 蛙の王子 二 猫とねずみとお友だち〈KHM 2 〉 三 マリアの子ども〈KHM 3 〉 四 こわがることをおぼえるために旅にでかけた男の話〈KHM 4 〉 五 狼と七ひきの子やぎ〈KHM 5 〉 六 忠臣ヨハネス〈KHM 6 〉 七 夜うぐいすとめくらとかげの話 八 うまい商売〈KHM 7 〉 九 奇妙な楽人〈KHM 8 〉 一〇 ほうちょうをもった手 一一 十二人兄弟〈KHM 9 〉 一二 ならずもの〈KHM 10〉 一三 兄と妹〈KHM 11〉 一四 野ぢしゃ(ラプンツェル)〈KHM 12〉 一五 森のなかの三人一寸ぼうし〈KHM 13〉 一六 糸くり三人おんな〈KHM 14〉 一七 ヘンゼルとグレーテル〈KHM 15〉 一八 三まいの蛇の葉〈KHM 16〉 一九 白へび〈KHM 17〉 二〇 わらと炭とそらまめ〈KHM 18〉 二一 漁夫とその妻の話〈KHM 19〉 二二 いさましいちびっこのしたてやさん 〈KHM 20〉 二三 灰かぶり〈KHM 21〉 二四 なぞなぞ〈KHM 22〉 二五 子どもたちが屠殺ごっこをした話 二六 はつかねずみと小鳥と腸づめの話〈KHM 23〉 二七 ホレのおばさん〈KHM 24〉 二八 七羽のからす〈KHM 25〉 二九 赤ずきん〈KHM 26〉 三〇 ブレーメンのおかかえ楽隊〈KHM 27〉 三一 死神とがちょうの番人 三二 唄をうたう骨〈KHM 28〉 三三 黄金の毛が三ぼんはえてる鬼〈KHM 29〉 三四 しらみとのみ〈KHM 30〉 三五 手なしむすめ〈KHM 31〉 三六 ものわかりのいいハンス〈KHM 32〉 三七 三いろの言葉〈KHM 33〉 三八 靴はき猫 三九 ちえ者エルゼ〈KHM 34〉 四〇 天国へ行ったしたてやさん〈KHM 35〉 四一 おぜんや御飯のしたくと金貨をうむ驢馬と棍棒ふくろからでろ〈KHM 36〉 四一イ おぜんと驢馬とこん棒 四二 おやゆびこぞう〈KHM 37〉
黒 猫 ウィリアム・ウィルソン 裏切る心臓 天 邪 鬼 モルグ街の殺人事件 マリ・ロジェエの迷宮事件 「モルグ街の殺人事件」続篇 盗まれた手紙 解 説
「銀の滴降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに」-詩才を惜しまれながらわずか19歳で世を去った知里幸恵。このアイヌの一少女が、アイヌ民族のあいだで口伝えに謡い継がれてきたユーカラの中から神謡13篇を選び、ローマ字で音を起し、それに平易で洗練された日本語訳を付して編んだのが本書である。
赤道直下のタナ・マサ島の「魔の入江」には二本足で子供のような手をもった真黒な怪物がたくさん棲んでいた。無気味な姿に似ずおとなしい性質で、やがて人間の指図のままにさまざまな労働を肩替りしはじめるが…。この作品を通じてチャペックは人類の愚行を鋭くつき、科学技術の発達が人類に何をもたらすか、と問いかける。現代SFの古典的傑作。
ハックとジムは自由州への上陸に失敗。おまけにペテン師の王様と公爵まで背負いこんでしまった。筏の旅はなおも続く。-ヘミングウェイをして「現代アメリカ文学の源泉」とまで言わせたこの傑作を、練達の訳文に初版本の楽しい挿絵を豊富にちりばめて贈る。
洋々たるミシシッピーの流れに乗って筏の旅を続ける陽気な浮浪児ハックと逃亡奴隷ジム。辺境時代のアメリカの雄大な自然と活力溢れる社会をバックに、何ものにもとらわれずに生きようとする少年と、必死に自由の境涯を求める黒人の姿をユーモラスに描く。