出版社 : 平凡社
漆黒の髪に黒い瞳の船乗り、エドモン・ダンテス。船長への昇進が決まり、美しいメルセデスとの婚約も果たし、目の前には明るい未来が広がっているはずだった。だが、その幸せを妬む者たちの姦計により、無実の罪を着せられた彼は、島の牢獄へ送られ、幸福の絶頂から一転、地獄に突き落とされる。ああ哀れ、エドモン・ダンテスの運命やいかにーー 暗く孤独な牢獄の一室から長い長い復讐の物語が始まる。 【目次】 1 マルセイユーー帰還 2 父と子 3 カタルーニャ村の人びと 4 陰謀 5 婚約披露 6 検事代理 7 尋問 8 イフ城 9 婚約式の晩 10 チュイルリー宮殿の書斎 11 コルシカの鬼 12 父と子 13 百日天下 14 怒る囚人と狂う囚人 15 三十四号と二十七号 16 イタリアの学者 17 神父の牢 18 財宝 19 三度目の発作 20 イフ城の墓場 21 ティブラン島 22 密輸業者 23 モンテ・クリスト島 24 眩惑 25 見知らぬ男 26 ポン・デュ・ガールの宿屋 訳注 1 マルセイユーー帰還 2 父と子 3 カタルーニャ村の人びと 4 陰謀 5 婚約披露 6 検事代理 7 尋問 8 イフ城 9 婚約式の晩 10 チュイルリー宮殿の書斎 11 コルシカの鬼 12 父と子 13 百日天下 14 怒る囚人と狂う囚人 15 三十四号と二十七号 16 イタリアの学者 17 神父の牢 18 財宝 19 三度目の発作 20 イフ城の墓場 21 ティブラン島 22 密輸業者 23 モンテ・クリスト島 24 眩惑 25 見知らぬ男 26 ポン・デュ・ガールの宿屋 訳注
たとえどんなお化けが現われようと、決してたじろぐには当らないのであるー。宇宙文学の大いなる始祖にして、三島由紀夫を驚嘆させた少年愛文学の先駆者でもある、昭和文学の燦爛たる流れ星「コメット・タルホ」が遺した膨大な作品群から怪奇幻想の名に値する名作を初めて集大成!文豪怪異小品集シリーズ、第十三弾。
すべての女性は母の娘である。出産・育児・恋愛・結婚・離婚・父の不在・反発・世代の差・虐待・差別・介護・老い・希望ー時を超え、世代を超えて繰り広げられる「母の娘」と「娘の母」の物語。十九世紀末から二十世紀末、アメリカの女性作家によって書かれた傑作九篇。
ユゴー研究の第一人者による長年の『レ・ミゼラブル』研究の集大成。刊行当時の一般読者の大反響とレアリスム小説家たちの酷評とのギャップから、執筆時の時代背景、著者ヴィクトル・ユゴーの思想、小説技法やプロット設定、舞台・映画など諸芸術へのアダプテーションまでを精緻に解き明かし、時代と国を越え人々が熱狂する『レ・ミゼラブル』の神髄に迫る。