小説むすび | 出版社 : 徳間書店

出版社 : 徳間書店

アンサンブルアンサンブル

出版社

徳間書店

発売日

2023年12月1日 発売

童謡「シャボン玉」発表から100年。 国民的作曲家・中山晋平 知られざる波乱の人生。 「日本ならではの 新しい音楽をこしらえたい」 何者でもなかった青年は なぜ名曲を生み出すことができたのか。 【著者からのコメント】 島村抱月の出身地、島根県浜田市は、 私の故郷でもあります。人気女優、松井須磨子と スキャンダルを起こして恋愛に走り、 大学教授の地位も家庭も捨てて 一座の興行主に成り下がった男、島村抱月。 郷土の偉人といえばかならず名が挙げられるのに、 そのじつ侮蔑と揶揄をもって人物が語られる。 子供ながらに、疑問に思っていました。 ほんとうに、スキャンダラスなだけの人物だったのか。 ほんとうは、何をしたかったのか。 彼の書生、中山晋平の視点を借りて抱月の真の姿に 迫ろうと試みたのが、本書『アンサンブル』です。 ーー日本に新しい演劇を!  高い理念を掲げる師、抱月に出会い、 長野から上京した晋平の人生が動き始めます。 ーー日本に新しい音楽を!  家庭の安定、仕事、進むべき道、創作、恋。  もがき、迷い、悩んだ末に  彼らがたどり着いた境地とは……。  ぜひ、本書をお手に取っていただけると嬉しいです。 【あらすじ】 18歳で長野から出てきた中山晋平は、 島村家の書生として「早稲田文学」の 編輯補佐をしていた。しかし、師の抱月や 編輯部員たちの文学談義はちんぷんかんぷん。 知識も才能もない晋平は、 どこか居心地の悪さを感じている。 俳優養成所の設立、海外作品の翻訳・演出から 新劇の発展に情熱を燃やす抱月に接するうち、 晋平の心中に表現への希求が芽生えてきた。 「カチューシャの唄」「ゴンドラの唄」 「てるてる坊主」 100年経った今なお歌い継がれる名曲に 秘められた想いとは。 「この信念は理屈じゃない」 師を信じ、大衆の音楽を作り続けた 音楽家人生の幕があがる。

砂時計 警視庁強行犯係捜査日誌砂時計 警視庁強行犯係捜査日誌

出版社

徳間書店

発売日

2023年10月28日 発売

切なさと救い溢れる3つのラスト。 読者を半泣きさせる書下ろし警察小説。 心揺さぶる哀切のミステリーロマン誕生! マンションの一室で三十八歳の女性が死亡。 大量の睡眠薬をアルコールとともに服用したことで昏睡状態となり死に至ったようだ。 テーブルには「疲れました。ごめんなさい」と印字された遺書らしきプリントも。 自死と思われたが、所轄は警視庁捜査一課の大河内茂雄部長刑事に現場への臨場を依頼した。 不自然なことが多かったのだ。 部屋のパソコンからはここ数カ月のメールが消去されていたし、死の前日にスーパーの宅配サービスに注文を入れていることもわかった。 マンション住人からの聞き込みから、複数の男の出入りが確認され、事件当夜には男女の言い争う声も聞かれていた。 大河内刑事は、被害者が中学生のときに父親が殺人を犯していたことをつきとめる。 また被害者は二年前にも大量の睡眠薬を服用し病院に搬送されたこともわかった。 捜査を進めるうちに、被害者のまわりでうごめく黒い影に存在に気づく…… 事件の謎に挑む警視庁捜査一課強行犯係のベテラン刑事の活躍を描く3篇。 切なさと救い溢れる3つのラスト。 読者を半泣きさせる書下ろし警察小説。 心揺さぶる哀切のミステリーロマン誕生! 砂時計 日和見係長の休日 夢去りし街角

ロールキャベツロールキャベツ

出版社

徳間書店

発売日

2023年5月17日 発売

人生の脚本は、 自分で書き換えられる! 夢も趣味もない大学2年生の夏川誠をかえたのは、 ただ椅子に座るだけの遊び「チェアリング」の 仲間たちだった。 『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』の著者が贈る 青春起業小説! チェアリングとは? 椅子を持ち歩いて、好きな場所でくつろぐこと。 さぁ、椅子を持って出かけよう! \\チェアリングのメンバー// ◆夏川誠 趣味なし夢なし、やりたいことも特になし。 就活しない大学二年生には思わぬ才能が! ◆王丸玲奈 ミュージシャンになってステージで 飛び跳ねたい! だけどできない事情が……。 ◆上村風香  夢は農家レストランの経営。 場所は絶対あの場所と決めている。 ◆長沢智也 大学生にして投資家。 ミリオネアを目指すようになった理由とは。 ◆奈良京太郎 喫茶店のオーナーを目指して修業中。 実家の病院はどうしても継ぎたくないーー。 生まれ変わるなら、生きてるうちに。 プロローグ 第一章 青の世界 第二章 若草色のテーブルクロス 第三章 葡萄色の朝 第四章 鉛色の波 第五章 パイナップル色の夕空 第六章 ピンク色のTシャツ 第七章 金色の文字 第八章 ブルートパーズ色の海 エピローグ あとがき

化石少女と七つの冒険化石少女と七つの冒険

出版社

徳間書店

発売日

2023年3月1日 発売

==================== 青春、友情、熱気、成長…… 学園ミステリと聞いて思い浮かべること、 それらはすべて裏切られる! 常識破り絶対保証、後味のよさ保証なし。 これが麻耶雄嵩にしか書けない 学園ミステリだ! ==================== 学園の裏手には、 大きな大きなクスノキがある。 縁結びの木と親しまれるその傍に、 生徒の遺体が三つ……。 この学園は呪われている!? 白雪にまみれ 赤い紐で手首を結び合った三人の死体、 男子の制服を着て死んでいた女子生徒、 殺され焼かれた書道教師…… 良家の子女が集う京都の名門高校で、 またまた相次ぐ怪事件に、 名探偵まりあの血が再び騒ぐ。 神舞まりあは、 自分以外の部員わずか一人という 零細古生物部を率いる化石オタクのお嬢様。 そして、誰にも認めてもらえない 女子高生探偵だ。 こちらも誰にも見向きもされない古生物部に、 なぜか加入してきた怪しい一年生。 無理矢理お嬢様のワトソン役にされ続けた 男子部員が抱えた黒い秘密。 その上、いかがわしい新入生探偵まで登場。 怪しさ倍増の果てに、予測不能の結末が!

川崎警察 下流域川崎警察 下流域

出版社

徳間書店

発売日

2023年1月28日 発売

多摩川河口で発見された元漁師の不審死体をめぐり、 所轄の刑事たちが事件の真相と闇に迫る! 書下し長篇警察小説。 1970年代の川崎。 京浜工業地帯として発展する裏で、ヘドロで漁ができなくなった漁師たちが、漁業権や船舶の買い上げと、補償金をエサに立ち退きを迫られ、漁民の間に分断と対立が生じていた。また新興工業地帯には朝鮮や沖縄からの流入者も多く住み、住民問題は複雑化していた。 そんな土地で、多摩川河口に溺死体があがった。遺体は元漁師の矢代太一と判明。彼は漁業権問題で漁民をまとめる交渉役だった。 だが遺体には複数の打撲痕が認められ、漁師の溺死という不自然さと併せて事件性をうかがわせた。そして遺品にはなぜかキーホルダーがふたつあり、自宅以外にも家があるようだった。 川崎警察署刑事課のデカ長、車谷一人は、ベテラン捜査員たちや新米刑事の沖修平らを叱咤しながら捜査に乗り出す。 矢代は漁師をやめて得た補償金で、夫婦で食堂を始めたが、妻の死によって店をたたみ、いまは次男と暮らしていた。居酒屋やクラブで酒を飲むだけが楽しみだったという。漁業権放棄問題では対立する漁師グループから恨みも買っていたことがわかった。 被害者の足取りを追ううちに、矢代は居酒屋で飲んでいるところに若い女性から電話がかかり、慌てたようにして店を出て行ったことがわかった。 事件が報道されると、矢代に離れの部屋を貸していたという夫婦から川崎署に電話が入った。しかも義理の娘とふたりで借りていたという。 矢代には息子が二人いたが、ともに独身で、義理の娘などはいなかった。 手がかりを得た車谷たちは、不審死事件の背後に横たわる予想外に深い泥沼に足を踏み入れることになるが……

バールの正しい使い方バールの正しい使い方

出版社

徳間書店

発売日

2022年12月10日 発売

新しい才能に全国の書店員から絶賛の声続々! 大藪春彦新人賞受賞作家が贈る、青春スクールミステリー ●絶賛の声、続々 青本雪平は天才だ。 (今野敏) ページをめくる手が止まらない。思わず「上手い……!!」と唸ってしまった。天才があらわれた!! (柳正堂書店甲府昭和イトーヨーカドー店 山本机久美さん) 傑作必読! 登場人物へ寄りそう真摯な姿勢が激しく心を打つ。青本雪平、これから絶対に来る恐るべき書き手です。 (大盛堂書店 山本亮さん) 不穏で、切実で、鮮烈な言葉が焼きついて離れない。すごいものを発見した。要注目!青本雪平、必ずくる! (ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん) 息苦しいほど哀しく美しい青春ミステリ。この世界観最高です! (紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん) 青本雪平さんって何者!!と驚嘆。「ちょっと読んでみてよ!」と誰かに伝えたくなります。 (未来屋書店大日店 石坂華月さん) 最後まで読むと本をギューッと抱きしめたくなる優しさに包まれました。 (名古屋大学生協南部生協プラザ 渡邉典江さん) 私たちに大切なものを教えてくれる。ラストで全てが繋がった時、タイトルの意味に、うわーっ!となりました。 (あおい書店富士店 鈴木裕里さん) ミステリとしても良質だし、青春小説としても申し分のない面白さ。読み終えた今はすごいタイトルだと感心する。 (六本松蔦屋書店 峯多美子さん) ラストの終わり方はもう一度読んでみたい衝撃にかられます。 (くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん) ●あらすじ 転校を繰り返す小学生の礼恩が、行く先々で出会うクラスメイトは噓つきばかりだった。 なぜ彼らは噓をつくのか。 友達に嫌われてもかまわないと少女がつく噓。 海辺の町で一緒にタイムマシンを作った友達の噓。 五人のクラスメイトが集まってついた噓。 お母さんのことが大好きな少年がつかれた噓。 主人公になりたくない女の子がついた噓。 さらにはどの学校でもバールについての噂が出回っているのはなぜなのか。 やがて礼恩は、バールを手にとりーー。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP