小説むすび | 出版社 : 徳間書店

出版社 : 徳間書店

ハイスクール・オーラバスター外伝集 アンダーワールド・クロニクルハイスクール・オーラバスター外伝集 アンダーワールド・クロニクル

出版社

徳間書店

発売日

2021年10月30日 発売

超大河シリーズ、完結記念!  同人誌等に掲載された外伝短篇を一挙お蔵 だし&書下し短篇もあり! また巻末には著 者ロング・インタビューも収録。  オーラバ・ファン、必携の書!  この本は、これまでのハイスクール・オー ラバスターのなかでいちばん風変わりな本か もしれません。 《中略》……どの話も本編にとって脈々たる 暗渠であり、たいせつな歴史である、という つもりで、本書のタイトルを『アンダーワー ルド・クロニクル』と定めました。          --「あとがき」より  執筆32年の大河シリーズ  完結記念、特別編集本!  同人誌等に掲載された外伝短篇を一挙お蔵 だし&書下し短篇もあり! また巻末には著 者ロング・インタビューも収録。  オーラバ・ファン、必携の書! 目次 RED RED ROSES 夜間飛行 vol de nuit fragments 2011 The Prophets ありふれた晩餐 metro 魔法を信じるかい? siesta pieces of 30th 未収録SS Before The Judgement スリー・ストーリーズ 《ハイスクール・オーラバスター》完結記念 若木未生インタビュー あとがき

あの春がゆき この夏がきてあの春がゆき この夏がきて

出版社

徳間書店

発売日

2021年10月16日 発売

2001年『五年の梅』で山本周五郎賞、02年『生きる』で直木三十五賞、04年『武家用心集』で中山義秀文学賞、13年『脊梁山脈』で大佛次郎賞を受賞。1年年『『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴスの市』で島清恋愛文学賞を受賞。 あらゆる賞を総なめにしてきた名手が描く美しい本! 戦後、浮浪児だった男が主人公。画家の養子となり、装幀家になる。多くの女性と出会い、別れ……。名手が紡ぐ「一人の男」 「死んだ伯父さんが言ってた。汚いものばかり見ていると目も汚れる。そんなときこそ、美しいものを探せって」神木が画家に出会ったときのその言葉が、彼の運命を変えた。 神木は忘れなかった。女性を愛し、芸術を愛しながら、浮浪児の孤独だけは忘れずにいたので、ときおり、自家中毒を起こした。 神木(こうのぎ)は、戦後、浮浪児から、画家だった養父に拾われ、「養子となった。芸大在学中、養父が死去。 全くの一人になった男が辿った道筋とは。出版社の装幀部に勤めていたが、その後、川崎にバーを経営。魅力的な女性と出会い、別れる。名手が書き下ろす一人の男の人生。 「変に優しいのよね。けっこう優しく裏切る」 彼は優しい男のまま別れようとしていた。人の人生までねじ曲げるような乱暴は好まなくなっていた。女は気を失うような刺激に飢えていたのだと思った。今の女には安堵の色が見えていた。 「私が男の人に真実を期待しすぎるのかしら、それとも男の人が私に真実を期待しないのかしら」ニューカレドニア生まれのマリエは神木の経営するバーに咲いた花だったが、とことん男を見る目がなかった。男に裏切られてきた女が見出したのは。 逗子に住む富豪夫人・漆原市子の画集装幀を依頼される。 「描いている間の自由を愉しみ、どうにか平常心を保ってきたのです。私の絵は窮屈な現実との闘いであり、逃避でもあります。ここが私の全世界」 「動機はなんであれ、突き進むのが芸術です」 戦争孤児で浮浪児だった神木は、軌跡的な出会いで、画家の養父に拾われた。浮浪児だった時、清潔な下着や靴下、自分たちを案じてくれる人の目、親の抱擁と言った温かいものに飢えていた神木は、美しいものにもそれに代わる力があるのに気づいて癒やされた。 終わりを感じる体と精神になって人生を見失い、もう一度性根を据えてなにかに懸けてみようと考えたとき、神木には美しい本をつくることしかできそうになかった。 「パリだけがフランスでないように、東京だけが日本でもない、人はその人に向いている土地というのがあるのかもしれない。そこに行き着くためにいろいろやって生きてきたような気さえする」 神木は美しい本を求め続ける。 「十年後に見ても美しいものが本物だろう、ここからが私の闘いで、愉しみなが身を削ることにもなる」

巨鳥の影巨鳥の影

出版社

徳間書店

発売日

2021年7月31日 発売

温かな視線と伏線のしかけを堪能する巧緻に作られた短編ミステリーの快感! カバーは、彫刻家・大森暁生氏の作品です。 大森氏は2021年5月15日(土)12:00〜の『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ)に工房が紹介されました。気鋭の彫刻家大森暁生氏の鳥の影がミステリーの雰囲気を盛り上げます。 心の不思議にせまる長岡ミステリーの醍醐味! 窮地に陥った時、人は何をするのか?          生活のなかで、ふとした心の隙間に忍び込む殺意や悪意が、蟻や、鳥、魚、犬、プラナリアなど、さまざまな生物と絡んで事件が発生する。 のぞきや、泥棒、殺人など、犯罪の背後にあるドラマを描き、謎解きだけではないミステリーの魅放つ放つ。 その根底には温かなまなざしと伏線のしかけがめぐらされている。 心の揺れや、ゆがみが引き起こす犯罪&どんでん返しの妙を堪能する8篇の極上ミステリー。 仕事中の刑事が給油に立ち寄ったGSで、勤務していたのは外国人だった。そのとき、聞き慣れない鳥の鳴き声が…。 ある盗難事件の捜査過程で、GSの外国人従業員が浮かんだ。彼は逮捕されたが、違和感が残る。その後、真犯人が判明したが。(「巨鳥の影」) 語り手は新米刑事・空き巣男を女教師が正当防衛で殺人という通報。 侵入犯は教え子の父親だった。小さなやせた息子に掃き出し口からしのびこませ、鍵をあけて泥棒していたという。父親は、息子をガリガリの状態のままにするため、食べさせず、虐待していた。 自宅に侵入された担任教師は父親をゴルフクラブで殺した。盗犯防止法が適用され、不起訴。その後、孤児となったその子を養子に。(「死んでもい人人なんて」) 隣室のキャバ嬢の部屋にそっと忍び込む。ときどき鍵をかけ忘れると知っている。 内気な学生のペットは蟻だけ。柑橘系の彼女の香りを吸い込む。 そのとき大きな地震が起き、彼女が戻ってきた。そして蟻をペットに借りたいと彼女が訪れ…。(「水無月の蟻」) 目 次 巨鳥の影 5 死んでもいい人なんて 43 水無月の蟻 73 巻き添え 107 鏡面の魚 141 白いコウモリ 169 見えない牙 199 再生の日 225

マルチの子マルチの子

著者

西尾潤

出版社

徳間書店

発売日

2021年6月10日 発売

日本経済新聞、産経新聞、週刊文春、 週刊ポスト、現代ビジネスほか 各メディアで紹介され話題沸騰! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 実体験をもとに 「マルチ商法」の深淵を描き切った 震慄のサスペンス! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 賢い姉、愛らしい妹に比べて自分には何もない。 夢を持てず、鹿水真瑠子は毎日をなんとなく 過ごしていた。 そんなある日、バイト先の掲示板で 不思議な貼り紙を目にする。 「磁力と健康セミナー・無料開催」 それは地獄への扉だったーー。 認めてほしい。 ただその一心で始めただけなのに、 どうしてこんなことになってしまったのだろう。 マルチ商法にハマった女性の “乱高下人生”をリアルに描く、 ノンストップサスペンス! 〜〜〜〜 著者より 〜〜〜〜 大人になっても、自分自身が未完成な人ほど、 他者に ”承認” されることでやっと 自分を認めることができます。 情報弱者であり、未熟だった私は この承認欲求地獄へとはまっていきました。 それはやがて他人を、 そして自分自身をも欺すことへと 繋がっていきます。 当時の体験と記憶を頼りに、 マルチ・ネットワークビジネスの 世界を描きました。 お楽しみいただければ幸いです。 西尾潤

雨夜の星たち雨夜の星たち

出版社

徳間書店

発売日

2021年6月10日 発売

できないことは、できません。 やりたくないことも、やりません。 三葉雨音は他人に感情移入できない26歳。 同僚星崎くんの退職を機に、仕事を辞める。 他人に興味を持たない長所を見込まれ三葉は 「お見舞い代行業」にスカウトされ、 移動手段のないお年寄りの病院送迎や 雑用をする「しごと」をはじめる。 文芸界の注目著者が 「めんどうな人」の機微を描く! 【著者からのコメント】 「雨夜の星」は目に見えません。 でもたしかにそこにあります。 空気を読むという言葉があります。 空気は目に見えません。 見えないけれどそこにあるものは、 良いものとはかぎりません。 その場の空気を読むことばかりに心を砕き、 いつのまにか決定的に間違った方向へ 進んでいく。そんな危険だって、 とうぜんあるのではないでしょうか。 空気は読めなくてもいい。 あるいは読めても従わないという選択肢だって きっとあると信じて、この物語を書きました。 【主な登場人物】 ◆三葉雨音 26歳。職業はお見舞い代行。 他人に興味がない。 ◆霧島開 三葉の雇い主。 喫茶店の店主で、ホットケーキが苦手。 ◆リルカ スナックで働く、 感情豊かで共感能力が高い霧島の彼女。 ◆星崎聡司 三葉の元同僚。 湯気の立つ食べものが苦手。失踪中。 【依頼人たち】 ◆田島セツ子 病院への送迎。聞き上手な80代。 ◆権藤 肝臓の病気で入院中の70代。 因縁の相手。 ◆清川好美 手術の付き添い。 配偶者なしの42歳。

国道食堂国道食堂

出版社

徳間書店

発売日

2021年1月28日 発売

小田原を抜けてしばらく経った頃、国道沿いに元プロレスラーが営む「ルート517」という店が見えてくる。 ドライブインというより、大衆食堂というのにピッタリなため、「国道食堂」という名もある。 この店の食事は、どれも美味しいが、ちょっと変わっているのは、プロレスのリングがあること。 さまざまな人々が集うこの店には、偶然か運命のいたずらか、とんでもないことが起きることがあって……。 好調シリーズの続篇刊行! CONTENTS 黒岩蘭子    三十三歳 トラックドライバー 加藤和美    三十八歳 保険外交員 池野美智    三十四歳 総合商社徳萬 アグリビジネス部一課マネージャー 高幡しずか   三十六歳 ネイチャーフォトグラファー 賀川みさ子   七十一歳 〈国道食堂〉従業員 賀川ふさ子   七十一歳 〈国道食堂〉従業員 鈴木みのり   二十四歳 株式会社日番印刷 インハウスデザイナー 桜川順子    三十六歳 巡査部長 武蔵野警察署大尽稲荷前駐在所 育休中 小村美也    十七歳  治畑市立東第一高校三年 久田亜由    二十七歳 株式会社ニッタ 機器オペレーター 夏川伊久美   六十九歳 元女優 有宮波乃    三十四歳 茶道講師 高幡しずか   三十六歳 ネイチャーフォトグラファー 黒岩蘭子    三十三歳 トラックドライバー 二方将二    二十九歳 マンキュラスホテル東京 料飲部企画課ディレクター 二方一(将一)  三十四歳 俳優 本橋十一    五十八歳 〈国道食堂〉店主(元プロレスラー) 黒岩蘭子    三十三歳 トラックドライバー

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP