小説むすび | 出版社 : 文藝春秋

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もう明日が待っているもう明日が待っている

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文藝春秋

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2024年3月27日 発売

放送作家・鈴木おさむが引退と同時に贈る、覚悟の一冊。 これは「小説SMAP」である。 メンバーの脱退、トップアイドルのまさかの結婚、 東日本大震災発生10日後の生放送、誰にも言えなかった苦悩、戦い。 国民的スターとして沢山の夢や希望をもたらしてきた彼らの全てが、 たった一夜の「放送」で壊れていった。 そして日本中が悲しんだ解散ーー。 大ヒット番組「SMAP×SMAP」の放送作家として 20 年以上彼らと走ってきた著者にしか書けなかった、 奇跡の物語がここに完成した。 月刊「文藝春秋」に掲載され、 「小説SMAP」と呼ばれて大きな話題を呼んだ3篇に 新たな書き下ろしの章を大幅に加えた本作は、 2024年3月31日をもって放送作家を引退する著者が贈る、覚悟の一冊。 「明日」を望むすべての日本人に向けた作品となっている。 なお、本書の著者印税はすべて能登半島地震の義援金として寄付されます。 【鈴木おさむ氏からのメッセージ】 僕は2024年3月31日をもって、32年間やってきた放送作家を辞めます。 辞めると決めた後に、この「小説」を出そうと、書き切ろうと思いました。 誰かが記して残さないと、物語は消えていきます。だから僕が僕の目で見た真実を記して、放送作家を辞める時に刊行すると決めました。 このタイミングでしか、この小説を世に出すことは出来なかったと思います。 日本一有名な彼ら5人と、一緒に作り戦ってきた仲間たちとの物語を、自分の魂を削り、泣きながら書き上げました。 ずっとずっと読み継がれてほしい、 新たなテレビ文学が出来たと思っています。 第1章 素敵な夢をかなえておくれ 第2章 あれからぼくたちは 第3章 世界で二番目にスキだと話そう 第4章 1・2・3・4 FIVE RESPECT 第5章 WELCOME ようこそ日本へ 第6章 とってもとっても僕のBEST FRIEND 第7章 くじけずにがんばりましょう 第8章 20160118 第9章 もう明日が待っている

令和元年の人生ゲーム令和元年の人生ゲーム

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文藝春秋

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2024年2月21日 発売

「まだ人生に、本気になってるんですか?」 この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家かーー。 「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」 慶應の意識高いビジコンサークルで、 働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、 「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、 クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で…… ”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。 彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか? 2021年にTwitterに小説の投稿を始めて以降、瞬く間に「タワマン文学」旋風を巻き起こした麻布競馬場。 デビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』のスマッシュヒットを受けて、 麻布競馬場が第2作のテーマに選んだものは「Z世代の生き方」。 新社会人になるころには自分の可能性を知りすぎてしまった令和日本の「賢すぎる」若者たち。 そんな「Z世代のリアル」を、麻布競馬場は驚異の解像度で詳らかに。 20代からは「共感しすぎて悶絶した」の声があがる一方で、 部下への接し方に持ち悩みの尽きない方々からは「最強のZ世代の取扱説明書だ!」とも。 「あまりにリアル! あまりに面白い!」と、熱狂者続出中の問題作。

八秒で跳べ八秒で跳べ

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文藝春秋

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2024年2月10日 発売

春高バレーの予選まであと数日。主人公の宮下景が所属する明鹿高校男子バレー部は、6月のインターハイ予選で初めて県の準決勝まで進んだ。チームを引っ張るのは、同学年の2年生エースの置久遊晴。「いまのチームなら全国も目指せる」と、3年生3人が引退をせずにチームに残り、景、梅太郎、マリオらのレギュラーメンバーで、夏に敗れた全国常連の強豪校・稲村東と戦うことになるはずだった。 けれど……あの時、ネット越しに見えた相手の顔はよく覚えている。まずい、と思ったときにはすでに体勢が崩れ、足首から下が、ぐにゃりと曲がっていた。勝負の稲村東戦へ代わりに出場にすることになったのは、中学時代からのクラスメイト北村。実は大会後、北村が退部届を出すつもりでいたことを、景だけは知っている。だからこそ「勝手にしてくれ」と思ってしまった。そしてあの日から、何か歯車が狂いはじめる。 一方、怪我をする前夜、高校のフェンスを乗り越えようとしていた真島綾。それに驚いて自転車から転んだ景は足首を痛めていた。そのことに責任を感じているらしい真島に、景はバレー部のポスターを依頼し、連絡を取り合うようになる。圧倒的な画力で学園祭のポスターも手掛けた真島には、しょっちゅう高校を休みがちで、実は親友にしか明かしていない秘密があった。 景の側にいつもあったバレーボール、真島の側にいつもあった漫画。それぞれが楽しくて、ずっと続けてきたはずなのに、いつから苦しくなってしまったんだろう!? 自分の居場所が見つけられず、前に進めずにいるふたりの想いは交差しながらも、遂にクリスマス前夜に止まっていた時間が流れ出すーー。 序章 第1章 前夜 第2章 炭酸 第3章 深海 第4章 八秒

化学の授業をはじめます。化学の授業をはじめます。

●全米250万部、全世界600万部。2022年、最も売れたデビュー小説! ●ドラマ『レッスン in ケミストリー』原作! 著者デビュー作にして、世界600万部の大ヒット小説がついに日本上陸! 舞台は1960年代アメリカ。 才能ある化学の研究者エリザベスは、いまだ保守的な男社会の科学界で奮闘するが、無能な上司・同僚からのいやがらせ、セクハラの果てに、研究所から放り出されてしまう。 無職・未婚のシングルマザーになってしまった彼女がひょんなことからゲットした仕事、それはテレビの料理番組「午後六時に夕食を」で料理を指南する出演者だった。 「セクシーに、男性の気を引く料理を」というテレビ局の要望を無視して、科学的に料理を説くエリザベス。しかし意外にも、それが視聴者の心をつかんでいく……。 ブリー・ラーソン(『キャプテン・マーベル』)が自ら制作総指揮、主演したApple TV+のドラマ版『レッスン in ケミストリー』も大ヒットし、全世界の女性(と犬好き)に支持された痛快無比の一冊。 「料理は立派な科学(サイエンス)だもの。まさに化学(ケミストリー)よ」 全女性(もちろん全男性も)、そして全犬好きにお薦め、最高のエンパワー小説にしてエンタメ小説です。

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