小説むすび | 出版社 : 角川春樹事務所

出版社 : 角川春樹事務所

最後の甲賀忍者最後の甲賀忍者

報われない忍び・第1位 目立たない忍び・第1位 伊賀に負けがち・第1位 堂々三冠の甲賀忍者、実話を基にした、戊辰戦争での一世一代の大勝負! 幕末・ミッション・インポッシブル! MISSION 『幕末最後の戦いで見事活躍し、甲賀忍者ここにありと知らしめ、武士の地位を獲得せよ!』 幕末、江戸幕府が大政奉還をし、旧幕府と薩摩・長州の間で大きな戦が起ころうとしているその時、“元”忍びの里・甲賀は揺れていた。 忍びとして戦国では大いに活躍したにもかかわらず、戦がなくなると時の権力者たちは難癖をつけて身分と領地を没収。 気づけば忍びの術は失われ、百姓として困窮するまでになっていた。 そんな折の大戦。忍びの技を再び世に示し、甲賀忍者ここにありと知らしめれば、武士の身分に返り咲けるのではーー。 そんな願いのもと、集められた甲賀の里の若者たち。 その中でも、鬼っ子・山中了司、宮司見習い・安井金左衛門、箱入り息子・大原伴三郎、誇り高き血筋・鵜飼当作、少々年のくった薬術師・間瀬勘解由の五人組は喧嘩ばかりのはちゃめちゃで!? 『超高速! 参勤交代』『幕末まらそん侍』『引っ越し大名三千里』『身代わり忠臣蔵』などなど、出す作出す作、映像化!の土橋章宏が、幕末を駆け抜けた「最後の忍者」の活躍を描くノンストップ・エンターテインメント時代小説!

人狩人人狩人

「長崎さんならではの“奇抜なのに説得力ある設定と展開”に一気に引き込まれました。キャラクターも最高です!シリーズ化を希望します!!」 村瀬健氏(フジテレビ ドラマ映画プロデューサー『silent』『キャラクター』他) 「悪徳警官と生真面目な刑事のバディものなのか、と思っていたら意外な展開を迎えて唖然。何だ、この物語の広がり方は。」 若林踏氏(ミステリ書評家) “悪とは何か? 正義とは?”を問う衝撃ミステリー! 神奈川県警最悪の汚れ刑事、闇に潜み続けた最凶最悪の“悪”に挑む! 郊外の森林公園で発見された身元不明の死体の捜査に従事していた神奈川県警捜査第一課の桃井小百合は、県警本部に呼び出された。 そこで彼女は本スジからはずれ、迷宮入り事件を専門に捜査する特命中隊の赤堂栄一郎警部補と組むように指示される。 赤堂は以前、捜査一課の強行犯係にいた際は、“神の手”と呼ばれたエース刑事で、その検挙率は群を抜いていた。だが彼は汚職の疑いがある“汚れ刑事”でもあった。 身元不明遺体発見現場に向かった赤堂と桃井は、その近くの山中で複数の遺体が埋められている場所を発見する。 二人の捜査はやがて、戦後から続く人狩り集団の存在に辿り着いていく。 それは神奈川で続く神隠し事件の真相につながっていた……。

楽園の犬楽園の犬

いま最も熱い著者の最高傑作! 世の中が戦争に突き進もうとするとき、人はどこまで自分でいられるだろうか。 「いま書かれ、いま読まれることに意味がある。 この先わたしたちは『戦時下における個人の思い』を、黙殺することができるだろうか。 流れる血はいったい誰のものなのか。親が子に遺せるものは何なのか。 頁をめくりながらひたすら考えた。 読むほどに、現在を書いたものではないかと錯覚しそうになった」 ーー桜木紫乃氏 「このリアリティは何なのか。私は、ひととき、たしかに太平洋戦争勃発前のサイパンにいた。 スパイとは、かくも過酷な存在なのか。読後、限りない感動と喪失感に包まれた。 読み終わった今もなお、戦前のサイパンの空気と麻田の苦闘が夢に現れる」 ーー貴志祐介 <あらすじ> 時代が大きなうねりを見せる中、個人はどこまで自分の考えを持つことができるのか? そして、どこまで自らの意思を通すことができるのか? 南洋の地を舞台にした壮大な物語がここにーー。 1940年、太平洋戦争勃発直前の南洋サイパン。 日本と各国が水面下でぶつかり合う地に、横浜で英語教師をしていた麻田健吾が降り立つ。 表向きは、南洋庁サイパン支庁庶務係として。だが彼は日本海軍のスパイという密命を帯びていた。 日本による南洋群島の支配は1914年にさかのぼるが、海軍の唱える南進論が「国策の基準」として日本の外交方針となったのは1936年だった。 その後、一般国民の間でも南進論が浸透していった。 この地にはあらゆる種類のスパイが跋扈し、日本と他国との開戦に備え、海軍の前線基地となるサイパンで情報収集に励んでいた。 麻田は、沖縄から移住してきた漁師が自殺した真相を探ることをきっかけに、南洋群島の闇に踏み込んでいく・・・・・・。

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