出版社 : 論創社
消えた仲間を探すため、知恵と勇気の少年探偵団がパリの街を駆け抜ける。童謡「やさしいヒバリ」が導く先に待ち受ける真実とは……。第一回冒険小説大賞受賞作家が描くレトロモダンなジュブナイル・ミステリ! サインはヒバリ 訳者あとがき
江戸の町を奇妙な三人組が行く。盲目の娘鍼灸師・桃春、お供の千代、二人の用心棒・如月十兵衛。三人の往診先や周囲で騒動が起き、十兵衛は事件に巻き込まれていく……。 身をやつした手練れの用心棒、 その冴え渡る勘と剣捌きに読む手が止まらない! 第一章 奇妙な三人連れ 第二章 深川、怪動騒ぎ 第三章 笠付けと自惚鏡 第四章 滝野川の鮎 第五章 殿様と美少女 第六章 仁平と伽那と悌七 終 章 若人の季節
急死した生物学者リッジリー教授の脳が雌の黒猫へ移植された! 生前の自説を証明するかのように教授は人間時代の記憶を持った黒猫として蘇るが、この稀有な実験によって次々と珍騒動が持ち上がる……。A・B・コックス一流のドタバタ喜劇、ここに開幕! 黒猫になった教授 訳者あとがき 解説 真田啓介
ファラデー一族を次々と血祭りに上げる姿なき殺人鬼の正体は何者か? 誰もが驚く意外な真犯人を描き出した〈アルバート・キャンピオン〉シリーズ長編第四作、待望の完訳! ファラデー家の殺人 訳者あとがき
父親の遺産によって贅沢三昧の暮らしをする三兄弟と妻、さらには警察官や女流作家が同居する広大な屋敷内で殺人事件が発生。住人たちを恐怖に震えあがらせる惨劇は連続殺人事件へと発展する…。早過ぎた“技巧派”の探偵小説、ここに顕現!
呪われた魔犬の伝説、毒矢による殺人、残された眼鏡の謎、奇妙な遺産相続騒動。名探偵ホームズと相棒のワトソン“少年”が挑む四つの難事件。探偵雑誌『宝石』の編集長を務めた武田武彦によるオリジナル翻訳がよみがえる!
アムステルダム運河で謎の死を遂げた考古学者。その死に疑問を抱く青年は真実を求め、紺碧のティレニア海を渡って南イタリアへ向かう。様々な思惑が入り乱れるカプリ島に嵐警報発令!第一回クロスド・レッド・ヘリング賞受賞作。
過熱する慈善戦争、救いを求める匿名の手紙、そして殺人事件……。フラックス・バラに新たな災いをもたらす怪事件の残酷な真実とは。 愛の終わりは家庭から 訳者あとがき 解説 井伊順彦
収穫祭に湧くボルドーでアノー警部&リカードの名コンビを待ち受ける怪事件。〈ガブリエル・アノー探偵譚〉の長編第三作、原著刊行から95年を経た完訳! オパールの囚人 訳者あとがき 解説 横井 司
シェイクスピアの〈マクベス〉上映中に起きる殺人事件。容疑者は関係者のみ。シリーズ探偵のアレン警部が不可解な謎に挑む! 闇が迫るーマクベス殺人事件 訳者あとがき 解説 横井司
台風による豪雨で土砂災害が発生し、ひとつのニュータウンが消失した。復旧現場から発見された一家四人の惨殺遺体。防災ジャーナリスト名取陽一郎が現場に立ったとき、真実への扉が開かれるー異彩を放つ!真相解明の新たなロジック。
秘密主義のFBI、背信行為を働く弁護士、食べ物を冒涜する犯罪者。怒りに燃える巨漢の名探偵は三つの難事件を解き明かせるか? 腹に据えかねる数々の事件がウルフを悩ませる。 悪い連“左” 犯人、だれにしようかな(イニ・ミニ・マーダー・モ) 苦い話 訳者あとがき
消費文化の光と影。ゾラが24年をかけて完成させた「ルーゴン=マッカール叢書」(全20巻)中の『ボヌール・デ・ダム百貨店』は、消費社会を“贅沢・労働・恋愛”の視座から描いて先駆的な作品!
マッカーサー元帥が日本に降り立った日、外国人の死体が発見されたーー。焼け野原の東京を舞台に「ワニガメ」と呼ばれた刑事が挑む射殺事件! ラスト3ページ、心に染みる感動ミステリ!!「論創ミステリ大賞」受賞作! 序 章 八月十五日 水曜日 第一章 八月三十日 木曜日 第二章 八月三十一日 金曜日 第三章 九月一日 土曜日 第四章 九月二日 日曜日 第五章 九月三日 月曜日 第六章 九月四日 火曜日 第七章 九月五日 水曜日 終 章 九月八日 土曜日
横溝正史とA・A・ミルン。日英を代表する二大作家が翻訳と原作で夢のコラボレーションを果たす! 雑誌掲載のまま埋もれていた長編ミステリの翻訳が90年の時を経て初単行本化! 赤屋敷殺人事件 父を支えた猫たち犬たち 野本瑠美 解説 浜田知明