出版社 : 論創社
白亜の海岸で化石に混じって見つかった少年の骨。彼の死は肥沃な黒い土地を巡る悲劇の犠牲なのか……。有罪と無罪の間で苦悩する名探偵フォーチュン氏。 ブラックランド、ホワイトランド 訳者あとがき 解説 絵夢恵
新発明『第四のガソリン』を巡る争奪戦。跳梁跋扈する怪盗〈梟〉とは何者なのか? 〈ジェフェリー・ブラックバーン〉シリーズの長編第四作を初邦訳! 暗闇に踊る梟 訳者あとがき 解説 二階堂黎人
寄宿学校を恐怖に陥れる怪事件の数々。散り行く命は〈アバドン〉への供物なのか? 陰鬱な連続怪死事件にロンドン警視庁のダン・パードウ警部が挑む! アバドンの水晶 訳者あとがき 解説 三門優祐
西村京太郎×七人の精鋭作家たち 「振り子電車殺人事件」ほか、素敵なトラベルミステリの世界へ案内する短編集! 付録として、西村京太郎氏の元担当編集者による鼎談を収録。 巻頭言にかえて 振り子電車殺人事件 西村京太郎 偽りなき顔 安萬純一 瞳の中の海 井上凛 温泉旅館の納戸神 川辺純可 満州麗人列車 獅子宮敏彦 菓匠探偵〈いとぐちや〉 山木美里 スワンの涙 米田京 パーフェクト・ウィンド 和喰博司 編集後記 浜井武 付録 西村京太郎元編集者鼎談 西村京太郎先生と光文社の思い出
大昔に存在したサピエン人はネアンデル人から知識を授かり、様々な困難に立ち向かってゆく。人類の進化の“特異点”をユーモラスに描いたファンタジー小説。
敵を欺き、罠を躱せ。冷戦下のニューヨークで繰り広げられる〈ゆっくりスパイ劇〉! 「どこを読んでも面白さ文句なし!」『New York Times』書評より。 平和を愛したスパイ 訳者あとがき 解説 小野家由佳
卒寿記念出版第一弾。日本推理作家協会名誉会員・川野京輔の単行本未収録作品を一挙集成! 未発表中編「公開放送殺人事件」や書下ろしエッセイも収録。 創作篇 【第一部 探偵小説集】 暴風雨の夜 コンクール殺人事件 犬神の村 手くせの悪い夫 二等寝台殺人事件 そこに大豆が生えている 御機嫌な夜 警報機が鳴っている!! 愛妻 公開放送殺人事件 --一枚の写真 【第二部 短編集】 オシドリ綺談 天に昇った姫君 奴隷加虐 ベンガルの黄昏 生活の歌 フェニックスの街 迷信の村 子守地蔵 放送の窓口 八丈島悲願 野尻湖悲歌(エレジー) 剃刀と美女(おんな) 東京五輪音頭 評論・随筆篇 作りたいドラマ 放送劇の空想音 川野さんの事 放送局と私 馬の話 羊と乙女 かけ出しの頃 推理文壇復帰の夢 SFとSM ウマが合わない 乱歩のラジオドラマ 近況報告 出版予告 平成六年の新刊 長寿番組「日曜名作座」 埋もれた作品に陽の目を 筆名の由来 追悼 中西龍氏 今なおカーマニア 「タマゴン」物語 運転をやめる 通店客五〇年 目下、整理中 ラジオドラマをアーカイブスへ 「探偵作家クラブ」のおかげです 森繁さんとミステリー コロモンのウエチャンとつき合ってくれた鬼怒川浩・矢野徹の思い出あれこれ 解題 河瀬唯衣
「警官たちの人間性も含め、捜査側の内幕を描く警察小説的な側面も面白い。円熟の域に達している人物描写、情景描写の妙が小説としての読み応えを支えていることは言うまでもない」(真田啓介「紳士が警察官を志すとき」より) ヨーク公階段の謎 訳者あとがき 解説 真田啓介
不幸の連鎖と不運の交差が織りなす悲喜交交の物語。横溢するイギリスならではのダークなユーモアとジョーク。ようこそ、喧騒に包まれたウェストエンドの悲喜劇の舞台へ!
血塗られた過去を持つ幽霊屋敷。占い師が告げる死の予言は実現するのか?ミステリ作家キャサリン・パイパーが遭遇する謎と恐怖。怯える人々に紛れ込んだ悪魔は誰だ!
本に挟まれた一枚の写真が人々の運命を狂わせる……。老齢の富豪を射殺した容疑で告発された男性は本当に人を殺したのか? 探偵小説愛読者の大学講師ジェームズ・フリントが未解決事件の謎に挑む。 クロームハウスの殺人 訳者あとがき 解説 羽住典子