出版社 : 講談社
「俺たちのことはジジイと呼ぶな。-おっさんと呼べ」。還暦を迎えた、かつての悪ガキ三人組、剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派ノリ。私設自警団を結成した三匹が、ゆすりやたかりに悪徳詐欺、卑劣な動物虐待や痴漢……ご近所に潜む悪を斬る! キヨの孫・祐希とノリの愛娘・早苗も加わって、「三匹のおっさん」はパワーアップ。ドラマ化、映画化、舞台化でも話題の、胸がすく痛快活劇小説、第一弾。 「俺たちのことはジジイと呼ぶな。-おっさんと呼べ」。還暦を迎えた、かつての悪ガキ三人組、剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派ノリ。彼らが、町内の私設自警団を結成した。 「悪くない暇つぶしだな……」 ゆすりやたかりに悪徳詐欺、卑劣な動物虐待に極悪な痴漢……ご近所に潜む悪を、愛とパワーで三匹が斬る! その活躍に高校生であるキヨの孫・祐希とノリの愛娘・早苗も加わって、「三匹のおっさん」はパワーアップ。 ドラマ化、映画化、舞台化でも話題の、胸がすく痛快活劇小説、第一弾。
三人悪のてつし、椎名、リョーチンといえば上院町で知らぬ者はないワルガキども。三人が唯一恐れるのは通称「地獄堂」のおやじだ。ある日彼らは、幽霊が出ると噂の池の傍で人骨を発見してしまう。おやじから授かった不思議な呪札と呪文で、三人悪は異世界の扉を開くことに。伝説のシリーズ、ついに文庫化!
地獄堂のおやじから、それぞれの呪札と呪文を授かったてつし、椎名、リョーチン。三人はてつしの兄・竜也のクラスに転校してきた可憐な少女・由宇と出会う。養親と暮らす記憶喪失の彼女は、蒼龍と名乗る黒衣の男に狙われていた。どうやらおやじは蒼龍を知っているようで…。切ない想いが交差する第二弾!
あらゆる恋愛は、奇跡だ。2015年、最高の恋愛小説は、コレだ!海の見える市立図書館で司書として働く31歳の本田。十年も片想いだった相手に失恋した七月、一年契約の職員の春香がやってきた。本に興味もなく、周囲とぶつかる彼女に振り回される日々。けれど、海の色と季節の変化とともに彼の日常も変わり始める。注目作家が繊細な筆致で描く、大人のための恋愛小説。 あらゆる恋愛は、奇跡だ。 2015年、最高の恋愛小説は、コレだ! 海の見える市立図書館で司書として働く31歳の本田。十年も片想いだった相手に失恋した七月、一年契約の職員の春香がやってきた。本に興味もなく、周囲とぶつかる彼女に振り回される日々。けれど、海の色と季節の変化とともに彼の日常も変わり始める。注目作家が繊細な筆致で描く、大人のための恋愛小説。 変わらない毎日も、愛しい。 でも、誰かと出会って変わっていく毎日も、悪くない。 海の見える市立図書館で働く4人の男女の物語。 マメルリハ ハナビ 金魚すくい 肉食うさぎ
最強の女、死す。どんでん返しに次ぐ、どんでん返し。1行も見逃せない、法廷ドラマが始まる。賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタ。瓶賀流が目撃したのは、濁流に呑み込まれる友人、龍樹落花の姿だった。下流で発見された落花の遺体。その死を信じることのできない妹の撫子。だが、落花殺しの罪で双龍会に連れ出されたのは、兄の大和だった。同門対決の掟を破った禁断の双龍会が始まる。 最強の女、死す。 どんでん返しに次ぐ、どんでん返し。 1行も見逃せない、法廷ドラマが始まる。 賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタ。瓶賀流が目撃したのは、濁流に呑み込まれる友人、龍樹落花の姿だった。下流で発見された落花の遺体。その死を信じることのできない妹の撫子。だが、落花殺しの罪で双龍会に連れ出されたのは、兄の大和だった。同門対決の掟を破った禁断の双龍会が始まる。 愛する者を失った龍師は強くなる。 運命だって、復讐相手にする。 第一章 落花流水 第二章 大和撫子 第三章 双宿双飛 終章 画竜点睛
美しい少年の人形を夜ごと愛撫する女。夢によって浸透された存在になっていく現実の少年。奇妙な透明感と、夢と現実の交歓。高橋たか子の独特な神秘主義を端正な文体で感覚的に描く幻想美の世界。男女の恋愛の、より深く深くと求めた内部の実在を鮮やかに浮かび上がらせた、華麗なる三部作。 美しい少年の人形を夜ごと愛撫する女。 夢によって浸透された存在になっていく現実の少年。 奇妙な透明感と、夢と現実の交歓。 高橋たか子の独特な神秘主義を端正な文体で感覚的に描く幻想美の世界。 男女の恋愛の、より深く深くと求めた内部の実在を鮮やかに浮かび上がらせた、 華麗なる三部作。 人形愛 秘儀 甦りの家 年譜
妹を亡くした三きょうだいは、ママと一緒にパパが残した古い別荘に移り住む。そこで彼らはオパール・琥珀・瑪瑙という新しい名前を手に入れた。閉ざされた家のなか、三人だけで独自に編み出した遊びに興じるうち、琥珀の左目にある異変が生じる。それはやがて、亡き妹と家族を不思議なかたちで結びつけるのだが…。
樺太(サハリン)から、敗戦の後逃げ帰った朝鮮人一家。その中に主人公・愚哲がいた。彼は極貧のなか札幌で育ち、紆余曲折を経て早稲田大学へと進む。日本にある朝鮮のメディアで働くこととなったが、次第に疑問を感じるようになる。そんな折書いた小説が文芸誌の新人賞を受賞し人生が変わっていく。 樺太(サハリン)から、敗戦の後逃げ帰った朝鮮人一家。その中に主人公・愚哲がいた。 彼は極貧のなか札幌で育ち、紆余曲折を経て早稲田大学へと進む。日本にある朝鮮のメディアで働くこととなったが、次第に疑問を感じるようになる。そんな折書いた小説が文芸誌の新人賞を受賞し人生が変わっていく。 作家とて大成していくが、あることがきっかけで小説を書かなくなった愚哲はソ連作家同盟の招待で故郷ともいえるサハリンの地を踏むことに。 そして、西ドイツで韓国人学究研究団体の招きで「在日」とし民主主義の講演をしたが、その地で、若い女性物理学者と恋に落ちてしまう。帰国して彼は妻にそのことを伝え別れを切り出されるのであった。 第一章 小説家が書けなくなるとき 第二章 島 第三章 ヨーロッパ 第四章 西ドイツ 第五章 家族の行方
かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。唯一の生き残りの少女は、その事件の謎を解くために、青髪の探偵・上苙丞とフーリンのもとを訪れる。彼女には、ともに暮らした少年が首を斬り落とされたまま、少女を抱きかかえ運んだ、という記憶があったのだ!探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、すべてのトリックが不成立であることを立証する!! 第16回 本格ミステリ大賞候補 ミステリが読みたい! 2016年版(早川書房) 2016本格ミステリ・ベスト10(原書房) このミステリーがすごい!2016年版(宝島社) 週刊文春ミステリーベスト10 2015年(文藝春秋) 読者に勧める黄金の本格ミステリー(南雲堂) キノベス!2016(紀伊國屋書店) すべてにランクインする、その可能性はすでに考えていた! 「謎はすべて解けました。これはーー奇蹟です。」 かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。 その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために、 青髪の探偵・上苙丞(うえおろじょう)と相棒のフーリンのもとを訪れる。 彼女の中に眠る、不可思議な記憶。 それは、ともに暮らした少年が首を切り落とされながらも、 少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだ、というものだったーー。 首なし聖人の伝説を彷彿とさせる、その奇跡の正体とは……!? 探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、 すべてのトリックが不成立であることを立証する!! 第一章 吉凶莫測 第二章 避坑落井 第三章 坐井観天 第四章 黒寡妃球腹蛛 第五章 女鬼面具 第六章 万分可笑
戦渦を駆ける少年は出会う。戦局を左右するのは、謎の少女か、海に潜む異形か。日本SF大賞作家が放つ歴史海洋冒険小説。トラファルガー海戦×ボーイ・ミーツ・ガール! 日本SF大賞受賞、「SFが読みたい!2011年版」第1位に輝いた『華竜の宮』の著者が、はじめて歴史ファンタジーに挑む。19世紀初頭、ナポレオン戦争における最大の海戦・トラファルガー海戦を舞台に、縦横無尽の想像力が炸裂する! 戦渦を駆ける少年は出会うーー。戦局を動かすのは、謎の少女か、海に潜む異形のモノか。 日本SF大賞作家が放つ歴史海洋冒険小説。トラファルガー海戦×ボーイ・ミーツ・ガール! 歴史のうねりに奇想のうねりが重なって、神話のように美しく惨たる海戦が顕現した! --皆川博子氏 日本SF大賞受賞、「SFが読みたい!2011年版」第1位に輝いた『華竜の宮』の著者が、 ナポレオン戦争における最大級の戦い、トラファルガー海戦を舞台に、縦横無尽の想像力を炸裂させる! 19世紀初頭。英海軍に徴集された天涯孤独の少年トビーは、交戦中に遭難し、見たことのない船に救出される。 そこで働くのは、主に十代二十代の子供や若者たち。セント・イージス号ーー世界に先駆けた新技術を搭載する、極秘任務を帯びた軍艦だった。 謎の少女ファーダと出会い、トビーの世界は大海原へ、そして激化する戦闘へと開かれていく。 序章 第一章 コペンハーゲンの海戦 第二章 聖なる盾 第三章 イギリス海軍委員会艦政本部 第四章 地中海の蛇 第五章 従軍 第六章 トラファルガルの海戦 終章
緑と楯は恋人同士。ようやく思いを遂げられた! という気持ちのつよい緑は、どうしても楯を束縛しがちだ。いけないと思いつつもやめられない緑。そんなある日、楯が家に帰ってこず、緑は楯を探す旅に出る(「幸せになりやがれ」)/水灯利と縦は性格も家庭環境も全く違う二人の少女。そんな二人がひょんなことから心を通わせ、穏やかだが激しい愛をわかちあっていく(「水灯利と縦」) 時の流れを越えた”ミドリ”と”タテ”の物語。 ふたりはいつの時代でも、姿や性別がかわっても、いつも愛しあう。 そんな二人の時を超えた”愛”の物語。 緑と楯は恋人同士。ようやく思いを遂げられた! という気持ちのつよい緑は、どうしても楯を束縛しがちだ。いけないと思いつつもやめられない緑。そんなある日、楯が家に帰ってこず、緑は楯を探す旅に出る。最悪のことばかり考えてしまう緑。そして楯を発見するのだが、その姿は変わり果てていたーー(「幸せになりやがれ」) 水灯利と縦は性格も家庭環境も全く違う二人の少女。そんな二人がひょんなことから心を通わせ、穏やかだが激しい愛をわかちあっていく。(「水灯利と縦」) 水灯利と縦 幸せになりやがれ
極東の島国・日本。東京の場末の「店」で、「彼」は店主の従弟が語る不思議な物語に耳を傾ける。それは、遙か遠いオスマン帝国の時代、皇帝の近衛兵となった「少年」が、詩に魅せられ、当代一の語り手へと登りつめる、めくるめく物語だったー。ノーベル賞作家オルハン・パムクの訳者、初の小説集!
過去を振り返る時、自分のことを「あの少女」と呼ぶことになる。--叔母との対話、国語教師との秘密めいた関係、少女がつける読書ノート……高校二年生の少女が過ごす初夏の1ヵ月を繊細にして凝縮された文体と仕掛けをめぐらせて描き、「捨ておけない才気」「小説にしかできないやり方で現実と格闘している」「文学にいま必要なものがここにある。」(高橋源一郎氏)等、選考委員に絶賛された群像新人文学賞受賞作! 「捨ておけない才気が感じられた」(辻原登氏) 「凝りに凝った文体が緻密で濃厚な文学的味わいを湛えている」(野崎歓氏) 「小説にしかできないやり方で現実と格闘している」(多和田葉子氏) 「世界が単純になっていく中で、『十七八より』はもっとも複雑に書かれている。文学にいま必要なものがここにある」(高橋源一郎氏) ・・など選考委員から絶賛された新人による、第58回群像新人文学賞受賞作。ペダントリーとシニカルなユーモア、豊饒な言葉の魅力にみちた注目作。
絵本、童話、児童文学の作家が、本に込めた思いから創作秘話まで語りつくしました!JBBY日本国際児童図書評議会、創立40周年記念出版。
ニューヨークで生まれ育ったシエラは、幼いころに兄を亡くし、母親との確執に苦しんでいる孤独な少女だった。唯一の友達だったアナベルも交通事故で失った彼女は、鬱々とした思いでマンハッタンの街を歩いていた。そこに不思議な老婆が現れ、トルコ石をシエラに渡す。シエラは石に導かれ、異世界・ヴェレに行き、そこで自分が世界を救いたる存在、<石の司>であることを知る。 自分が唯一の存在であることを知り、自立する勇気を得ていくまでの、少女の物語。 第一章 ターコイズフェザー 第二章 挑戦の珠玉 第三章 フラワールチルクォーツ 第四章 アメジストドーム 第五章 ダイヤモンドスター
多岐川瑠璃子は、実家住まいの歯科衛生士、33歳。家と職場の往復だけの、単調な日々を過ごしている。妹が離婚し、子供を連れて実家に戻ってきたことをきっかけに、漠然と今後のことを考えるようになった。今度結婚する職場の同僚は、インターネットのサイトで相手を見つけたという。瑠璃子は、ほのかな期待からサイトにアクセスすると、程なくして、相手の男から返信が来る。何度かのやりとりの後、会うことになるのだが…。運命の輪は、なぜ二人を結びつけたのか。男は何ものなのか。運命は急転し、二人は愛の渦に巻き込まれていく。
天野三哲は「面倒臭ぇ」が口癖の江戸の小児医。朝寝坊する、患者を選り好みする、面倒になると患者を置いて逃げ出しちまう出鱈目っぷりで、近所でも有名な藪医者だ。ところが、ひょんなことから患者が押し寄せてくるようになり、三哲の娘・おゆん、押しかけ弟子の次郎助、凄腕産婆のお亀婆さんなど、周囲の面々を巻き込んで、ふらここ堂の先行きは、いかなることに──。人情と笑いたっぷりに描く、お江戸“子育て”小説誕生! 天野三哲は「面倒臭ぇ」が口癖の江戸の小児医。朝寝坊する、患者を選り好みする、面倒になると患者を置いて逃げ出しちまう出鱈目っぷりで、近所でも有名な藪医者だ。ところが、ひょんなことから患者が押し寄せてくるようになり、三哲の娘・おゆん、押しかけ弟子の次郎助、凄腕産婆のお亀婆さんなど、周囲の面々を巻き込んで、ふらここ堂の先行きは、いったいいかなることに──。 当時の医者事情、教育現場、夫婦と家族の有り様から、恋愛指南まで盛り込んで、人情と笑いたっぷりに描く、お江戸“子育て”小説誕生! 一 藪医 ふらここ堂 二 ちちん、ぷいぷい 三 駄々丸 四 朝星夜星 五 果て果て 六 笑壺 七 赤小豆 八 御乳持 九 仄仄明け
著名なミステリー作家、成宮彰一郎の妻、瑠璃子が行方不明となった。事件性が高いと見た三鷹警察署の新米刑事ノボルは、先輩刑事の佐藤とともに、捜査を開始。次々に容疑者候補が浮かぶが、その過程で警視庁本部の組対四課や捜査一課も事件に関与してくる。 「どうせなら死んじゃっててくんないかなぁ……」 不愉快な言動を繰り返す夫・成宮の真意はーー。 完全犯罪を「完全」に描いた、前代未聞の傑作ミステリー。
完全犯罪を目指さない男・鯨井。彼が「アリバイ証言」に選んだ美女は、最悪にも一日しかその記憶がもたない白髪の名探偵だった……。忘却探偵が殺人事件の証人となる「掟上今日子のアリバイ証言」ほか、西尾維新の筆が冴えわたる忘却探偵シリーズ最新短編集! 鯨井留可がアリバイ工作のために声をかけた白髪の美女は最悪にも、眠るたびに記憶を失ってしまう忘却探偵・掟上今日子だった……。 完璧なアリバイ、衆人環視の密室、死者からの暗号。 不可解な三つの殺人事件に、今日子さんが挑戦する! 忘却探偵シリーズ『掟上今日子の備忘録』10月より日本テレビ系列にて連続ドラマ化決定! 第一章 掟上今日子のアリバイ証言 第二章 掟上今日子の密室講義 第三章 掟上今日子の暗号表