小説むすび | 出版社 : 講談社

出版社 : 講談社

おまえの手を汚せおまえの手を汚せ

出版社

講談社

発売日

2014年11月7日 発売

ビジネスマン作家、驚愕のデビュー作!本社上層部の事なかれ主義でダメになる組織を、二人のウルフが変えていく!主人公は二人の男ーー。一人は総合商社のエネルギー事業本部課長。もう一人は日本最大自動車メーカーのインド工場の副工場長。「俺たちで必ず日本を変える」と約束し合った彼らの活躍は、社内で異端視され、多くの摩擦を引き起こすが、東日本大震災の後、俄然注目を浴びる。 ビジネスマン作家、驚愕のデビュー作! 現役商社マンが書いたビッグビジネス内幕小説。本社上層部の事なかれ主義でダメになる組織を、二人のウルフが変えていく! 主人公は二人の男ーー。 一人は総合商社のエネルギー事業本部課長。強欲な資源大国ロシアと命を削る交渉を行い、モザンビークで天然ガス田採掘が成功するまで孤独な生活を強いられる。もう一人は日本最大自動車メーカーのインド工場の副工場長。グローバル化戦略のため本社が新興国での現地生産に突き進む中、たった一人で「ケイレツ」にこだわる。 「俺たちで必ず日本を変える」と約束し合った彼らの活躍は、社内で異端視され、多くの摩擦を引き起こすが、東日本大震災の後、俄然注目を浴びるーー。 現役商社マンしか書けないリアリティ。あふれる臨場感。読者の胸を熱くする長編小説! 第一章 終わりの始まり 第二章 ケイレツを切れ 第三章 ガン・ファイター 第四章 抗争の道具 第五章 資源戦争 第六章 現場を守るのは誰か 第七章 伸びきった兵站 第八章 巨額損失 第九章 電力喪失 第十章 勇気の証明

女王女王

出版社

講談社

発売日

2014年10月29日 発売

戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と出会っていたことを。一方、史郎の祖父・祇介は旅先で遺体となって発見された。邪馬台国研究に生涯を捧げた学者の祖父は、なぜ吉野へ向かい、若狭で死んだのか? 瓜木は史郎と彼の妻・加奈子と共に奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅へ。だが彼らに立ちはだかったのは、魏志倭人伝に秘められた邪馬台国の謎!? 東京大空襲、関東大震災、南北朝時代、そして邪馬台国…… ある男の奇妙な記憶と、女の告白、ひとりの老人の不審死が 壮大な歴史の謎へと導く。 「序章を拝読したときに、どこへ連れて行かれるのだろうと驚いた」(田中芳樹) 戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と出会っていたことを。一方、史郎の祖父・祇介は旅先で遺体となって発見された。邪馬台国研究に生涯を捧げた古代史研究家の祖父は、なぜ吉野へ向かい、若狭で死んだのか? 瓜木は史郎と彼の妻・加奈子ととともに奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅へ。だが彼らに立ちはだかったのは、魏志倭人伝に秘められた邪馬台国の謎であった。 衝撃の展開、男女の情愛…… 連城ミステリのすべてが織り込まれた傑作! 序章  5 一章  66 二章  290 三章  411 終章  518 解説 香山二三郎  526 特別収録<最後のインタビュー> 「男と女の物語」に魅せられた作家生活ーわが人生最高の10冊ー 連城三紀彦(構成・朝山実)  529 連城三紀彦さんのことについて 朝山実  533

ルンタルンタ

出版社

講談社

発売日

2014年10月29日 発売

人間という暮らしにうんざりしたというわたしは、それでも自殺はせずに「わたし」と呼ぶ装置をもう少し観察してみたいと望み、家を出て山へ向かうことに。ユという女性との記憶と死んだはずの友人の中西を道連れに山を目指し、吹雪の中で出会った黒い馬「ルンタ」に乗り、さらに深い雪の中を進んでいく。生と死、現在と過去を行き来する人々が、人間の意識や時間の虚構を疑わせながらもまた確かな生を感じさせる。保坂和志氏絶賛! 1996年より劇団FICTIONを主宰。2011年より小説を発表しはじめ、2012年「ギッちょん」で芥川賞候補、同年初の創作集『緑のさる』で野間文芸新人賞を受賞。2013年「砂漠ダンス」で芥川賞候補。同年、「コルバトントリ」で芥川賞候補となる。今最も注目される作家、山下澄人氏最新作。 人間という暮らしにうんざりした、というわたしは、それでも自殺はせずに「わたし」と呼ぶ装置をもう少し観察してみたいと望み、家を出て山へ向かうことに。ユという女性との記憶と死んだはずの友人の中西を道連れに山を目指し、吹雪の中で出会った黒い馬「ルンタ」に乗り、さらに深い雪の中を進んでいく。 生と死、現在と過去を行き来する人々が、人間の意識や時間の虚構を疑わせながらもまた確かな生を感じさせる。 天性の言語感覚と非凡な着想で書かれた傑作。保坂和志氏絶賛!デビュー作『星になる』も収録。 「そろそろ無理か」 ユが言った。たぶんそういった。 「無理ちゃうか」 わたしがいった。 わたしの見ているこいつがそういった。 ユが手元で携帯電話をいじっているのがわかった。 少ししてわたしの携帯電話がメールを受信した。そこにはこう書かれていた。 「でんきつけて」 わたしはため息をわざとつきながら明かりをつけた。そのとたんなぜか電子レンジが大きな音をたてて、パンッと破裂し壊れた。 ルンタがからだを揺すって泣いていたわたしが雪の上へ落ちた。雪は冷たく、わたしはわたしの中にいた。──本文より。 ルンタ 星になる

ムーミンキャラクター図鑑ムーミンキャラクター図鑑

ムーミンの童話9冊・絵本3冊・コミックス42冊(未邦訳分を含む)など、すべてのお話から105項目(人数だと105プラスアルファ)のキャラクターを紹介する「登場人物図鑑」です。童話に限定したキャラクター紹介はこれまでもありましたが、ジャンルを横断しての編纂ものは、本書が世界初の企画です。 おなじみの名場面を引用したり、作品を横断する出来事にも注目しつつ、それぞれの人物像に迫ります。 また、「あなたのまわりのスナフキン」「スナフキンになるには?」など、実生活にそのキャラクターがいたら…という洞察もユニークです。 <担当編集者から> ムーミン谷の個性あふれる登場人物(105人プラスアルファ)がこの1冊に! コミックスを拾い読みするも良し、童話の名シーンを読み込むも良し、フキダシに記された名言を噛みしめるも良し、カラー挿絵や美しい線画にうっとりするも良し、どのページからでもどうぞ! ムーミン一家の基本から、人気者スナフキンの知られざるエピソード、忘れがたいひと言を呟く一度限りの通行人まで、さまざまなシーンから魅力あふれる登場人物たちが勢揃い。まだ原作の童話やコミックスを読んでいない人も、もう読んだ人も、たっぷり楽しめるビジュアル満載の図鑑です。

妖怪極楽妖怪極楽

著者

嬉野君

出版社

講談社

発売日

2014年10月16日 発売

日本語教師の職が東京にあると聞き、田舎を飛び出してきた女子大生・花。歌舞伎町の外人ホスト・ジンジャーに催眠術をかけられ、朽ち果てそうな古いビルに連れ込まれる。そこは魑魅魍魎の魔窟「歌舞伎砦」、ジンジャーの本性は猫の妖怪だった。花は法外な高時給に誘われ、妖怪たちの日本語教師となる。いつから、なぜ、こんな場所が存在するのか? 花はついに驚くべき砦の秘密を知る。 「歌舞伎町に行って日本語教師になる」。親の猛反対を押し切って田舎から東京・新宿に来た女子大生・花。唯一のアテは謎の祖父・周蔵じいさんだ。住所を辿って行き着いた場所は新宿コマ劇場跡地、いまは「歌舞伎砦」という異名で知られるひび割れたコンクリートの魔窟だった。ぶんぶんうなる歌舞伎砦の中へ、猫耳の外人ホストに案内される花。砦は魑魅魍魎たちの巣窟で、海外から歌舞伎砦に流れ着いてきた各国の妖怪だらけだった。そして花を待ち受けていた語学クラスは、とんでもない事件が頻発して妖怪達の妖術合戦と化し、教室は大混乱。砦の秘密をさぐり、花は砦の主の元を目指す!

ドッグ・ラン!ドッグ・ラン!

出版社

講談社

発売日

2014年10月16日 発売

夢から覚めた探偵・鯉沼と鷹羽の首に時限爆弾が仕掛けられていた。依頼を果たせなければ48時間で首輪が爆発するという。横浜ベイサイドを舞台に、貧乏探偵コンビと愛犬マーロウが、ヤクザ、警察、チャイニーズ・マフィアのアンダーグラウンドの抗争に巻き込まれる、ジェットコースター・アクション・ミステリー。第二回エキナカ書店大賞を受賞した『ミッドナイト・ラン!』に続く、待望の横浜事件シリーズ第2弾! 悪夢から覚めた私立探偵・鯉沼柾は相棒の鷹羽俊作と共に横浜・黄金町の旧い映画館にいた。首に時限爆弾が巻き付けられている。スクリーンに映るのは指定された銀行で指定通りの時刻に1000万円を強奪せよと言うゴリラのお面の男。約束を守れなければ48時間で首輪が爆発すという。貧乏な探偵事務所を営む二人はそんな大金を工面できるわけもなく、銀行に押し入ることを選ぶ。強盗の最中ぶつかった男とバッグを取り違え、拾って持ち帰ったバッグの中には金はなく、代わりにくまモンのぬいぐるみ。銀行の二階では殺人も行われて二人は凶悪犯として警察に追われる。川崎のヤクザが関内の事務所に二人を探しにくるが、助手の堀川陽子と愛犬マーロウがジークンドーの技と犬の牙で撃退、ぬいぐるみの中にはヤクザの秘密情報が記されたマイクロ・フィルムがあるらしい。結局、ヤクザに拉致される鯉沼と警察に確保される鷹羽……。横浜ベイサイドを舞台に、貧乏探偵コンビと愛犬マーロウが、ヤクザ、警察、チャイニーズ・マフィアのアンダーグラウンドの抗争に巻き込まれる、ジェットコースター・アクション小説。第二回エキナカ書店大賞を受賞した『ミッドナイト・ラン!』に続く、待望の横浜事件シリーズ第二弾!

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