出版社 : 講談社
母親と東京に住む小学生のハヤトは、同じ団地のトンダじいさんから「一生に一度のお願い」を頼まれる。それは古いオルゴールを鹿児島に届けること。福知山線の事故現場、広島の原爆ドーム、父さんの再婚ー出会うものすべてに価値観を揺さぶられながら、少年は旅を続ける。直木賞作家が紡ぐ心温まる成長物語。
錚々たる米文学者たちが絶賛する作家の美しき犯罪小説 この広くはない一画に人生の全てが凝縮されている カフェ・バークマンに勤めながら脚本を書いているユダヤ人のエリック。継父と団地に住むヒスパニックの少年トリスタン。妻と別れ息子たちをもてあますアイルランド系の刑事マッティ。一人の青年の死が人々の哀しみに光を当て、それぞれの人生を静かにつないでいく。米読書界絶賛の傑作長編。【解説・青山南】
情にもろく、涙もろい。「泣きの銀次」シリーズ最終章! 五十路を目前にした岡っ引きの銀次。長女が嫁に行くその日、不穏な事件の知らせが届く。翌朝、胸騒ぎを覚えた彼が見たのは轟音とともに過ぎていく空飛ぶ物体だった。以来、銀次の周りでは奇怪な事件が起こり始める。「虚ろ舟」と呼ばれるこの光る球は吉兆か、それとも凶兆か。
満員電車でふと自分の手に触れた冷たい手。間違いなく、それは38歳で死んだ嫁の手だった。生前からちょっと変わったところのある女だった嫁が、どうしても伝えたかったこととは。表題作「嫁の遺言」の他、不器用だけれどあたたかい人情に溢れ、人間がいっそう愛おしく思えてくる注目女流作家の珠玉短編集。
ダメ男・鈴木信男はたまたま試験を受けた一流広告会社になぜか採用される。彼に与えられた使命は、他の社員の軽蔑を一身に浴び、社内ストレスの“はけ口”となること。表向きは新入社員、実は役員待遇の「被取締役(とりしまられやく)」。信男は天性のダメ人間ぶりを発揮し、「ひとりいじめられっこ政策」は成功を収めたかに見えたのが……。森山未來主演でドラマ化! 1403作品の頂点に選ばれた、ドラマ原作大賞受賞作。 『営業零課接待班』著者の元気が出るお仕事小説 “下から目線”が会社を変える! 28歳落ちこぼれ、でも年収3000万円。史上最低のダメ男が帯びた密命とは? 小中高といじめられ続け、入社した会社もすぐ解雇。究極のダメ男・鈴木信男は、なぜか一流広告会社に採用される。そこで命じられたのは、エリート社員たちのストレスの捌け口となる「被取締役(とりしまられやく)」の極秘任務だった。かつてない“下から目線”で仕事の本質を衝いて反響と感動を呼んだ、ドラマ原作大賞受賞作。 一 プロローグ 二 内定書とマイ・ミッション(私の使命) 三 試用期間とアセスメント(評価) 四 外回りのアウトプット(成果物) 五 アフター5とサプライズ・ビジター(驚きの訪問客) 六 秋の夜長のNDA(秘密保持契約) 七 裏町ドロップアウト(落ちこぼれ) 八 被取締役のクライシス(危機) 九 ベストエフォート(最善の努力) 十 同僚のファイナル・ソリューション(最終解決策) 十一 モラルハザード(倫理の崩壊) 十二 マイ・ポテンシャル(私の潜在能力) 十三 エピローグ
天才vs.努力家 性格は正反対。二人の幼なじみの共通点は「ボクシングが好き」。それだけ。 いま最も日本人を感動させている作家、唯一無二の青春小説! 天才的なボクシングセンス、だけどお調子者の鏑矢義平(かぶらやよしへい)と、勉強は得意、だけど運動は苦手な木樽優紀(きたるゆうき)。真逆な性格の幼なじみ二人が恵美寿(えびす)高校ボクシング部に入部した。一年生ながら圧倒的な強さで勝ち続ける鏑矢の目標は「高校3年間で八冠を獲ること」。だが彼の前に高校ボクシング界最強の男、稲村が現れる。 ※本書は2010年3月、太田出版より刊行された『ボックス!』上巻の二次文庫です。
負けず嫌いvs.負け知らず 二人の一年生が部の雰囲気を変えた。そして幼なじみ同士運命の対戦がついにやってくる。 稲村に勝つため、階級転向を希望する鏑矢。しかし監督はそれを認めない。一方、優紀は「いつかカブちゃんと戦いたい」その一心でデビュー戦に向けた練習を重ねていた。選抜予選大会3日目、ついに鏑矢と稲村の対戦が始まる。そして幼なじみ二人がグローブを重ねる瞬間がやってくる。圧倒的青春小説決定版。 ※本書は2010年3月に太田出版より刊行された『ボックス!』下巻の二次文庫です。
昭和三年六月四日未明、張作霖を乗せた列車が爆破された。関東軍の暴挙に激怒した昭和天皇の密命を受けて、若き軍人が綴った「満洲報告書」で明かされる「真相」とは? 該博な知識と丹念な取材に裏打ちされた浅田史観で、闇に葬られた昭和史最大のミステリーを追う。絶好調『蒼穹の昴』シリーズ第4部。(講談社文庫) これを読まずして昭和史は語れない! 張作霖はなぜ爆殺されたのかーー瞠目の新史観で、闇に葬られた「真相」に迫る! 昭和三年六月四日未明、張作霖を乗せた列車が爆破された。関東軍の暴挙に激怒した昭和天皇の密命を受けて、若き軍人が綴った「満洲報告書」で明かされる「真相」とは? 該博な知識と丹念な取材に裏打ちされた浅田史観で、闇に葬られた昭和史最大のミステリーを追う。絶好調『蒼穹の昴』シリーズ第4部開幕。 序章 満洲報告書 第一信 鋼鉄の独白 1 満洲報告書 第二信 鋼鉄の独白 2 満洲報告書 第三信 鋼鉄の独白 3 満洲報告書 第四信 鋼鉄の独白 4 満洲報告書 第五信 鋼鉄の独白 5 満洲報告書 第六信 鋼鉄の独白 6 終章 満洲報告書 第七信
山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。その中の一人で、週刊誌記者として取材にきて感染した仲屋京介は、二人の生還者とともに病院内での隔離生活を続ける。やがて彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。壮大なる井上ワールド、驚愕の終末ー。 「一気に最後まで読んでしまった! これぞリアルの中のファンタジー!」真島ヒロ氏もこう絶賛した傑作長編。山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。その中の一人で、週刊誌記者として取材にきて感染した仲屋京介は、落合めぐみ、興津繁というほかの二人の生還者とともに病院内での隔離生活を続ける。そのうち、彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。SFであり、ミステリであり、そしてアクション大作でもある壮大なる井上ワールド、驚愕の終末ー。
新興ウイルス竜脳炎”感染後、意識を取り戻した仲屋京介、落合めぐみ、興津繁。「後遺症」として現れた「特殊能力」は日本中を驚愕させるものだった。初めは見せ物的な注目を集めていたが、死者が出たことで一転、追われる身に。同時に史上最強の「力」も秘めていることがわかる。史上最強の「能力」とは何か、その力はどうして彼らに宿ったのか。人類はどうなってしまうのかーー。最強のノンストップエンターテインメント! 恐るべき新興ウイルス竜脳炎”感染後に意識を取り戻したのはたった3人。その仲屋京介、落合めぐみ、興津繁。「後遺症」として現れたそれぞれの「特殊能力」は日本中を驚愕させるものだった。初めは興味本位と見せ物的な注目を集めていたが、死者がでたことで一転、「殺人者」と追われる羽目に。しかし彼らの「能力」は、史上最強の「力」も秘めていることがわかる。 史上最強の「能力」とは何か、そしてその力はどうして彼らに宿ったのか。人類はどうなってしまうのかーー。 井上夢人にしか書けないSF、ミステリ、サスペンス、そしてアクション。 最強のノンストップエンターテインメント! 解説:大森望
異能の私小説家の知られざる名作ーー昭和24年、日本訪問中のロシア皇太子ニコラスへの暗殺未遂事件=大津事件に関わった愛国者たち……。津田三蔵、畠山勇子、明治天皇、児島惟謙らを軸に、歴史の変動の渦中にあつ人間を見つめた表題作、ほか7篇。戦後日本の転換点に直面した異能の私小説作家が、自己の文学的葛藤と追究の痕跡を刻印した、独自の私小説風世界の魅力が横溢する作品集。平林たい子文学賞受賞作品。 ※本書は、『愛国者たち』(1973年11月、講談社刊)を底本としました。 愛国者たち 孫引き一つ 接吻 山川草木 風景小説 私々小説 キエフの海 老友
2009年1月〜2009年8月放送の仮面ライダーディケイドの小説版です。 9つの異世界を旅して、仮面ライダーとともに世界を救おうとする門矢士(かどやつかさ)。彼は“通りすがりの仮面ライダー”ディケイドとなって、電王、クウガ、カブトと出会い、ともに力を合わせて大きな敵に立ち向かっていこうとする……。 プロローグ 電王の世界 士の世界 クウガの世界 士の世界 カブトの世界 士の世界 エピローグ
江東区のマンモス団地で殺人事件が発生!刺殺された遺体はナイフを握っていた。稚拙な自殺偽装に新米女刑事・如月ら十一係は憤れを覚え、捜査を開始する。しかし、犯人は自ら特捜本部を脅迫してきたのだ。“一日にひとりずつ東京都民を殺害する。この計画を止める方法はただ一つ。二億円を用意しろ”十一係は特殊班と協力して事件を捜査することにー。警視庁の威信をかけて、都民を縛る殺意の糸を断ち切ることはできるのか。
綾辻行人と推理イベント「ミステリーナイト」が仕掛けたデビュー25周年コラボ作品『主たちの館』。謎の館「蜃気楼館」を再現した舞台の上で惨劇が起きた!被害者は綾辻行人!?遺された血文字、開かずの間、密室、舞台にある仕掛け…さまざまな謎と手がかりから読者は真相を見抜けるか?二〇一二年・夏に開催された本格推理イベントを書籍化!読めばあなたも名探偵に。
天才建築家、驫木(とどろきが、山奥に建てた巨大な私邸<眼球堂>。そこに招待された、各界の才能と謳われる著名人たちと、放浪の数学者十和田只人(とわだ・ただひと)。彼を追い、眼球堂へと赴いたルポライター陸奥藍子(むつ・あいこ)が見たものは、奇妙な建物、不穏な夕食会、狂気に取りつかれた驫木、そして実現不可能な変死体。--一連の事件の「真実」を、十和田と藍子は「証明」することができるのか? 天才建築家驫木煬(とどろき・よう)が、山奥に建てた巨大な私邸<眼球堂(がんきゅうどう)>。 そこに招待された、各界の才能と謳われる著名人たちと、放浪の数学者十和田只人(とわだ・ただひと)。彼を追い、眼球堂へと赴いたルポライター陸奥藍子(むつ・あいこ)が見たものは、奇妙な建物、不穏な夕食会、狂気に取りつかれた驫木、そして実現不可能な変死体。誰が殺した? でも、どうやって? --一連の事件の真実(ほんとう)の「真実」を、十和田と藍子は「証明」することができるのか? 密室! 館! 不可能犯罪! 本格ミステリのガジェット満載にして、清新かつ斬新なトリック! 刮目せよ。これがメフィスト賞だ!
2030年9月16日午前6時19分。研究学園都市・鹿鳴市郊外の原子力生物学機構第6研究所・通称『ラボ』にて、深刻な事故が発生する。爆発の続く施設内に閉じ込められた高校生・天川夏彦と、記憶を失くしたレスキュー隊隊長・笠鷺渡瀬。二人の邂逅は、この危機を打開出来るのか!?最悪の極限状況の中で、壮大な人間ドラマが完結を迎える。
戦国時代にタイムスリップした陸上自衛隊員・笠間慶一郎。戦国武将・織田信長の命を救ったことで、ボディガード兼鉄砲頭として取り立てられた。しかしその間にも信長包囲網は着々と完成に近づき、最強の敵・武田信玄が動き始めた。信長は女忍者・さくらに信玄暗殺を命じる。一方、慶一郎は信玄の父・信虎に無理やり武田側に寝返るよう迫られるのだが…。大好評「戦スナ」シリーズ、第3弾。
小間物問屋橘屋の手代だった益治郎は、濡れ衣を着せられ店を追い出された。三日後の夜、店の様子を見にいって若旦那に追いかけられた益治郎を、甚左という名うての盗人が助ける。甚左は益治郎に、意趣返しに自分が橘屋から金を盗むから、お宝ありと目をつけた古道具屋を調べるため、働くように頼む。その古道具屋とは、曰く品ばかりが集められた皆塵堂だった…。