出版社 : 講談社
「地獄」は実在し、そこに人間の魂を送り込むことが可能になった西暦2095年のアメリカ。恐怖政治を行う独裁者ソレックスの治下、「ヘル」は反逆者の魂の追放場所であり、「悪魔」たちの徘徊する無法地帯となっていた。そんな時代、政府の人工現実規制局で働いていたギデオンとレイチェルは、何故か政府から命を狙われる。身の潔白を証明するために、「ヘル」と現実世界を往復する二人の前に立ちはだかる邪悪な「悪魔」たち。謎と不条理と戦い、辿り着いた「ヘル」の真実とは?大人気ゲームソフト「HELL」の小説化。
「御大喪当日、先帝の霊柩を奪い返す。聖都研究会」明治天皇の柩を奪取するという、警視総監に届けられた脅迫状。誰が何の目的のため?いかなる方法で?西園寺公望の特命を受けた徳大寺五郎は、聖都研究会の正体を暴き、犯行を阻止すべく密偵を続ける。歴史ミステリーに新たな世界を拓く、著者渾身の挑戦作。
最新鋭旅客機の低速飛行、そのとき、何が起こったか!!事故原因の調査は、果たしてどこまで真実に迫れるのか!?現実には、証拠を残さずに確実に墜落させてしまう方法がある!!「驚くほどひ弱な超ハイテク航空機」の未来を問う書き下ろし。
ヤクザのダミー会社との巨額の取引を警察が内偵との情報に、おびえ浮き足だつ銀行会長。この不祥事を契機に一挙に会長一派の追放を仕掛ける頭取派。会長の懐刀で、銀行の暗部を担当し実力をつけた“高卒”専務を通して、不良債権という「ババ」が抉り出す、銀行首脳の抗争を描く、衝撃的な長編経済小説。
愛する妻のキャルは法医学者、死体の解剖が仕事ときた!解剖が何より苦手なプラトーも、可愛い妻のためならばと、落ちこぼれ学生たちに解剖学の個人指導をするはめに。ところが、実習用に献体された遺体は、なんと殺されていたのだ!かくして二人は殺人事件に首をつっこむことに!?抱腹医学ミステリー。
スーパー・ヘリ誕生、そのとき、何が起こったか!!想像を越える大発展をする超ハイテク・ヘリコプター!!極秘開発されたサイレント・ヘリコプター対攻撃ヘリとの空中戦!!「驚くほどひ弱な超ハイテク航空機」の未来を問う書き下ろし。
「泣かせろ、笑わせろ、待たせろ」-ミステリーの黄金律を操った「女王」。ポアロをひっさげてのデビュー以来、70冊に7000人を登場させた。離婚。失踪。記憶喪失。復活。そして、巨匠への道を歩む。本音を漏らした唯一の場所=作品から、隠された素顔を追跡する。
眠らぬ街・新宿を闊歩する「将軍」たち。彼らは完全なる自由を求め、自らの意志で浮浪生活を営む者たちだ。そんな人間交差点に生きる彼らだからこそ遭遇する様々な事件。行きずりの瞬間やゴミの中に隠された真実が、犯罪の謎を解く手掛かりとなる!お馴染み新宿署の牛尾・青柳刑事も活躍の連作ミステリー。
1932年、資産家の家に生まれた本山高一郎は、アメリカへ修業の旅にでることになった。その前日、横浜で久しぶりに会った旧友の河坂から、一編の謎の探偵小説の原稿を譲り受ける。高一郎は大型客船・氷川丸の船上の人となるが、この原稿の謎にせまるうちに数々の不可解な出来事に遭う…。
カリフォルニア州リトルサイゴンで出会った二人の女。戦火のベトナムを逃れてアメリカに渡ったアインと、ユダヤ系アメリカ人のジェイナ。二人にあるのは悲惨な過去と、成功を夢みるたくましい生命力だけ。そして、夢を実現させるべく二人は手を組む…。したたかに生きる女たちの痛快エンタテインメント。
ワシントン郊外の静かな田舎町に響きわたる一発の銃声!そして被害者は二人。男やもめで伊達男、町の人気者の警察署長・モーガンは、州警察の方針とぶつかりながら捜査を開始する。すると一見、平穏に見えた町の陰で、愛と憎悪、野心と欲望に翻弄される人々の真の姿が見えてきた。傑作心理サスペンス。
すべてのミステリの総決算…。究極の連続不可能犯罪を企む天才犯罪者が、陸の孤島で「幻影城殺人事件」を演出する。作家・江戸川乱歩と同じ本名を持つ富豪が、生涯を賭して築いた幻影城。美しい湖の小島に浮かぶ紅の城は、様々な趣向が凝らされた「異形の館」である。推理作家たちが秘境を訪れる。-老いた探偵が惨劇に引き寄せられた時、舞台は整い、物語が始まる。作家の一人が執筆する推理小説が、現実世界を侵蝕し、虚構が世界を包む。虚無の深淵に在る闇の水脈から惨劇が生じ、空前の事件が幕を上げる。装飾的な不可能犯罪が繰り返される。屍は日を追うごとに増えていく。推理小説のありとあらゆる構成要素をすべて制覇すべく犯行を続ける「犯人」-その正体は、限られた「登場人物」の中の一人!事件を支配する犯人の武器は、その天才と「言」の魔力。ひたすら「言」が「迷」い続ける「謎」の山に挑むのは、言と謎を極めた推理作家の集団、百戦錬磨の警察精鋭捜査陣、犯罪捜査のプロフェッショナルたるJDC(日本探偵倶楽部)の名探偵チーム…そして「読者」-「君」自身。神出鬼没、史上最凶の天才「真犯人」、その名は「芸術家」!物語の覇者たる「神」は誰か?「真犯人」の究極の正体は!?旧き約に操られた世紀末の探偵神話を語る「僕」とは!?JDCの切り札・九十九十九が、決して解けない世界の秘密-「神の理」-を悟る時、匣の中の物語は幻魔作用を失い、世界は暗黒の死の館から、めくるめく虚無の彼方へと飛翔する。
断崖に建つ雪の日の洋館で起こった足跡なき殺人に迫る「変装の家」、舞台に突如バラバラ死体を降らせる恐怖を描く「サーカスの怪人」、バラ園のある館で催されたパーティでの毒死-花ことばと呪われた家系の秘密を解く「薔薇の家の殺人」など、才気と優しさに溢れる、名探偵二階堂蘭子の鮮やかな推理傑作集。
周囲から隔絶された、死人が甦る館に住む異形の女性たち。その隣り街で起きる連続殺人事件。奇想と謎が交錯し、不思議の物語は驚愕のフィナーレを迎える!殺人犯は、生きている者か、生ける屍たちか。それとも…。