出版社 : 講談社
ビクトリアの丘に風は吹きすさぶ。1997年の返還を前に激しく衝突する世界のスーパーパワー日中米英。はじまりは、天安門事件だった…。アジア衛星、香港第二空港計画は、何を狙う?新鮮な国際経済小説の出現。
冬の北海道から「花まつりを見に行きます」という絵ハガキを遺して死んだ姉。上着のポケットには一匹の蜂の死骸が…。姉は何を伝えたかったのか?姉の死に不審を抱いた岡田美沙緒は、その足跡をたどって襟裳岬から広尾、帯広へと真相を探る旅に出た。哀切な愛の行方を追うトラベル・ミステリーの傑作。
アニーという名の人形に似た顔の美女たちが、何者かに次々と殺されていった。犯人はアニーに死化粧を施し、着せ替え人形のようにドレスを着せて犯していた。犯人を追う刑事たちの行く手にデート商法の詐欺師が浮かんだが、だまされた美人教師は最後の被害者になろうとしていた。現代の狂気に迫る長編推理。
星暦500年頃、大和王国の天空に妖しい炎を燃やす彗惑星が出現。やがて大地が不気味に鳴動しはじめ、王国は血で血を洗う争乱の大地と化す。それは、王族のたった一人の生き残り星霊皇子の苦難の旅の幕開きでもあった。正史には記録されていない幻の王国の興亡を雄大な筆致で描く愛と冒険の古代史ロマン。
日本は独力で立たねばならないー。狂信的国粋派の超大物フィクサーが仕掛けた世界金融システム破壊プロジェクト。それは日米最終戦争への宣戦布告だった。巨大証券を舞台にした闇の勢力にただ一人立ち向かう私立探偵が、日米同盟半世紀の暗部に見たものは。欧米各国で絶賛された衝撃のリアルノベル。
Jリーグへの登龍門ともいうべき全国高校選手権。その栄冠を目指して大激戦の予選を勝ちあがる主人公藤原哲夫のサッカーにかける情熱、青春、夢…。スタジアムの熱狂と興奮が楽しめる本格サッカー・ノベルス。
全国高校選手権が終わったある日、Jリーグから一本の電話が…。大学サッカー部に進むか、Jリーグをとるか。一方、日系3世の強力なライバルも出現して…。Jリーガー気分と迫力が味わえる本格サッカー・ノベルス。
時間の変幻と永遠相の虹のプリズムを通して綾なすさまを、旧知との交遊のはざまに見出して詩的に定着した『海にゆらぐ糸』連作(川端賞受賞)と、ひとのいのちの収斂するときをいとおしんで描く短篇一作と放送劇とを収録。
テディベアの性格は、作られた時の顔つきで、すっかり決まってしまいます。これは、目の位置がほんのちょっぴりずれてしまったばかりに、思いあがった性格になってしまった、クマくんの波乱にみちた物語ー。せつなくも、どこか途方もない明るさをたたえた佳作です。
対潜哨戒機P3Cに乗る草野は哨戒飛行中に、ロシア船籍の貨物船に対する不審感を覚えた。同じ頃、新潟沖で自然のものとは思われない地震が発生、韓国では日本のテレビ局のソウル支局長が逮捕されるという事件が起きていた。個別の事件の隠された結びつきは驚愕の計画を示していた。日本は戦場となるのか。
やおい-やまなし、おちなし、いみなしの略だといわれる。少年と少年との耽美な物語、あるいはそれを愛する少女たちのことをいう。そんな少女の一人が自ら死を選んだ。その死は、少年の失踪と誘拐事件を引き起こし、元警察官阿南を若者たちの内面へと導くことになった。気鋭が挑む新感覚のハードボイルド。
青銅色の鐘楼を屋根にいただく精神病院に続発する奇怪な毒殺事件。自称億万長者、拒食症の少女、休日神経症のサラリーマン…。はたして殺人鬼は誰か?患者なのか、それとも医師なのか?病人を装って、姿なき犯人の行方を追う警視庁の名物刑事・海方の活躍。全編、毒薬の謎に彩られた蠱惑的ミステリー空間。
男は、もうひとりの小男をキャンディの包み紙のように海に投げ捨て、鬼のような形相で私を追ってきたー。宝石泥棒を両親に持つ女性私立探偵ロニー・ヴェンタナが、その恐ろしい事件に遭遇したのは金門橋を見下ろす海岸通りを早朝ジョギングしている時だった。そして、事件は急展開、思わぬ犯人が。
美しい女を争って剛剣がうなり、おのが愛を守ろうと女の“秘剣”が舞い、女敵討ちの悲しい剣が奔る…。やませみが魚を獲る一瞬の妙技から想を得た、鍾捲新流の秘剣“やませみ”。夫の仇を討つためにその敵から“やませみ”を学ぶ決意を固める志乃を描く「秘剣やませみ」ほか八編を収録する秀作仇討ち短編集。
川沿いの澪通りの木戸番夫婦は、人に言えない苦労の末に、深川に流れて来たと噂されている。思い通りにならない暮らしに苦しむ人々は、この2人を訪れて知恵を借り、生きる力を取りもどしてゆく。傷つきながらも、まっとうに生きようとつとめる市井の男女を、こまやかに暖かく描く、泉鏡花賞受賞の名作集。(講談社文庫) 川沿いの澪通りの木戸番夫婦は、人に言えない苦労の末に、深川に流れて来たと噂されている。思い通りにならない暮らしに苦しむ人々は、この2人を訪れて知恵を借り、生きる力を取りもどしてゆく。傷つきながらも、まっとうに生きようとつとめる市井の男女を、こまやかに暖かく描く、泉鏡花賞受賞の名作集。 深川澪通り木戸番小屋 両国橋から 坂道の冬 深川しぐれ ともだち 名人かたぎ 梅雨の晴れ間 わすれもの