出版社 : 講談社
弱くても戦え! 『元彼の遺言状』著者、注目の新鋭が放つ面白さ最高の「公取委」ミステリー。 ウェディング業界に巣食う談合、下請けいじめ、立入検査拒否。市場の独り占めを取り締まる公正取引委員会を舞台に、凸凹バディが悪を成敗する! 公正取引委員会の審査官、白熊楓は、聴取対象者が自殺した責任を問われ、部署異動に。東大首席・ハーバード大留学帰りのエリート審査官・小勝負勉と同じチームで働くことになった。二人は反発しあいながらも、ウェディング業界の価格カルテル調査に乗り出す。数々の妨害を越えて、市場を支配する巨悪を打ち倒せるか。ノンストップ・エンターテインメント・ミステリー! 「デビュー2年目の勝負作です。わくわくドキドキ、ちょっぴり身につまされ、不思議と力が湧いてくる。理屈抜きで面白い王道エンターテインメントを目指して書きました。エンタメの幕の内弁当、どうぞ召し上がれ!」-新川帆立
物を鑑定する以外に能のない不遇職【鑑定士】だったアイン。 だが、【世界樹】の精霊ユーリと、守り手の賢者ウルスラと出会い運命が一変する。 【神眼】の力を使いユーリを守れる強さを手に入れたアインだが、それを見届けるウルスラは自らがもはや不要になったのでは、と悩んでしまいーー! さらには、名を上げ続けるアインを狙う新たな存在ーー魔族があらわれ、アインに襲い掛かる。 その裏にはある女性の影がありーー!? 【神眼】を使い、アインは英雄への道をひた走る! 小説家になろう発 最強無双ファンタジー、第2弾!
史上最高の冒険者を目指す少年、ライト。 彼がスキルの実を食べて手に入れたスキルは木の実栽培特化の外れスキル《木の実マスター》という、冒険者にはとても向かないスキル。 《剣聖》のスキルを得た幼馴染レーナとも別れ、新たな相棒の少女アイラと 農作業に従事する日々を過ごすライトだが、ある日ひょんなことから食べたら死ぬと言われている2つ目のスキルの実を食べてしまう。 苦しみながらも助かったライトは、外れスキルだったはずの《木の実マスター》の真の力ーー食べれば食べるほどに、スキルを増やすことができるチート能力を知る! スキルの力を縦横無尽に使い、冒険者としてライトは最強への道をひた走る!
第三回公式イベントは、その名も「ファンタジー運動会」! 魔法ありのマジカルバレーに、クジで選ばれた敵を倒すか捕まえる借り物競走、爆発必至のパンジャン転がし等、死亡リタイア続出のヤバい種目ばかり。ファンタジーと付くだけで運動会がこんなに殺伐としたイベントになるとは……。我らが姫様も殺《や》るか殺《や》られるかの競技とという名の戦場で大活躍!! そして、公式イベントが終われば、お待ちかねの進化の時間。アナスタシアの新たなる進化先は、ついにゲームエントリー時からのゾンビ種から外れて[外なるもの]に! フルダイブ型VRMMORPG「フリーライフファンタジーオンライン」──通称FLFOの世界をマイペースに楽しむリアル金髪お嬢様JK・琴音のゲームライフ、阿鼻叫喚の第三回公式イベントとアナスタシアの外なるものへの進化イベントを収録の第7巻!
釣り合わないから断られようと思っていたお見合いの結果、エストホルム伯爵家の三男ベルンハルドと婚約することになった男爵家の娘アーシェ。 婚約者となったからには仲良くならなければしょうがない、と親交を深めようとするアーシェは、極端に無口ながらも気遣いを忘れないベルンハルドのやさしさに惹かれていく。 そんな日々の中、ベルンハルドの胸に飾られた花ーースミレが、どうやら自分にしか見えないこと、そして彼の想いに合わせて姿を変えていることに気が付く。 それはどうやら女神様の祝福のようでーー! 幻の花が二人の恋を繋ぎ結ぶ、純愛ストーリー開幕!
土方歳三、中村半次郎、小栗忠順、武市半平太ー。命を賭して、遺したもの。歴史を題材にした楽曲制作や歌手活動、大河ドラマ公式イベント等でのMC、関ケ原観光大使など、日本史を中心に幅広く活動を続ける著者が、とくに思い入れのある幕末の中でも愛してやまない四人の人物たちを描く本格幕末小説集。
命がけで生きるってこういうことだ! 日本ただ一人の海上保安庁女性潜水士”海蝶“と、彼女を救ったのに海保を去った元隊員。 二人の再会は順風満帆とはいかなかった。震災の心の傷、そして今そこにある危機・最悪の洋上事件。 フェリー船687名の命運は海蝶・忍海愛に託された。感動のエンタテインメント「海保」ミステリー。 「心の傷と格闘する海保の二人。過酷な任務の思いが蘇る」-海上保安庁特殊救難隊初代隊長・北岡洋志推薦 ※海猿にならい、海上保安庁の女性潜水士は「海蝶」と呼ばれる。
第72回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞・特別表彰を受けた映画「マイスモールランド」を監督自身が小説化! ここにいたい。願うことも罪ですか?日本で暮らすクルド人少女の願いと闘いの物語。 幼いころから日本で育ち、埼玉の高校に通うクルド人の少女サーリャは、バイト先で東京の高校生・聡太と出会う。県境を流れる荒川の岸辺で、少しずつ心を通わせていく二人。しかしある日突然、在留資格を失ったサーリャの家族は、就労を禁じられ、自由に移動することもできなくなる……。 現代社会の不条理を、居場所を求めて闘う一人の少女の視点で描き、ベルリン映画祭で高く評価された映画「マイスモールランド」(2022年5月6日公開・嵐莉菜、奥平大兼出演)を監督自ら小説化した注目作。 第72回ベルリン映画祭ジェネレーション部門正式招待
諏訪祐太、小さなPR会社で働いている29歳。今は恋愛より仕事に時間を使い、成功したい。沖村嘉治、諏訪の会社の上司。43歳。仕事はあまりやる気がない。幸せになりたい。平澤遥香、アイドルになりたいと事務所に所属して頑張っているが、なかなか芽が出ない。小早川汀、ホテルのラウンジでピアノを弾くピアニスト。マッチングアプリで恋人を作ろうとするが。それぞれの「秘密」が呼ぶ波乱。運命の相手とは出会えるか。あたし達はどうしたらいいんだろう。ぶつかりあう4人の混線ラブストーリー人気舞台、待望の小説版!
魂の作家による19の短編。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』のルシア・ベルリン、待望の新邦訳作品集。 『掃除婦のための手引き書』の底本である短編集 A Manual for Cleaning Women より、同書に収録しきれなかった19編を収録、今回も傑作ぞろいの作品集です。 〈収録作品〉 虎に噛まれて/エル・ティム/視点/緊急救命室ノート、一九七七年/失われた時/すべての月、すべての年/メリーナ/ 友人/野良犬/哀しみ/ブルーボネット/コンチへの手紙/泣くなんて馬鹿/情事/笑ってみせてよ/カルメン/ ミヒート/502/B・Fとわたし
★★★祝・W1位!!★★★ 日本最大級のミステリランキング、『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇で驚異の2冠!! これを読まねば、“旬”のミステリーは語れない! ◎第167回直木賞候補作◎ ◎各書評で大絶賛!!◎ 東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。 たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。 直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。 「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。 警察は爆発を止めることができるのか。 爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。 【業界、震撼!】 著者の集大成とも言うべき衝撃の爆弾サスペンスにしてミステリの爆弾。取扱注意。 ーー大森望(書評家) この作家は自身の最高傑作をどこまで更新してゆくのだろうか。 ーー千街晶之(書評家) 登場人物の個々の物語であると同時に、正体の見えない集団というもののありようを描いた力作だ。 ーー瀧井朝世(ライター) この作品を読むことで自分の悪意の総量がわかってしまう。 ーー櫻井美怜(成田本店みなと高台店) 爆風に備えよ。呉勝浩が正義を吹き飛ばす。 ーー本間悠(うなぎBOOKS) 自分はどちらの「誰か」になるのだろう。 ーー山田麻紀子(書泉ブックタワー)
東城萌絵の将来の夢は、実家の「トージョー電器」をもっと大きな店にして、父親のような誰からも愛される電器屋になることだった。だが、父が交通事故で重傷を負い、店は閉店に追い込まれてしまう。「トージョー電器」を復活させるためには、私が力を付ければよいのではないか。そう思って、全国チェーンの家電量販店「R電器」に入社した萌絵は、役職者でありながら、売り場で立っているだけの係長・水上と出会い…。衝撃の裏側×衝撃のラスト!元家電量販店社員の筆者が実話をもとに描くお仕事ミステリー!
日本人離れした灰色の髪と瞳をもつ水上久遠(みなかみ・くおん)は、久しぶりに亡き母の故郷である羽葉木に向かっていた。 そこは日本の秘境とも呼ばれる風光明媚な田舎でありながら生活は豊かで先進的、とくに冠城本家と呼ばれる地主一族の男性は、目を見張る美形ぞろいという不思議な土地だ。 久遠は一族の間にときどき出現するという吉兆のしるし「先祖返り」の外見を持って生まれたために、本家の要請をうけて冠城のもとへ来たのだった。 遠縁でありながら本家に近い姿の久遠は「灰色頭(シンデレラ)」のごとく微妙な扱いを受けるが、ある日、蔵の中から出てきた外国風の短剣を手にした瞬間、時空を超えて異世界へと飛ばされてしまう。 気がつけば、久遠は森の中にいた。そこで偶然出会った狼氏族の神官・ドーシャが、久遠を保護してくれるのだが、彼らの間には説明のつかない繋がりがあるようで……? 運命の相手とめぐりあう、異世界転移ファンタジー、ここに開幕!
「ノーラ! 君との婚約は白紙にさせてもらう!」 嵐の日。私ノーラは、 第一王子のレオナルトに婚約破棄を言い渡されてしまう。 どうやら彼は真実の愛とやらを見つけて、 エリーザ伯爵令嬢と婚約するらしい。 しかも私はそのまま、冷酷無比と噂の 第七王子アシュトンとの婚約を押し付けられてしまった。 怖い人と聞いていたけど、私の前に現れたのは漆黒の髪の美しい男。 さらに私は決闘でアシュトンを負かしてしまい、彼に気に入られる。 どうなることかと思ったけど、アシュトンはすごく優しく、 街の人々から慕われている王子であったーー。 アシュトンに溺愛され、充実した日々を送っていたある日。 エリーザ令嬢が「話が違う!」と怒鳴りにきた。 え? 知らなかったの? 彼は……。
没落した名家の娘・平等院澪亜はある日、祖母の部屋の鏡から異世界へ転移し、「聖女」へと転職。それを境に澪亜の人生は激変し、現実世界でも異世界でもあっという間に人気者に。 現実:読者モデル、動画配信、ストリートピアノ演奏会 異世界:5つの種族の生き残りを賭けた計画『聖なる街道(セントグレイス)作戦』 澪亜の人生は「聖女の力」と「持ち前の人柄」でますます煌めいていく。 一方で、いじめっ子たちは澪亜が知らぬ間にどんどん窮地に立たされていきーー。 無自覚系シンデレラストーリー、待望の第2弾!
リエンライン王国では、異世界の記憶を持つ者を聖女として迎える慣習があった。 この決まりに従い、辺境の小国の姫であり転生者だったイーリスは、当時王太子だったリーンハルトと婚約する。 リーンハルトの即位とともに王妃となったイーリスだが、 新たに異世界から転移してきた陽菜が現れてから、明らかにリーンハルトの気持ちは陽菜に傾いていく。 舞踏会では蔑ろにされ、離婚の上での王妃交代の可能性も告げられ、 さらにはリーンハルトと陽菜が一夜をともにしたとも聞かされたイーリスは決意する。 そう、離婚すればいい、とーー! 「荷物を纏めてちょうだい! 今すぐ王宮を出ていくわ!」 決意とともに王宮を脱出するイーリスだが、それがなにやら大騒動にーー!? 離婚宣言&家出から始まるラブストーリー、開始!
ヒール、それも最下級のヒールしか使えない少年ラース。 故郷の村から旅に出たラースは、ある街でゴミ集めをする少女・リノと彼女の保護者であるミーニャと出会う。 彼女たちとともに行動するようになったラースだが、彼のヒールには自身も気づいていないある秘密があった。 ゴミとして捨てられていた、壊れかけの武器や防具などのアイテムにヒールをすると、 すさまじい能力を得たレアアイテムへと生まれ変わらせることができるすさまじい力を秘めていたのだーー! リノが集めたゴミを復活させ、それを売り、ラースの運命は大きく変わっていくーー! リサイクル冒険譚、スタート!
『時空犯』でリアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10第1位に輝いた著者の、待望の長編! 202X年。新型コロナウイルスのせいで不利益を被った若者たちの間で自殺が急増する。自殺者の中には死ぬ前に自伝を国会図書館に納本するという手間をかけている者がいた。その数200人。共通するのは陰橋冬という自殺をした哲学者の最後の著書と自伝を模倣するということ。 早世したベストセラー作家・雨宮桜倉を姉に持つ雨宮葉は、姉が生前陰橋と交流があり、社会状況の変化から遺作が自殺をする若者を肯定しているという受け止められ方をしてしまったという思いから、自殺を阻止しようとするが……。
『恍惚の人』から半世紀。現役医師作家による衝撃のメディカル・サスペンス! 高齢者だけが身を寄せ合って暮らす山間の村。そこは楽園か、遺棄の地か。 夫の暴力から逃れ、幼い娘を連れて家を出た主婦・明日香。 迷い込んだ山奥の村で暮らし始めた明日香は、一見平和な村に隠された大きな秘密に気付き始める。 住民はどこから? 村の目的は? 老老介護、ヤングケアラー、介護破綻……世界一の認知症大国、日本。 人生を否定される患者。生活を破壊される家族。 認知症の「いま」に斬り込む衝撃作! 第一章 北へ向かった夜 第二章 初めての村 第三章 村の医師 第四章 村の人々 第五章 村の宴 第六章 村の記録 第七章 村の名前 第八章 村の運営 第九章 介護日誌 第十章 村の守り 第十一章 村の電波 第十二章 村の外から 第十三章 村の奥 第十四章 村の大義 第十五章 村からの帰還
圧巻。ついに。 ラストの情景はぴたりと見事に着地が決まって、これしかないという美しさだ。ひとは、こういうカタルシスを覚えたくて、物語を読むのだろう。 村山由佳 父が壊した女。それでも俺はあの女が描きたい。 『銀花の蔵』『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の著者が放つ、 人間の業の極限に挑んだ、衝撃の問題作 しがない日本画家の竹井清秀は、妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、全裸で震える少女、蓮子がいた。十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。激しい嫌悪を覚える一方で、どうしようもなく蓮子に惹かれていく。 熱い感動の声、続々! ●遠田作品の中でいちばんすごかった。激しくて魂を抜かれた(うさぎや矢板店 山田恵理子さん)●こんなにも震えた作品はない(くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん)●結末に怯えながら一気に読んでしまった」(あおい書店富士店 望月美保子さん)●遠田潤子さんの真骨頂がここに(あおい書店富士店 鈴木裕里さん)●吸い込まれるような絵が見えるよう(未来屋書店大日 石坂華月さん)●深い愛の世界にためいきがでた(ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん)●一瞬も目が離せなかった(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん)●どうしようもなく惹かれてしまった(本の森セルバBRANCH岡山店 横田かおりさん)●圧倒的な文章力で愛と憎悪を平等に描いた一冊(喜久屋書店櫃原店 井上七海さん)●ものすごい熱い物語(コメリ書房鈴鹿店 森田洋子さん)●つらい。母として女性としてつらすぎる(宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん)●麻薬のような一冊(TUSTAYA西宝店 今村友美さん)●人の心の不思議を思う(正文館書店長久手フレンドタウン店 各務雅美さん)