出版社 : 講談社
隼という名の犬を飼い、一人で狩りをしていた老猟師の家をある日巨熊が襲い、嫁や孫そして隼をもその鉄の爪にかけた。巨熊をはじめ、巨大な犬鷲、長大な牙を持つ猪の3大巨獣と老猟師の対決が迫るころ、1匹の白い紀州犬が迷い込み、老猟師は2代目“隼”と名付けた。老人と犬の哀しいまでの愛を描いて動物小説の巨匠の原点ともいえる処女長編。
コーディーたち4人が派遣されたのは独裁者デュバリエの私兵=トントンマクートの残党に支配された暗黒のハイチ共和国。恐怖政治の亡霊たちは、広大なケシ畑を奴隷たちに耕させ、アヘンから上がる巨額の金を資金源に恐るべき計画を着々と進めていた。いつまでも不正は許されない。正義の銃は火を吹いた!
ローラは、15歳で小学校の教師になり、はじめて家からはなれて暮らすことになった。下宿生活のつらい日々を送っていたローラを救ってくれたのは、週末になると迎えにきてくれるそりとアルマンゾだった。やがで、ローラは静かで豊かな愛をもったアルマンゾと、18歳で結婚するまでの黄金色の光に包まれた素敵な青春の日々を描く「大草原の小さな家」第7作。
国栖(くず)の紙漉きの娘よしの。今日は大阪の紙問屋“京極”へ嫁ぐ日。母と出奔した男の息子と結婚する!その重みを振り切るよう、よしのは母の姿へ叫んだ。「お母ちゃんを否定したところから、うちの女の人生は始まるんや」だが声は桜吹雪にむなしく消えていった。心のままに生きる母千香子。ひたむきな愛を求める娘よしの。傷ついた自尊心を癒せぬ姑菊江。愛憎の日々に生きる3人の女。朝の連続TVドラマ原作。
ナターリアの黒髪が美しいリガの街に揺れるたび、若き瀬尾の心は激しく騒いだ。しかし文化交流使節団の一人が「誘拐」されて事態は一変する。四年前の神戸殺人事件と四十数年前の満州での「出来事」が歴史の闇から浮かびあがってきた時、明らかになる真相とは-衝撃のラストショット、旅情味あふれる長編推理。
みちのくへ旅立った西行法師の真の目的は、「暗花十二拳」の謎にいどむことだった。西行こそは、秘伝「明月五拳」の極意を体得した至上の拳法家だったのだ。雷拳、風拳、鬼拳…次々と現れる暗花十二拳との死闘の果てにたどりついたのは、和歌地獄、そして闇王!大型新人が放つ超迫力のデビュー快作。
商から周へ、中国ではいま易姓革命が始まろうとしている。名君紂王は妖妃妲己を迎えて以来、まったくの昏君(バカ皇帝)と化した。妲己、彼女はじつは、千年の齢を経た女狐の化身だったのだ。-軍師太公望(姜子牙)を擁する西岐軍と商軍の大殺戮戦。妖術玄術が切り結び、飛び交う宝貝(秘密兵器)はSFをしのぐ。奇想天外な大伝奇ロマン、全3巻。
徳川幕府の弱体化がすすんだ幕末、唐津藩主の座に心ならずも就いた小笠原長行は、すでに36歳だった。藩中の反対勢力を制し、江戸城に伺候した長行は、時代改革の必要を次々具申、若年寄をへて老中職を仰せつかる。しかし時勢はあまりにも急旋回しようとしていた。長行の数奇な運命とは?最後の老中を精緻に描いた出色長編。
アヘン戦争から7年後、小乱が続き匪賊が横行する、物情騒然たる中国で、洪秀全が頭角を現わしてきた。エホバを天父と仰ぎ、清朝を排して世直しをめざす、拝上帝会の創始者である。信仰と理想に燃えて金田村に決起した一党は、多彩な勢力も併合して、遂に、太平天国という「国」を樹立するに到った。
ローラ一家は、やっとシルバー湖のほとりに払い下げ農地を手に入れ、わが家に住めるようになった。だが、父さんは、きびしい冬のあいだだけドゥスメットの町へ引っ越すことにした。大草原でつつましく育ったローラ姉妹が、学校や集会で体験する町の暮らし…。自分の生き方にめざめつつある少女ローラの成長を描く「大草原の小さな家」第6作。
厳しい環境下で喘ぐ巨大銀行。会長と頭取の暗闘、不良債券の回収に振りまわされる支店長、融資をめぐるライバルとの苛烈な競争。サバイバルに賭ける都市銀行の苦悩と変貌を活写する渾身の経済小説。
昭和22年夏、横浜。進駐軍の肝入りで、進駐軍家族の子弟や日本の少年たちにスポーツの基礎を教えるサマースクールが開校されることになった。寛太・千春・直行の少年3人組は、闇市を舞台に結束を固め、大人の世界に足を踏み入れながらたくましく生きていたが、サマースクール開校の話を耳にして、あれこれ相談した結果、3人そろって参加を申し込むことにした…。
凄まじい超能力を持つ竜堂四兄弟に安息の日は訪れないのか。黒い権力者たちは「竜」の出現に驚く大衆を煽って野望むきだしにする。そして美貌とプライドを炎に焼かれたレディLの復讐心。最強の敵の登場。追いつめられた兄弟の中でも三男坊・終の怒りは激しいーノベルス界空前の人気シリーズ、強烈第3弾。