出版社 : 集英社
パリに住む写真家アドリアンは『世界のはじまり』に強くひかれ、『はじまりの地への旅』を企画していた。出発をひかえたある日、パリの映画館で、ひとりの娘、ミレナと出会った。ふたりはいっしょに暮らしはじめた。ミレナはチェーホフの舞台に立ち、アドリアンは旅立ちの用意を整える。アドリアンが『はじまりの地』として選んだのはチュルカナ湖、ケープケネディ、そしてヒロシマ。彼が旅立つ日、ミレナは「あなたの子供がほしい」とささやく。ふたりの歯車がすこしずつ違う方向にまわりはじれる。フランス書店賞受賞作品。
98対97。フィラデルフィア対レイカースのバスケットの試合は、接戦だった。シュート1発で逆転する。ジムはいま、まさにジャンプ・シュートしようとしている。見つめる満員の観客が、歓声を爆発させようとする一瞬。だが、ジムは…。はじめる若さ、噴き出す清涼な汗、疑い知らぬ感激の涙…。ユーモア・タッチで綴る爽やかスポーツ小説。表題作他12編を収録。
星子、両親のアメリカ旅行のお伴ができず、今回は葉山のリゾートマンションでひとり暮らし。葉山ならショーナンのいい男をまとめてハントできるかも…なんて気分ワクワクだったけど、ただではすまない我らが星子。宙太との同棲、不倫の恋、そして恐ろしい殺人事件。あげくのはてに東北大追跡と並べきれない忙しさ。夏は女の子が狙われるアブナい季節ー今年の夏はホントにアブナいっ!ユーモア・ミステリー。
時は優雅な昼休み。場所はひそかに、階段下の道具置き場。ここを溜まり場にするあたしたちは、つっぱり。通称、階段グループ。例によって、メンバーは三上、美也子、立花、そして良子。モクふかしながら、美也子が言うには、我らが早匂悠樹が、暴走族の『狂竜党』に狙われてるって。そして、『狂竜党』の頭の女がなぜか学校に転校してくるって話。これはちょっとタイヘンなことになるぜ…。
怪力の持ち主・舞にプロポーズする慧の協力で、暴力団旭日会をつぶしたが、白鳳学園では、依然として舞とソロリティーとの対立が続いていた。そんなとき、新任教師の朱鷺がきた。千里は彼にすっかり夢中になってしまった。実は、ロリコンの朱鷺とソロリティーとが組んで、千里にいけないことをしようとしていたのだ。運よく、もう一人の新任教師の野々村の機転で、舞は千里を救い出した。
「ちょっとぉ、菜月と柊平くんってどうゆー関係?」柊平が超美形ボーイなもんだから、みんなはあたしを羨望と嫉妬の目で見てる。そんなこと言ったって、あたし達は単なる昔なじみ、どうってことないヨ。それより、あたしには気になるあいつがいる。大友圭吾、ちょっぴり悪。何かと話題をふりまいてる。でも、彼には年上の女がいるっていう噂。あたしのことなんか知らん顔。恋にゆれる少女のときめき物語。
沢田竜司ことボビー・沢田ー失踪していたレイラの父が突然帰ってきた。“トレジャータイムス”のボーカリストとしてバイトしていることが学校にバレ、処分されそうだというのに。あんな男が父親だなんて、一度も思ったことないのに…。父親に反発して、家を出て潤哉のアパートに転がりこんだレイラだったが、父とレイラには、忘れていた意外な過去が!大好評「いとしのレイラ」完結編。
ヨビコーの高一補習コースからの帰り道、弥生にナンパボーイ風の圭介が近づいてきた。一目ボレだって。でも、そんなパープーまる出しの男の子なんて嫌い。弥生には、片思いだけど、憧れの酒田先輩がいる。その時、ビルの上の窓から花瓶が落ちてきた!狙ったのは弥生?-翌々日、高校の化学部室に野球の硬球が投げ込まれた。そして、さらに…。弥生と圭介の犯人捜しが始まった。
ぼくとミヤは恋人同士、ぼくらの愛をじゃまするものは何もないーなんちゃって!でもそれがヘンな感じなんだ。小町谷センパイ自慢の新車が暴走してぶつかりそーになったり、ワープロの画面に打ちもしなかった不思議な文章が残ってたり。そして、ぼくの大切なミヤが原因不明の病気。まるでだれかがぼくたちを呪ってでもいるかのよーに。なぜ、なぜなんだ?学園ライト・ミステリー。
サハラに住む部族の反乱を鎮めるため父・プトレマイオス十二世の名代として、灼熱の砂漠を渡っていくことになったクレオパトラ。警護につくのは、正義の神の子・アシラスや戦いの神の子・マルタら親衛隊の隊士たちだ。ほのかな思いをアシラスにうちあける間もなく、クレオパトラの命を狙って次々と襲い来る砂漠の暗殺団。そしてアシラスたちの前に最強の敵・ブラック・ピューマが現れた。
高校に入学した僕(北斗光)と悪友の脇田誠とは、皇緑子の強引な勧めで天文部員になった。さらにもう一人、茶之水博士というとぼけた名のガリ勉も入部した。顧問は緑子のおじでもある夏川先生。その先生が、5月の連休の合宿後に、信州で運転をあやまって死んだ。僕たちはその死に不審を抱いた。夏川先生のマンションを訪れてみると、すでに部屋があらされている。次は…学校の天文台だ!
自由であっても、いつも孤独なひとり。三田村彩子、32歳の独身OL、外資系会社の秘書。四年以上つきあっている恋人岡本直紀は34歳。結婚すると決めたわけではないが、彼にはもう一人、若い愛人エリがいる。彩子もまた、友人の家で出会った泰生と暮らし始めるが…。幸福を夢みながら、決して満たされることのない、男女の孤独感を描く書下し恋愛小説。
突然、泉が街なかにできて、その中に入った男が、引きこまれるように沈んだ…。そんなことを知らない人々は〈愛の泉〉と称して新名所に浮かれていたが、エリカはその泉に、なにか得体の知れぬ邪悪なものの存在を感じていた。だれかの陰謀?それとも呪い!クロツクとエリカの活躍が始まった。表題作の他に「ある吸血鬼の肖像」を収録。
その日、学校で、すばらしくすてきなことがあった。同じクラスでバスケット部のエースの上杉和典ーチアガールをキャアキャア言わせてる彼から、デートに誘われた。「今夜、天満宮の宵宮、いっしょに行かないか」って。あたしは、ゆかたで出かけることにした。しかし、夕方、大変なことが起きた。母が倒れたのだ。あたしは宵宮ではなく、病院の待ち合い室で、うつむいたまますわっていた。
高校生ながらもコピーライターとして活躍する、お元気少女パセリ。ある日広告プロダクション〈アド・バルーン〉を訪れると、そこにはブラジャーを着けた男の姿が…!「ギャワッ」と叫んでしまったパセリだけどフロント・ホックのブラのキャンペーンが次の仕事と聞いてホッ…。ブラのコピーを考えながら、陰険な部長・深雪のいる文芸部の合宿に行ったパセリだが。大好評HB物語第2弾。