小説むすび | 出版社 : KADOKAWA

出版社 : KADOKAWA

怪と幽 vol.014 2023年9月怪と幽 vol.014 2023年9月

「怪と幽」14号は、特集二本立て! 特集1「奇想天外 きのこの怪」 きのこは不思議に満ちている。まず、見た目からして奇妙だ。美味しい食物として親しまれながらも、幻覚を引き起こしたり毒により死に至りしめたりする種が存在している点が不気味である。そもそも、きのこはかりそめの姿で、本体である菌糸は地下に広がり、普段は目に見えない。動物と植物のあわいで揺らめく神秘的な生態は、昔から人々を惹きつけてきた。きのこに関する神話・民話・文学は日本のみならず世界に分布している。熱狂的な愛好家がいる一方で、前号の特集「怪奇大特撮」で映画『マタンゴ』が“トラウマ特撮”として挙げられたように、恐怖の対象にもなり得た。幾つものきのこ文学を遺した泉鏡花や宮沢賢治、研究者の南方熊楠はもとより、きのこを存分に語る「キノコデー」を提唱した柳田國男まで──きのこは、お化け好きを虜にする! 特集2「幽霊と魔術の英国」 英国では、数々のお城や建築物に幽霊が現れるとされ、現在王室の面々が住まう宮殿も出るのは「当たり前」。霊の出現が観光名所としてのアピールにも繋がっている。そんな「この世ならぬ存在」との距離が地続きの国は魔術の本場でもあり、アーサー王に仕えたマーリンに始まり数々の魔術師の存在や影響が文化に色濃く現れている。英国発の魔術ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの勢いも止まらない。幽霊と魔術が日常に息づいているこの国は、日本の作家や読者にも大きく影響を与え魅了し続けてきた。英国の幽霊と魔術の世界に、いざ出発! ●特集1 奇想天外 きのこの怪 【復刻】 「くさびら」泉鏡花、「きのこ会議」夢野久作 【対談】 飯沢耕太郎×吹春俊光 【寄稿】 田中貴子、多田克己、飯沢耕太郎 【インタビュー】 貴志祐介   【怪談】 安曇潤平  【エッセイ】 高原英理、池澤春菜、ヒグチユウコ、日高トモキチ、保坂健太郎、堀博美 【ルポ】 玉置標本  ●特集2 幽霊と魔術の英国 【対談】 織守きょうや×河合祥一郎  【寄稿】 植松靖夫、南條竹則、額賀澪 【復刻】 坂田靖子「オプション・ハウス」 【座談】 東雅夫×下楠昌哉×中島晶也×土方正志 【ガイド】 ハリー・ポッター世界にみる幽霊と魔術 ●小説 京極夏彦、小野不由美、有栖川有栖、澤村伊智 ●漫画 諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介 ●論考・エッセイ 小松和彦、荒俣宏、加門七海、東雅夫、村上健司&多田克己 ●グラビア 中野カヲル、芳賀日出男+芳賀日向、佐藤健寿、新井文彦、怪食巡礼 ●怪談実話 鈴木光司、高木道郎、小松亜由美 ●情報コーナー 山白朝子×乙一、東亮太×門賀美央子、三上延、夏原エヰジ、大島清昭、高木道郎、怪奇里紗、及川祥平 etc……

『ロマンス潰し』の女公爵は第二王子の執着愛に気付かない(1)『ロマンス潰し』の女公爵は第二王子の執着愛に気付かない(1)

出版社

KADOKAWA

発売日

2023年8月31日 発売

過去三回、他人の婚約破棄に関わったために『ロマンス潰し』と呼ばれるようになってしまったコーネリア。周囲から『強く正しく逞しい』と評されるコーネリアは、男性しか爵位を継げない国で特例として公爵位を継ぐこととなるが、爵位継承の手続きをしている間に婚約者からまさかの婚約破棄を告げられてしまう。 呆然とするコーネリアだが、一月後の第一王子の立太子の式典にはどうしてもパートナーを伴って出席しなければならない! 頭を悩ませているところに「俺で良ければ協力しますよ」と提案してきたのは、薄茶の長い前髪、整った顔立ちの情報屋のウィルだった。さらになぜか「第二王子、優良物件じゃないですか?」と、病弱との噂でコーネリアも会ったこともない第二王子を、やたらと結婚相手にゴリ押ししてくる。 当日は貴族に変装したウィルと踊ることになったが、そこに現れたのはなぜか噂の第二王子でーー? 責任感とメンタル強めの公爵令嬢が策士な第二王子の執着包囲網に、いつのまにか囚われるラブ!

おかえり、めだか荘おかえり、めだか荘

出版社

KADOKAWA

発売日

2023年8月30日 発売

「めだか荘」でルームシェアをするアラサー女性4人。 恋愛願望が強すぎて上手くいかない遥香、あと少し売れたくて「脱ぐ」か悩む女優の那智、 プロポーズされるも仕事を頑張りたいからと結婚に踏み切れない楓、父親や弟との関係にもどかしさを抱える柚子。 性格や職業がバラバラな4人でも楽しく過ごしていたが、 リニア開通に伴う都市再開発のため、8ヶ月後に退去するよう連絡が来て……。 ーー私の人生、これでいいのかな? ●著者コメント 子どもの頃から、物語を想像したり妄想したりすることが好きでした。 文章を書くことも好きだったので、作家になりたいな、なんて思っていた時期もありました。 ですがいざ書き始めても、物語を完結させることができない。読書感想文で褒められることもない。 いつのまにかそんな夢を持っていたことも忘れて、わたしはアイドルになり、いまは結婚もいたしました。 そんなわたしの元に突然現れた小説家デビューのお話。 KADOKAWAさんに助けていただきながら、人生で初めて物語を完結させることができました。 特別に教養があったり、詩的センスがピカイチではないわたしに何が書けるだろう、と不安でしたが、 これまで経験してきたことを武器に、そして今のわたしにしか書けないものになったかなと思います。 人生何があるかわかりません。何年越しに忘れられていた小学生の時の夢が叶ってとても嬉しいです。 たくさんの方に手に取っていただけますように。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP