出版社 : KADOKAWA
“神隠し事件”以降、自分は無理に『普通の人』でいなくてもいいのだと、時代の変化を受け入れる<守護>千鳥。だが帯刀が大学卒業後、正式に<守護代>になるつもりだと聞き、思わず反対してしまう。そこへ、那須で静養している先代さまから「百目鬼が現れた」との報せが。柏と帯刀を連れ那須へ向かった千鳥は再会を喜ぶが、懐かしい先代さまは優しさの中にもどこかよそよそしい様子で……?
紅粉谷春花は恋愛に失望していた。幼いころ、初恋の人と交わした結婚の約束。それが果たされることはないと気づいてしまったハルカは誓った。 「もう恋なんてしない!!」 恋愛不感症を装いつつ、キッパリ未練を絶つために約束の指輪を捨てに行った……はずだったのに、突然海から現れたゾンビに襲われた!? しかも名前は『不動院ルネ』ってーーそれ、私の初恋の人の名前なんですけど!? 12体の配下を従えるゾンビの王となって還って(?)きたボーイフレンドとの、心臓(ムネ)キュン同居生活、スタートします!!
教会破門騒ぎを乗り切った令嬢アイリスに、“国軍解体の動きあり”の知らせが届く。これは戦争の前触れ!? そんな中、護衛のディダに「戦争になったら相手を殺せと命じる覚悟があるのか?」と問われた彼女は……
ユリーカの故郷を救うため、過去の歴史をねじ曲げて戦いを挑んだシュテンたち。敵将を倒して無事現代に戻れたが、なぜか猛者だらけの魔王軍が壊滅状態で……? 生か死か。絶対に負けられない戦いが始まる!
凶相ゆえに女性と縁が無いまま40歳になった最強将軍ーー『青熊将』バルトロメイ。ある日、彼のもとに妻として少女が寄越される。今回も拒絶されると思いきや……「フランはっ! この日を待ち望んでおりました!」
英雄に憧れる田舎育ちの少年、アース。だが、彼には剣や魔法の才能はなかった。森で凶暴なモンスターに襲われ絶体絶命のアースを救ったのは、野生の青いリス? 一人じゃ無理でも、相棒と一緒なら……!?
迷宮の門番を破り、さらに悪名高い盗賊団をたった一人で返り討ちにし、FPSの力で異世界をのし上がっていくシュバルツ。彼は訳あって変装をし、『迷宮攻略のシュバルツ』、『戦闘傭兵のシャフト』として二重生活を送っていた。シャフトの戦闘力が見込まれ護衛任務を託されるが、その護衛対象は、以前共に迷宮探索をした領主の娘ーラリィだった!?正体を隠したまま任務に就くシャフトに、誘拐・襲撃・暗殺…次々と事件が降り注ぐ!
突然の地震に意識を失い、気がつくと俺(32歳・営業職)は異世界に転移していた。困惑する俺の前に現れたのは、腹黒そうな貴族さま。なぜか俺を“勇者”と呼ぶ彼は、いきなり告げた。「このワシが成したいのはな。…王権の簒奪じゃよ」かくして陰謀劇に巻き込まれた俺は、営業で培った話術で必死に足掻く…のだが、その結果、貴族に気に入られヤンデレ孫娘と婚約、しかも恋敵(?)と決闘する羽目になり…。ひとつ間違えればDEAD END!俺は生き延びられるのかー!?
東京のベッドタウンに住み、建築デザインの仕事をしている石川一登(いしかわかずと)と校正者の妻・貴代美(きよみ)。 二人は、高一の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅(みやび)と共に、家族四人平和に暮らしていた。 規士が高校生になって初めての夏休み。友人も増え、無断外泊も度々するようになったが、二人は特別な注意を払っていなかった。 そんな夏休みが明けた9月のある週末。規士が2日経っても家に帰ってこず、連絡すら途絶えてしまった。 心配していた矢先、息子の友人が複数人に殺害されたニュースを見て、二人は胸騒ぎを覚える。 行方不明は三人。そのうち犯人だと見られる逃走中の少年は二人。息子は犯人なのか、それとも……。 息子の無実を望む一登と、犯人であっても生きていて欲しいと望む貴代美。揺れ動く父と母の思いーー。 『火の粉』の不穏な空気感と『クローズド・ノート』の濃密な心理描写。 両方を兼ね備え、執筆時、著者が最も悩み苦しみ抜いた、渾身の力作。
中学3年の築館凛は、4歳のときに両親が離婚して以来、新聞記者の母・深雪との母子家庭。 夏休みに入った7月末、深雪が海外出張中のため従姉夫婦が営んでいるペンションで過ごしていたが、強盗に襲われ従姉夫婦は殺されてしまう。 凛は間一髪で助かったが、さらに深雪が海外で行方不明に。執拗に凛を追う強盗たちは、どうやら築館家に伝わる秘文「ドチリナ」を探しているらしい。 凛は、仕方なく離婚以来会っていなかった言語学者である父・桜小路賢史(さくらこうじさとし)を頼ることに。 桜小路は、凛の携帯電話のマイクロSDカードの中から、「ドチリナ・カムイモシリ」と書かれた古文書を見つけるーー。 岩手の山奥に350年以上守られた「ドチリナ」の謎が明かされるとき、黄金伝説が蘇る!
その里は地図に載っていないという。里のお屋敷には燃えるような躑躅の花が植えられており、どんな病でも治してしまうという“蟲宿しの一族”の末裔で強大な力を得た御先が住んでいた。御先は心から慕ってくる雅親を突き放し、里を出て夜の店で働いていた四と出会う。そして“事件”は起こった…。現代の都会の闇に紛れ込み、不老不死の一族が、時を超えて愛しい人を求める、禍々しくも哀しい現代奇譚。
大阪の工場ですべてを技術開発に捧げた音三郎は、製品化という大きなチャンスを手にする。だが、それは無惨にも打ち砕かれてしまう。これだけ努力しているのに、自分はまだ何も成し遂げていない。自分に学があれば違ったのか。日に日に強くなる音三郎の焦り。新たな可能性を求めて東京へ移った彼は、無線機関発の分野でめきめきと頭角をあらわしていく。そんなある日、かつてのライバルの成功を耳にしてしまいー!?
「仕掛け花火が次々に炸裂するような本格ミステリ。 この贅沢さがうれしくて、喉が鳴ります」 ーー有栖川有栖氏、絶賛。 とある弁護士事務所に勤める花織は、先生に寄せられる依頼を盗み聞きしては、“おしゃべりする猫”のスコティと噂話に花を咲かせていた。ある日、愛らしく気高くちょっと生意気なスコティが、推理合戦を仕掛けてくる。「もしいま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」。金庫に入っているのは、5カラットのダイヤ、資産家の遺言書、失踪人の詫び状、12通の不渡り手形。怪しい依頼人たちを容疑者に、あれこれと妄想を膨らますふたり(1人と1匹)だったが、なぜか事件が本当に起きてしまいーー。
時は明治。徳島の貧しい葉煙草農家に生まれた少年・音三郎の運命を変えたのは、電気との出会いだった。朝から晩まで一家総出で働けども、食べられるのは麦飯だけ。暮らし向きがよくなる兆しはいっこうにない。機械の力を借りれば、この重労働が軽減されるはず。みなの暮らしを楽にしたいー。「電気は必ず世を変える」という確信を胸に、少年は大阪へ渡る決心をする。
要塞都市サルマリアでの魔王軍との戦いから幾日。 鏡たちは《1万ゴールド》を集めるためにカジノをオープンすることになった。 スタッフ募集に四苦八苦する彼らの元に現れた謎の執事《デビッド》の目的とは? 王都ヘキサルドリアで一人苦悩するパルナの真意とは? そして鏡は、世界の運命に抗うため、王都に殴り込む!!
塾には通いながらも不登校を続ける、高校生の遥。遥には母親が教師をしている学校へ行けない理由があった。ある日、塾の近くのレンタルショップで事件が起き、遥は犯人だと疑われる。窮地を救ってくれたのは、居合わせた塾講師の黒澤だった。寡黙ながら救いの手を差し伸べてくれる黒澤に、遥の心は少しずつ解きほぐされていく。レンタルショップの事件は、遥が不登校になるきっかけとなった出来事にもつながっていき、やがて、黒澤の言葉が彼女の世界を変えるーー。