出版社 : KADOKAWA
比奈子の故郷・長野と東京都内で発見された複数の幼児の部分遺体は、神話等になぞらえて遺棄されていた。被虐待児童のカウンセリングを行う団体を探るなか深手を負った比奈子は、そのまま行方不明に。残された猟奇犯罪捜査班の面々は各地で起きた事件をつなぐ鍵を必死に捜す。そして比奈子への復讐心を燃やしている連続殺人鬼・都夜が自由の身となり向かった先は…。新しいタイプのヒロインが大活躍の警察小説、第6弾!
東京の山間部、廃牧場のサイロで、16年前に失踪した女子大生・咲の死体が発見される。咲は胸を鉄パイプで貫かれ空中を飛んでいるようだった。翌週には、湾岸の高層ホテル屋上で殺人事件が発生。犯人は空を飛んで逃げたかのように姿を消していた。警視庁捜査第一課の鏑木班は、二つの事件に公安部の影を感じながらも、密かに捜査を進める。やがて、咲がかつて在籍していた「タンポポの会」という環境サークルにたどり着くがー。
なぜ彼女は、『枕草子』を書いたのかーー。28歳の清少納言は、帝の妃である17歳の中宮定子様に仕え始めた。華やかな宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、その才能を開花させていく。機転をもって知識を披露し、清少納言はやがて、宮中での存在感を強める。しかし幸福なときは長くは続かず、権力を掌握せんとする藤原道長と定子様の政争に巻き込まれて……。清少納言の心ふるわす生涯を描く、珠玉の歴史小説!
病魔に怯え、欲望に耽溺する、優柔不断なある作家の姿を描く「余生」。セレブな人妻に元ホストがかけた黒い罠を描く「甘い復讐」--。『さらば雑司ヶ谷』『民宿雪国』で読書界に衝撃を与えた著者による猛毒短篇集!
初代内閣総理大臣、伊藤博文。幼名、俊輔。周防国の百姓の家に生まれた彼は、武士に憧れ、無謀にも一国の宰相となることを夢見た。幕末の動乱期を持ち前の明るさと好奇心で駆け抜ける俊輔に、吉田松陰、高杉晋作、桂小五郎、坂本龍馬ら多くの志士たちは次第に魅了されていく。英国に留学し、早んに世界へ目を向けた俊輔がたどり着く、あるべき「日本」の姿とは?歴史小説の新鋭が贈る、爽やかな一代記。
甲斐宗運、鳥井元忠、茶屋四郎次郎、北条氏康、片桐且元……。知られざる武将たちの凄絶な生きざま。大注目の作家陣がまったく新しい戦国時代を描く、書き下ろし&オリジナル歴史アンソロジー!
歯科医として働くクリスチャン、聖。勤務先の院長は、大学時代から仲の良い双子の兄弟…スマートで優しい慎一郎、大柄で明るい健一郎だ。ある日、彼らのプロポーズを断った聖は、中庭の“音楽室”に監禁されてしまう。双子は本性を現し、陵辱はエスカレート。身も心も壊された聖は、神に祈るのをやめ、ある復讐に踏みきるー「わたし、二人のどちらかと結婚したいわ」。凄絶なラストに心奪われる、エロティック・リベンジホラー!
名探偵、華麗なる復活。新訳シリーズ最新刊! 世界一の名探偵、シャーロック・ホームズが帰ってきた! ロンドン犯罪界を牛耳る宿敵・モリアーティとの格闘の末、滝壺に消えたホームズ。 「空き家の冒険」で再びワトスンの前に姿を現わし、完全復活を見せつける。 その他、華麗な暗号解読を披露する「躍る人形」、稀代の恐喝屋との対決の末にどんでん返しが待ち受ける「恐喝王ミルヴァートン」等、二人の活躍が光る13編を収録。どこから読んでも面白い、不朽のミステリを新訳で!
日本一小さいけれど格式は高く、江戸城では大大名と肩を並べる席が用意される喜連川藩。だが石高は低く、藩政は決して楽ではなかった。ある日、藩士の天野一角は、御所様(藩主)の密書を江戸屋敷に届けよと命じられる。なんとその密書、肥後細川家から一万両を借りるべし、という金策の指示だった!話をまとめるまで喜連川に戻れぬ天野一角は、知恵と誠意で無理難題に挑むが…。著者渾身の書き下ろし新シリーズ開幕!
神の舌ーー絶対舌感を持つためキスもできない男が、運命の温泉芸者を探して旅に出るが、行く先々で事件に遭遇してしまう。しかしその神の舌が事件を一挙解決!堤幸彦ワールド全開のドラマノベライズ第一弾!
ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ。日本人の父と孤独な二人暮らしを送る15歳のアリコは、ある日同い年の不思議な少女と知り合う。右目は翡翠色、左目は水色の、名前はナーダ「なんにもない」という意味だという。自分とは正反対のナーダに強く惹かれていくアリコ。しかし互いの距離が近づいたとき、ナーダがアリコに囁いた。「あたしと代わってくれる?」リオの強い光と影の中で紡がれていく、二人の少女の運命の物語。
活動内容=謎解き+何でもあり。そんなゆるさが持ち味の“カジヤ部”。天然ボケだが推理は抜群な先輩、梶谷七唯のあとをつぎ、部長となった長原あざみ。人見知りで「ぼっち」な彼女にも、個性豊かな仲間たちができ、大学生活も楽しくなって…きたはずが、難問が次々発生!しかも文系サークルの自治委員長を務めるクールな二枚目、千坂基から、名画紛失の相談を受け…。懐かしさときらめき溢れる、日常の謎系青春ミステリ!
金曜日の深夜、2週続けて若い女性の殺人事件が発生した。残された手がかりから犯人の血液型はB型と判明。十津川警部の指揮の下、刑事たちは地道な捜査を続けていた。そんな中、捜査本部に“9月19日 金曜日の男”とだけ便箋に書かれた封書が届きー当日は何事もなく、夜が更けたかに思えたが、翌早朝、電話が鳴りひびいた。若い女性を恐怖のどん底に落とし込んだ姿なき犯人とは…。ベストセラー長編サスペンス・ミステリ。
閉ざされた無人の山小屋で起きる怪異、使われていないリフトに乗っていたモノ、山道に落ちていた小さな赤い靴の不思議。登山者や山に関わる人々から訊き集めた、美しき自然とその影にある怪異を活写した恐怖譚。
当主になって初めての旅行に心躍る花穎。ところが訪問先である一ノ宮家の別荘で起きた火事をきっかけに、偶然居合わせた赤目家を巻き込む大騒動に発展してしまい……!? 花穎と衣更月、2人の主従の絆が試される!
旧家・蒔岡家の四人姉妹、鶴子・幸子・雪子・妙子。上流社会に暮らす一家の日々が描かれる。上巻では、奔放な四女・妙子の新聞沙汰、美しいが無口で未婚の三女・雪子の縁談を巡って物語が展開してゆくーー。
日中戦争開戦の向きがいよいよ本格的になる中、三女・雪子の縁談に光が見える。一方、家から絶縁を言い渡された妙子はーー。著者・谷崎が第二次大戦下、自費出版してまで世に残したかった、大作の完結編。
奔放な四女・妙子は神戸の大洪水に遭うも一命をとりとめた。しかしその後さらなる悲劇が妙子を襲う。三女・雪子は、縁談を期待して東京の本家に移り住むことになるが、都会の空気になじめずーー。
「魔獣には人を狂わせる力がある」 “魔獣”--その身体に“人”に酷似した部分を持つ獣が存在する世界。 人々が鑑賞・性愛の目的で雌型の魔獣を嗜好、盲愛して狂気に堕ち、世間には様々な事件が充ち満ちていた。 帝都最高の魔獣調教師『絢爛なる万華鏡』ゴヴァン卿の不可解な死とともに彼の全てを継承した青年ーーツカイ。 とある【魔獣愛好倶楽部】でツカイの友人となった上代ウヅキは、帝都最高峰の魔獣調教師【獣の王】として 名声を高めていく彼に纏わる魔獣絡みの事件に遭遇していき……やがてその地位に関する陰惨な真実に触れることとなる。 「運命の敵も、親愛なる友も、私にとっては同じことだ」 人間の業と罪過が妖華絢爛に綴られる、至高の王の残酷なる事件録。
王も国も意味を失って崩壊した世界。かつて国を為した組織は経済集団と定義され「圏<エスティズ>」と呼ばれるようになっていた。東にあるヒウモト圏の継承第二位のレイロウは自らその権利を放棄したにもかかわらず、頭脳の冴えゆえに、第一位主である兄からは却って疑われてしまい、暗殺を避けてロキオルス圏に亡命していた。しかし、ロキオルス圏位主官の娘マリエイラを房中術でもてなしながら隠遁生活を過ごすレイロウの下には、いまだ兄の殺意が貿易商の形となって伸びてくる。ある日、レイロウはマリエイラから、圏が侵略の危機にさらされる前にと、ヒウモトとの外交補佐を頼まれることになるのだがーー。「無事に解決してもらえれば報告も不要。私は“何も知らない”のですから」「面白い。軍勢のいない戦争だ、これは。--引き受けましょう、その話」神なき、経済的駆け引きの世界で織りなされる異質無比ファンタジー登場。