小説むすび | 出版社 : KADOKAWA

出版社 : KADOKAWA

タラニス 死の神の湿った森タラニス 死の神の湿った森

著者

内藤了

出版社

KADOKAWA

発売日

2022年9月16日 発売

ドラマ化もされた「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズで人気の内藤了。 初の単行本はあの男の少年時代を描く「お屋敷」ホラー&ミステリ!  イギリス・ウェールズで少年ジョージが暮らす「タラニス屋敷」。「タラニス」とは「死の神」を意味するケルトの神だ。  夜遅く目覚めたジョージは家政婦のミツコに物語をねだる。彼女が、秘密の話ですよと「ゲッシュ」(ケルトの魔法の取り決め)を交わしながら語ったのは、屋敷に伝わる、メリッサという少女の物語だった。メリッサは、子どもを食べる死の神に生きたままかまどで燃やされたという。そのかまどがお屋敷の廃墟部分『死者の間』にある、近づいてはいけないーー。けれども、一緒に話を聞いた兄のアルフレッドは、今度マムと戻ってくる赤ちゃんへの贈り物を探しに『死者の間』に行こうと言い出し……。  廃墟の秘密の扉を開けてしまったことで、夜な夜な現れるようになったメリッサの亡霊。そこに隠された真実と、ツェルニーン家の秘密とは。  やがて法医昆虫学者として日本を訪れることになる、ジョージ・クリストファー・ツェルニーン。  彼の少年時代に秘められた悲しく凄絶な物語。 装画=目黒ミロ プロローグ 第一章 メリッサの亡霊 第二章 死者の間と銀のスプーン 第三章 メリッサの凶行 第四章 死の神の城 第五章 森の王 第六章 ロンドンから来た記者 第七章 秘密の小箱 エピローグ

ドラゴン様の召使、竜使いを引退してギルドマスターになる。2ドラゴン様の召使、竜使いを引退してギルドマスターになる。2

出版社

KADOKAWA

発売日

2022年9月16日 発売

元勇者パーティでドラゴン使いのルルは、炎竜スルトとともに囲われ村のギルドマスターへと転職した。今日も平和なド田舎村に事件など起きないはずが、なぜか魔王軍討伐の最前線にいるはずの勇者エンナとひと息で世界を滅ぼす伝説のドラゴン達が村に押し寄せてきて……。  そして、ルルにパーティへと戻って欲しいエンナと、ルルを竜の里へと連れ戻そうとするドラゴン達によるルル争奪戦が勃発! 勇者VSドラゴン、これは世界が滅ぶ予感ーー!? プロローグ ギルド・コンサルティング 第1章 今ギルドマスターがモテる。足元から始める秋のリストラコーデ 第2章 冒険者ギルドにとって最悪の敵は採算度外視ボランティアの勇者様 第3章 病んでる勇者と最強ポンコツドラゴンがギルマス巡ってバチギスなんで、ここはコンサルに解決方法を聞いてみる 第4章 最強ドラゴン強すぎな上に他のドラゴンまで召喚し出してマジ無理な件 第5章 やべえ仕事が一番稼げるという事実 第6章 勇者とドラゴンとギルドマスター。みんな揃って魔王軍をぼっこぼこに助けてあげる 第7章 ドラゴンの財宝 エピローグ 最高のギルド

流浪地球流浪地球

出版社

KADOKAWA

発売日

2022年9月7日 発売

ジャンル

●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」 ●惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。「ミクロ紀元」 ●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。「呑食者」 ●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまうーー。「呪い5・0」 ●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。「中国太陽」 ●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。「山」 流浪地球 ミクロ紀元 呑食者 呪い5・0 中国太陽 山 訳者あとがき 大森望

老神介護老神介護

出版社

KADOKAWA

発売日

2022年9月7日 発売

ジャンル

●突如現れた宇宙船から、次々地球に降り立った神は、みすぼらしい姿でこう言った。「わしらは神じゃ。この世界を創造した労に報いると思って、食べものを少し分けてくれんかの」。神文明は老年期に入り、宇宙船の生態環境は著しく悪化。神は地球で暮らすことを望んでいた。国連事務総長はこの老神たちを扶養するのは人類の責任だと認め、二十億柱の神は、十五億の家庭に受け入れられることに。しかし、ほどなく両者の蜜月は終わりを告げたーー。「老神介護」 ●神文明が去って3年。地球で、もっとも裕福な13人がプロの殺し屋を雇ってまで殺したいのは、もっとも貧しい3人だった。社会的資産液化委員会から人類文明救済を依頼された殺し屋は、兄文明からやってきた男から、別の地球で起こった驚愕の事態を訊かされる。「扶養人類」 ●蟻と恐竜、二つの世界の共存関係は2000年以上続いてきた。恐竜世界の複雑なシステムは、蟻連邦によって支えられていたが、蟻世界は恐竜世界に核兵器廃棄を要求、拒絶されるとすべての蟻はストライキに突入した。「白亜紀往事」 ●僕が休暇を取る条件は、眼を連れていくことだと主任は言った。デイスプレイに映る眼の主は、若い女の子。ステーションにいる彼女の眼を連れて、僕は草原に旅行に出かけた。宇宙で働く人は、もうひと組の眼を地球に残し、地球で本物の休暇を過ごす人を通して仮想体験ができるのだ。「彼女の眼を連れて」 ●74年の人工冬眠から目覚めた時、地球環境は一変していた。資源の枯渇がもたらす経済的衰退を逃れようと、「南極裏庭化構想」が立案され実行された結果、深刻な事態が起こっていたのだ。「地球大砲」 老神介護 扶養人類 白亜紀往事 彼女の眼を連れて 地球大砲 訳者あとがき 古市雅子

小説の小説小説の小説

著者

似鳥鶏

出版社

KADOKAWA

発売日

2022年9月2日 発売

本格ミステリ界にその名を轟かせる似鳥鶏の新境地は、“メタ・フィクション”! 私たちの知る「小説」は、様々な「決まりごと」の上に成り立っている。 無意識下の常識を逆手に取った、ルール無用の超次元小説! ▼各話紹介▼ 「立体的な藪」……いつものように殺人に出くわしてしまった名探偵。華麗な活躍で事件が解決したはずだったそのとき、思わぬ“伏兵”が推理を始めーー!? 「文化が違う」……異世界転生し、チート能力で無双する。誰もが夢見るシチュエーションで、最大の敵は、言葉の“イメージ”だった!! 「無小説」……「小説」とは何か、「書く」とは何か。創作の限界に挑む、禁断の×××小説! 「曰本最後の小説」……新法が成立し、検閲が合法化された「曰本」。表現の自由が脅かされる中、小説家の渦良は、あらゆる手を尽くして作品を書き続ける。 ※紙書籍版カバー裏には、特別書き下ろし短篇「かみつき小説」を収録。 ※電子書籍版巻末には、特別書き下ろし短篇「夫の日記帳」を収録。 まえがき 「立体的な藪」 「文化が違う」 「無小説」 「曰本最後の小説」 あとがき

怪と幽 vol.011 2022年9月怪と幽 vol.011 2022年9月

天才少年・悪魔くんが悪魔の力を借りて、人類が平和に暮らせる理想郷「千年王国」を築き上げようと活躍する、水木しげる氏の傑作漫画「悪魔くん」。 第一特集では貸本版(松下一郎)、マガジン版(山田真吾)、ボンボン版(埋れ木真吾)--といった漫画作品を中心に紹介&考察。 世界規模で混迷するいまこそ救世主「悪魔くん」を、我は求め訴えたり! 第二特集は、シリーズ第三集『営繕かるかや怪異譚 その参』の刊行を記念し、小野不由美氏の「営繕かるかや怪異譚」を特集。 コミカライズを手掛ける加藤和恵氏と小野氏の対談、シリーズの装画を描く漆原友紀氏へのインタビューなど盛りだくさん。 情報コーナーでは、相葉雅紀さんと中田秀夫監督の対談や稲川淳二さんへのインタビューなど、注目記事満載です。 ●特集一 悪魔くんを求め訴えたり 水木しげる生誕100年 【インタビュー】 京極夏彦 「悪魔くん」の系譜 【対談】 久坂部羊×佐野史郎 正義を疑い、本質を見抜いた名台詞の数々 【寄稿】 呉智英 水木しげるの千年王国思想 【インタビュー】 鏡リュウジ 「悪魔くん」の魔術と水木先生 【寄稿】 朝松健 懐かしの『世紀末大戦』 【寄稿】 イトウユウ 「悪魔くん」から「エヴァ」へ 【寄稿】 廣田龍平 『悪魔くん』に登場する使徒たちの元ネタを探ってみる 【インタビュー】 佐藤順一 令和版・新アニメ『悪魔くん』 ●特集二 営繕かるかや怪異譚 【ガイド】 朝宮運河 「営繕かるかや怪異譚」シリーズ解題 【インタビュー&絵解き】 漆原友紀 装画に込めた思いとは 【対談】 小野不由美×加藤和恵 小説から漫画へ、広がりゆく「営繕かるかや怪異譚」 ●小説 京極夏彦、小野不由美、澤村伊智、内藤了、和嶋慎治(人間椅子)、恒川光太郎 ●漫画 諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介 ●論考/エッセイ 小松和彦、加門七海、東 雅夫、村上健司&多田克己、研究会レポート ●グラビア 志樂新版画製作所、芳賀日出男、佐藤健寿、水木しげるの妖怪百鬼夜行展、怪食巡礼 ●怪談実話 中野純、田中康弘、佐藤健寿 ●情報コーナー 相葉雅紀×中田秀夫、岩井志麻子×新名智、小池真理子、近藤史恵、恒川光太郎、稲川淳二、と金、白石晃士、三上丈晴、中野純、池田ちひろ、北葛飾狸狐、山吹静吽  etc……

忘れたとは言わせない忘れたとは言わせない

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞、スカンジナヴィア推理作家協会ガラスの鍵賞W受賞作。米TVシリーズ化決定! 23年前、凶悪事件を自白し、保護施設で育ったウーロフ。事件当時14歳だった男が釈放され、帰郷した時、事件は起きた。ウーロフの父が死体で発見されたのだ。犯人と疑われ、世間の誹りを受けるウーロフ。事件の捜査に当たる、ウーロフと同郷の警察官補エイラ。彼女の前に、次第に過去に起きた別の事件が浮かび上がってくるーー。 あなたは覚えている。忘れたとは言わせない。 ーー本書(『忘れたとは言わせない』)によって、アルステルダールは第一級の帰郷小説を書いたことになる。オンゲルマン地方の田園風景や小さな集落、そこに住む人々を鋭敏な感覚で捉え、たったひとつの動きでもひとりの人物のイメージを的確に描き出せることを見せてくれた。悲劇的で、人を虜にし、いまいましいほど良くできた作品だ。(ガラスの鍵賞受賞理由より) 忘れたとは言わせない 著者の注記 訳者あとがき

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