1988年発売
花の都はパリ大学の精神医学教室に留学した少壮精神科医。そこに待ちうける多事多難、青春喜劇の数々。-個性豊かな留学生仲間との交遊、アラビア王家の血筋をひくスペイン娘との恋。陰鬱な北フランスの冬。そして、盗難、自動車事故。自伝ふうユーモア小説“頭医者シリーズ”3部作完結編。
紅と了が引っ越してきた“日だまり村”の家の天井うらに、おかしな4人組も、部屋をつくって住みついた。紅たちには、はっきり見える4人なのに、おとうさんにもおかあさんにも見えない、そのふしぎな人物の正体は…?評判作「霧のむこうのふしぎな町」「地下室からのふしぎな旅」に続いておくる、長編ファンタジーの第三作。
今から、およそ100年前、北アメリカのウィスコンシン州にある「大きな森」の中の丸太で作った小さな家に、小さな女の子が住んでいた。その女の子の名は、ローラ。姉のメアリーと、妹のキャリーの三人姉妹。不屈の精神をもった父さんと優しい母さんのいるインガルス一家だ。アメリカの開拓者の生活を生き生きと描いた「大草原の小さな家」物語の第1作。
ローラの一家は、ある日、小さな家の家財全部を馬車につんで、大きな森をあとにした。父さんが、新しい土地で暮らしてみる決心をしたのだった。目ざすは、西部の大草原、インディアンの国。旅が始まってすぐ、ローラたちは、流れのはげしい川の中で、犬のジャックを見失ったー。きびしい自然を相手にたたかうインガルス一家の物語の第2作。
主人公の経産婦と新人類の初産婦がおりなす、ちょっぴりコメディータッチの体験小説。完全なフィクションでありながら、子宮に響くリアルな表現が、まるでマタニティー雑誌の生の声を読むようなナウい衝撃。NHKのテレビドラマ《お入学》の原作者が描く、これまで誰も触れなかった現代のお産事情。
友達のトミーがせりか達に別れの拶挨をしにきた。どうやらそれはギャグではないようで…。原因を探り、せりか&遥の探偵ごっこが始まった!大人気のせりかシリーズ、待望の第4弾。
百合子は教会の近くで泣いているスペインの青年と知り会い、スペインにいる恋人が貧しさのため大富豪と結婚しようとしていることを聞いた。スペインに帰る旅費もない彼を、百合子は悠馬とマリリンに引きあわせ、スペインに戻れるよう取りはからってやった。実は悠馬は大ドロボーでお金持ちでもあった。この夜、自宅に帰る途中、百合子は赤シャツの男たちに襲われ、気を失ってしまった。
みちのくへ旅に出た蘭子たちを心よく迎えてくれた貴子とその兄・明彦。ところが蔵王へのドライブ中、“キミはテコンドをやるね”と明彦に言われてビックリ。一体、なぜ…!?シリーズ第3弾。
“きみはもうぼくのもの…”堅琴の月の夜に現われたヒマラヤ杉の精。その低くやさしい声に、わたしは恋をしたの。夢みる少女・風祭夢摘の恋のゆくえは!?「恋いっぱいのシュークリーム」続編。
大学生になって初めての夏休み。久里子は家に帰らず、アルバイトを探し始めた。…だって恋しいアイツ、吾市と離れたくないから。だけどなかなか“好き”って言えないの。人気シリーズ第5弾。
両親の離婚から10年。あたしはママとの約束どおり、1度もパパと兄キに会っていない。…なのに、いきなり“会ってこい!”だなんて横暴よ!おまけに恋までやってきて大波乱の15の夏物語。
あたしこと斎藤由梨はプロレスとマンガをこよなく愛し、知的でクールな放浪の詩人・スナフキンに憧れる、ごくフツー(?)の女子高生。幼なじみの悪ガキ・コージとプロレス観戦の帰り、ひょんなことから知りあったひとりの文学青年(しかも美形)にギブアップ!由梨のはつらつラブ・コメディ。
昼はOL、夜は探偵ー二足のワラジを履く花子はユニークなキャラクターで難かしい事件に体当り。南条・青野の両刑事を向うにまわして今夜もファッショナブルに町をゆく。日比谷、東京ドーム、代々木公園と東京再発見を兼ねた犯人さがしの末、事件は意外な結末を迎えた。キスより刺激的な、思いもかけない真犯人に迫る花子探偵の初仕事。