1989年発売
世界10カ国の首脳が集まる大規模サミット警備の間〓@68D2をぬって異常な事件が頻発する。新宿高層ホテルでの外国人襲撃!二度、三度にわたる竜崎軍団襲撃!そして…。彼ら命知らずの殺人集団は、竜崎軍団の壊滅こそ、日本に麻薬密輸の橋頭堡を築く唯一の手段と信じているのだ。従って、どんなに無茶な攻撃でも平気で仕掛けてくるのだった。折しもアメリカから大統領諮問委員会(PSB)の腕利き美人捜査官リタ・グレイが来日。が、ついに竜崎・壇両警視の防弾車にロケット弾がぶち込まれた。小型甲装車なみの装備とはいえ、その威力の前にはひとたまりもない。辛うじて脱出した両警視の恐りの拳銃が火を吐く!-警察庁最強部隊“鬼の竜崎軍団”は総力をあげて対決に立ち上がった。
戦時下の少年刑務所でしぶとく生きぬく青春群像!暴力団の襲撃事件に巻きこまれて投獄された野川純平。スリ、万引、徴兵忌避…獄中の若者たちは、明日をも知れぬ不安を胸に、シゴキと飢えにひたすら耐える-。「昭和」史を重ねてダイナミックに描く自伝的長編の第2部。
エー子とビー子は新日本航空の花のスチュワーデス。同期入社で、ルームメイトという仲良しコンビ。この2人が乗務中に奇妙な事件に遭遇する。2人で事件の謎に迫るのだが、これがなんとも雲をつかむような話。しかしまあ、飛行機で大空を飛んでいるのだから、それも当然のことか…。
元イギリス情報部員マーク・ホランド。彼は過去を清算し、クラッシク音楽のエージェントとして活躍している。しかし、東西間の熾烈な諜報戦は、彼を否応なくその渦中に投げ入れた。からくも死地を脱したホランドが見出した恐るべき事実とは?元レコード・プロデューサーの作者が音楽界とエスピオナージュを巧妙にないまぜた新シリーズ第1弾。
デュマレストは、地球の手がかりが得られそうな1冊の書物を手に入れた。が、その喜びもつかのま、殺人のぬれ衣を着せられた。刑を逃れるためには、狩りの獲物になるしかない。危機一髪、死地を脱したものの、行く手にはさらに恐怖に満ちた罠が…。はたして彼は地球の座標を知ることができるだろうか。デュマレスト・サーガはついに大詰を迎える。
「西から“危険”がやってくる」エレンの霊が、ダン・ブレイディに告げた。だがそれは一体、どんな“危険”だというのだろう?一方、彼のもとに送り込まれた愛娘の心霊像を手掛かりに、ダンはペニン山脈の麓の町、キャステリグへ赴く。そこで彼を待ちうけていたのは、奇妙な少女と老人だった。アラクネーの被害者だという彼らから告げられた、響くべき計画とは?…血と殺戮を求める悪霊たちの響宴が、いま始まろうとしている。
異常性格のためアメリカを追われた天才科学者の力を借り、超強力ビーム兵器を搭載した衛星を軌道上に打ち上げた、北アフリカ中央部の砂漠の小国ウバリの独裁者サラマトは、〈アラーの剣〉と命名したこの兵器をもって西側諸国を脅迫した。米ソ両大国は、小国の脅迫に屈しまいと、この衛星を撃墜するためキラー衛星を差し向けるが、すべて返り討ちにあってしまう…。SDI以後のハイテク戦争が引き起こす、悪夢の未来を描く大長編。
紅蓮の騎士と呼ばれているあなた、グロム・ディードと、アミナ姫との婚礼の日も迫り、王国は幸せに満ちていた。ところが、婚礼を控えたアミナ姫が、何者かにさらわれてしまったのだ。しかも、聖地ブルグムンドが悪魔の手に落ちてしまったらしい。訓練の末身につけた魔法の力を試すときが、意外に早くきた。あなたはまたもや冒険の旅に出かける。スーパーアドベンチャーゲーム。
1月10日払暁、シンガポール沖。日本最大の豪華客船『れいほう丸』の最終航行日、優雅な船旅は一瞬にして地獄と化した。東南アジア海域に跋扈する海賊に襲われたのである。海賊は、殺戮、強奪の限りを尽くし、若い女性を拉致して南シナ海へ消えた。CIA東京支局では、アメリカ国防省・特殊作戦部の日本人メンバー室戸要に密命し、拉致された女性の救出と、海賊をはじめ、東南アジア一帯の不穏分子の間に大量に出回っているソ連製旧制式銃の流通経路の調査に向かわせた…。自衛隊特殊部隊くずれの一匹狼が国際謀略戦の渦中で展開するハード・アクション。
『フレンド探偵社』の浅村志摩男は、山口県萩の大地主・影山源治郎から奇妙な依頼を受けた。影山家の蔵にあるはずの時価5千万円の家宝を捜し出してくれ、というのだ。浅村は社員兼恋人の久保山倫子を伴い、下関経由で萩へ向う。途中、下関の赤間神宮境内の平家七盛塚の前で、源治郎の娘婿・影山久太郎の冷凍死体を発見する。さらに、津和野へ足を伸ばした2人は第2、第3の殺人事件に巻き込まれる。連続殺人事件を追求しているうち、浅村と倫子は影山家にまつわる忌わしい秘密を嗅ぎ出す…。旅情ミステリーの傑作。
桜吹雪の入れ墨も彫り上り、船宿「船徳」の看板娘お玉ちゃんを首ったけにするほど、遊び人ぶりが板についてきた金さん。例によって重五郎親分が「ちょいとお知恵を拝借…」とばかり、難事件を持ちこんでくる。後年、酸いも甘いも噛み分けた名裁きの素地は、この時期に培われたものであることは、いうまでもない。全篇に躍動する金さんの魅力。
以前、プロ野球界に怪物と呼ばれた投手、井川卓がいた。全盛期は一般大衆の大半を敵に回し、ダーティイメージで突って走っていた。手抜き、百球肩…そんな罵詈雑言を浴びつつ、往年のパワーが影をひそめると、彼はスパッと球界を去った。その後、スポーツコメンティターに転身した彼は、相変らずのスーパースターぶりを発揮して、超多忙の日々を送っていた。そんなある日、井川はガンアンツの保羅が持ってきたトランクがきっかけで、ニセ札殺人犯のヌレギヌをきせられてしまう。それから始まった逃亡と真犯人追求の捜査行。はたして真犯人は発見できるか。
時は、みんながちょんまげをしていた江戸時代。所は、上から読んでも城山城、下から読んでも城山城というお城。ここのヘンな殿様にたのまれ、少年忍者「乱丸」は謎の巻物を追った!ところが、その乱丸の前にヘンな忍者たちー土グモ党10人衆が立ちふさがった。忍術対怒術、ギャグ対ギャグの戦いがはじまる。はたして乱丸は、10人衆を倒せるのか?そして、巻物の正体は?事件は妙な方へ流れ、乱丸もガクゼンとするのであった。最後に笑うのはいったい誰だ!はははは。
川原で、女子高生の他殺体が発見された!少女の名は、小島洋子。探偵倶楽部というサークルに所属していたらしい。少女はなぜ殺されたのか?被害者に恨みを持つ者の犯行か?何かの事件に巻きまれたのか?それとも…?そして事件の舞台は、彼女の在籍していた高校へと…。駆出し探偵の僕、高田直哉は、被害者の親友、あゆみちゃんと事件の解決に乗りだした!!直哉とあゆみの迷コンビ復活!シリーズ第2弾は、学園怪奇ミステリーだ!
向かうところ敵なしの快進撃でファミスタリーグを制覇したナムコスターズ。もはや戦う相手もなく、勝利者の孤独にひたったいたぴぴ監督のところへ突如、挑戦状が舞い込んできた。宣戦布告してきたのは、日本球界の生き神様、ドクタードン哲春。彼が率いるウルトラオールドスターズは、往年の名選手ばかりの集団。すでに現役を引退した選手たちとはいっても、くさっても歴代名選手。ドクタードン哲春の不敵な笑いも何か秘策があってのことだろう。さあ、もうすぐプレイボール。なんだかとんでもない試合展開になりそうな予感がするのだが…。
前回の24時間耐久レースにおいて、その活躍が認められた四郎たち激走フアイターズは、何と今回、バルセロナで開催される、ミニ四駆ワールドカップに参加することになった。ところが、現地に到着するやいなや、大切なケースが盗まれてしうのだ!四郎たちは街中を走り回って犯人を捜すのだが、途中で地元の少女たちにレースを挑まれてしまう。外国の非公認レース初挑戦の四郎と走太。前回では必要なかった改造テクニックも、今度は重要なんだ。この勝負を切り抜ければ、後はワールドカップが待っている。ベストセッティングで、見事栄光のトロフィーを獲得してくれ!