2004年8月発売
『冬のソナタ』のペ・ヨンジュン主演、様々な愛を深く描いた涙溢れる感動ドラマ。真実の愛が教えてくれた、生きる喜び、愛することの喜び…。絶望の淵に立たされても、あなたが希望を与えてくれる。恋人、親子、様々な愛が絡みながら、物語は感動の結末へ-。
今度の任務は、人気女優の護衛。ロケ地の“雪の国”へ向かったナルトたちは、カラクリ仕掛けの鎧を着けた忍者に襲撃され、早くも窮地に陥る!なぜ、女優の雪絵が標的に?とまどうナルトたちに明かされた雪の国の過去とは!?現在の任務と、若き日のカカシの任務が、複雑に絡み合う!劇場版『NARUTO-ナルトー』を完全小説化。
氷帝学園・跡部との対戦において負傷し、戦線離脱を余儀なくされた手塚。しかし、その穴を埋めるべく、青学メンバーは進化し続ける!緑山中、六角中ら強豪を相手に関東大会を勝ち進む青学。そこに立ちふさがるは、王者・立海大附属。圧倒的な強さを前に、青学はどう戦う!?話題沸騰の関東大会クライマックスが、早くも小説で登場。
海上都市ワイスタァンに平和がもどり、鍛聖となったプラティは、多忙ながら平穏な日々を送っていた。そんなとき、街に不思議な事件が…。謎の覆面集団の正体は?消えた聖霊はいったいどこへ?プラティの戦いがふたたびはじまるー。ナツミとソルも帰ってくる!人気ゲーム「サモンナイト」外伝。ゲームでは描かれなかった、もうひとつのストーリーが幕を開ける。
十代で菊池寛に見出され、横光利一に才能を認められ、二二歳の時「酩酊船」で文壇デビュー、将来を期待されながらも以後一作の小説も刊行しないまま、奈良、山形、三重など日本各地を放浪、在野で文学研究に打ち込む半生を送った後発表した「月山」で、六二歳で芥川賞を受賞した作家、森敦。その間殆ど小説を書かなかったにも拘わらず、森は太宰治、檀一雄らと同人誌を作り、又、すでに名を成した錚々たる作家達が訪ねて来ては文学上のアドバイスを乞う。プロの作家でもなく、定職に就かない時期も永い、一介の在野の人間である森の文学理論は驚くべきものだった。本書は、五十代で東京に移り住み、文学研究に没頭した森敦に親しく接し、文学上の師弟関係となり、更に森敦夫妻の生活面まで助けるようになった著者が、森の没後十五年の今、作家の素顔と謎の半生、そして名作「月山」執筆と芥川賞受賞の経緯を評伝小説として綴ったものである。
テレビカメラマンの今日子と料理番組アシスタントの美園はともに39歳。それなりに やりがいのある仕事と自由な恋愛を楽しんできたが、40歳を前にして、突然、不安に 襲われる。 「コドモ」なしの人生で、本当にいいのだろうか。このままいけばすぐに生物学的に 子供を持つことは難しくなる。それはもしかすると、とてつもない幸運や幸福を取り 逃がすことにならないだろうか。 かくして、美園は、「母親」になることを決意し、今日子とともに、「父親」探しを 始めるのだった。
世界で初めて全身麻酔に挑み、乳がんの摘出手術に成功した江戸後期、紀州の名医、華岡青洲。その成功に不可欠だった麻酔薬の人体実験に、妻と母は進んで身を捧げた。だが、美しい献体の裏には、青洲の愛を争う二人の女の敵意と嫉妬とが渦巻いていた…。著者の没後20年を記念して、新装版で甦る日本文学の作品。
自殺から3年後の命日の前日、飛鳥はひそやかな気配となって現れた。23歳の娘の死を受け入れられない母親、弟、すでに再婚した父親、男友だち、ストーカーだった男、弟の恋人-関わりのあった6人ひとりひとりの物語があぶりだす飛鳥の死の真相とそれぞれの心の闇。自ら命を絶った者と残された者の魂の安らぎを描く長編小説。
生きていれば何だって起きる。無残な事実も美しい奇跡も…。最後の仕手戦に賭ける相場師、妻を失った男、拳銃の元売人、柔道界から永久追放された男、拝み屋、流れ者、そして“出合い頭の人生”と呟く平凡な居酒屋の女。恋愛も、涙も、ミステリーもない。かわりに、心を強く揺さぶる10の孤独と人生が詰まっている。ざらざらした修羅場を生きてきた男の、大人のための短篇集。
世界最高の都市ニューヨークは、いかなる過程を経てつくられたのか。1661年、開港まもないニューアムステルダムに、理髪師にして神業のようにメスを入れる天才外科医の兄と、ハーブから魔法のような薬をこしらえる調薬師の妹が降り立った瞬間、そこで紡ぎだされるすべての物語が動きはじめた…。先住民、移民たちの無数の夢がひしめく世界最高の都市物語。
愛する人よ!かけがえのない街よ!マグニチュード8。2005年12月X日、東京大地震発生!10年前、神戸ですべてを失った者たちが今、立ち上がる!最新研究をもとに描かれる大地震シミュレーション巨編。
父親の食料品店で配達の手伝いをして働く若者バードンは、配達先で人妻の欲求不満解消にも一役買っていた。いまはエッチな人妻プルとセックスにはげんでいる。そんな彼だが、じつは深刻な秘密を胸に秘めていた。七年前、彼は仲のよかったいとこを自分のせいで死なせてしまっていた。そのいとこが土のなかから、夜の闇から、彼を呼ぶのだ。バードンは自分を責め、はやくいとこのもとに行かなくてはと思いつめるが、自ら命を絶つ意気地はない。そこで彼は思いついた。人妻との現場を夫に押さえられれば、問答無用でズドンと撃たれて死ねるに違いない。いまのところ彼の目論見は成功していないが、プルの夫は嫉妬ぶかく腕っぷしが自慢の巨体のトラック運転手。バードンの願いがかないそうに思えたとき、三年前に別れた恋人ジョーが町に戻ってきた…人妻との濃厚なセックスに溺れながら、死に魅入られ破滅へとひた走る若者の姿を描いた鮮烈な青春小説。
22世紀末、遺伝子管理局が統括する12基の知性機械によって繁栄していた人類文明は、とあるウイルスの蔓延によって滅びた。そして西暦2643年、ラテンアメリカ-変異体と化した人間たちと種々雑多な組織が蠢く汚濁の地にあって、自治都市エスペランサは唯一、古えの科学技術を保持していた。その実験体にして、知性機械サンティアゴに接続する生体端末の末裔アンヘルは、混沌の世界を平定すべくレコンキスタ軍を組織、不老長生のメトセラにして護衛の少年ホアキンらとともに、サンティアゴの到来が近づくグヤナ攻略を画策していた。いっぽう民衆たちのあいだでは、サンティアゴを神の降臨と捉える参詣団が形成され、その中心には守護者として崇められる青年JDと、謎の少女カルラの姿があった。アンヘルは、ある思惑を秘めて二人との接触を切望するが…。精緻にして残虐なるSF的イメージと、異形の者たちが織りなす愛憎と退廃のオペラ-沖方丁、小川一水につづく新鋭の叙事詩大作。