2011年12月発売
ガサツで不真面目で自分勝手な高校1年生の鈴木友子。夏休みのある日、友子たちダメ女子高生は、病院送りにした吹奏楽部の代わりにジャズを始めることに…。友情?技術?練習場所?えー、指導者も!?なんにもないところから始まったビッグバンドは、やがて素敵なメロディを奏でる。コメディ映画の鬼才・矢口史靖監督、書き下ろし青春小説。
殺しのターゲットは4人。シャッフルされた犯行の行方は? 完璧な交換殺人を目論む男たちに、綸太郎の頭脳は勝てるのか。奇妙なニックネームで呼び合う4人の男たち。なんの縁もなかった彼らの共通項は“殺意”。どうしても殺したい相手がいる、それだけで結託した彼らは、交換殺人を目論む。誰が誰のターゲットを殺すのか。それを決めるのはたった4枚のカード。粛々と進められる計画に、法月警視と綸太郎のコンビが挑む! 殺しのターゲットは4人 シャッフルされた犯行の行方は? 完璧な交換殺人を目論む男たちに、綸太郎の頭脳は勝てるのか 法月綸太郎シリーズ長編書き下ろし! 奇妙なニックネームで呼び合う4人の男たち。なんの縁もなかった彼らの共通項は“殺意”。どうしても殺したい相手がいる、それだけで結託した彼らは、交換殺人を目論む。誰が誰のターゲットを殺すのか。それを決めるのはたった4枚のカード。粛々と進められる計画に、法月警視と綸太郎のコンビが挑む!
重大な秘密を守るため、関係者の抹殺を開始した闇の組織。ミカエルはリスベットを救うべく仲間を集め、彼らの策謀に立ち向かう!
リスベットは回復しつつあった。ミカエルは様々な罪を着せられていた彼女を救うため、仲間を集めて行動を開始する。だが、特別分析班は、班の秘密に関わる者たちの抹殺を始めた。一方ミカエルは病院内のリスベットと密かに連絡を取り、有益な情報を得ようとする。そして、特別分析班の実態を調べる公安警察と手を組む、巨大な陰謀の解明に挑む。やがて始まるリスベットの裁判の行方は?驚異のミステリ三部作、ついに完結。
〔タイム・オデッセイ3〕二〇六九年、冷凍睡眠から目覚めた元兵士のビセサは、ファーストボーンによる新たな攻撃が地球に迫っていると知らされる……英SF界の巨匠二人が描きだす驚異の物語。
両親暗殺の報を受け、深夜ひそかに機械歩兵で城を出たオーストリア大公の息子アレック。男装して憧れの英国空軍の入隊試験を受ける少女デリン。大戦前夜のふたりの運命を描く世界的ベストセラー
斬新な歴史エンターテインメント! 室町末期、自らの力だけを頼りに、各地を転戦する傭兵集団「蛇衆」。だが、その頭目・朽縄が九州の地方領主・鷲尾家の家督争いに巻き込まれて…。第21回小説すばる新人賞受賞、大型時代アクション!
日本を終世愛してやまなかったハーン(一八五〇-一九〇四)が我が国古来の文献や民間伝承に取材して創作した短篇集。有名な「耳なし芳一のはなし」など、奇怪な話の中に寂しい美しさを湛えた作品は単なる怪奇小説の域をこえて、人間性に対する深い洞察に満ちている。
闇の論理、狂う女、死にゆく男、AV業界の伝説男優が見た、闇は限りなく深かった。 風俗、詐欺、業界再編、幼児虐待、ヤクザ、クスリ、逃亡、圧倒的なスケールで、東京の暗部と業界でしか生きられない人々を描いた実話をベースにした「実録」暗黒小説。
教えたこともない経を唱え、行ったこともない土地を語る息子。古い井戸の底に住む謎の美女。すべてを黄金に変える廃液をたれ流す工場。身元不明の少女に弟子入りされた仏師。山に住む鬼におびえて暮らす人々。父を亡くした少女と、人が頭に思い浮かべた物を持ってくる奇妙な巨鳥。生まれつき耳の悪い母が魅せられた、死の間際に聞こえる美しい音楽。親と子の絆を描いた、懐かしくも幽幻な山白朝子の怪談7篇。
パリに住む歴史学者で作家のジョゼフィーヌは、仕事や家族のトラブルに奔走する日々。そんなとき、近所で殺人事件が起き……フランスで大ヒットした波瀾万丈なエンターテインメント、第二巻登場
【2025年4月現在、新本が定価(2,200円+税)で購入可能】 「死人の顔を一度剃ったことがあった。」(「薔薇」より) 嘘か真か、日常に虚構がまぎれ込む、石川桂郎面目躍如の珠玉短編集。 家業の理髪店を営むかたわら、小説や随筆をものした俳人・石川桂郎の第一著作集『剃刀日記』は、一見淡々とした日常を描いているように見えて「ほとんどがつまり虚構の作」という驚嘆の短編集である。虚実のあわいを自在に行き来する作風がゆえに、次作『妻の温泉』は直木賞候補にあがりながらも小説とみなされず賞を逃す。そんな石川桂郎が、版が変わるごとに手を入れ続けた『剃刀日記』の最終形28作品と、初期の版のみに収録され姿を消した9作品および後記を拾遺し、一冊にまとめた。(2024年10月の増刷にあたり、拾遺編に「若草」1篇を増補) ※七北数人氏を監修者に迎えた「シリーズ 日本語の醍醐味」は、“ハードカバーでゆったり、じっくり味わって読みたい日本文学”をコンセプトに、手に汗握るストーリーではなく、密度の濃い文章、描写力で読ませる作品、言葉自体の力を感じさせる作品を集成してゆきます。 剃刀日記 序/横光利一 蝶 炭 薔薇 椿 指輪 百日紅 堤防 秋の花 柚子湯 転業記 転業半歳 商売往来 高雲寺跡 柏餅 元旦の朝 お天気 連翹 七草まで 朝顔 芸者 筍 合唱 女唐服 梅雨明け あおくび 机・寝台 冬鶯 春くる夜 剃刀日記 拾遺 山呆け 花輪 発表日 蕪子先生の鬚 植木市 十三夜 熱 羽織 雛 後記 解説/七北数人
ニューハンプシャーの山あいの小さな林業の町に暮らす、料理人とその息子。ある夜、寝室から漏れるただならぬ呻き声を聞いた息子は、父親が熊に襲われていると思い込み、ベッドの上の何者かをフライパンで撲殺してしまう。それは父の愛人であり、悪いことに町の悪辣な治安官の情婦でもあった。そして二人の逃避行が始まるー。構想20年!半自伝的大長篇。