小説むすび | 2013年6月発売

2013年6月発売

あの子の考えることは変あの子の考えることは変

出版社

講談社

発売日

2013年6月15日 発売

Gカップの「おっぱい」を自分のアイデンティティとする23歳フリーター・巡谷。同居人は、「自分は臭い」と信じる23歳処女・日田。ゴミ処理場から出るダイオキシンと自分の臭いに異常な執着を見せ、外見にまったく気を遣わぬ日田のことを、巡谷はどうしても放っておけない。日田だけが巡谷の「気が触れそうになる瞬間」を分かってくれるのだ。二人一緒なら、どうしようもなく孤独な毎日もなんとかやっていけるーー。 Gカップの「おっぱい」を自分のアイデンティティとする23歳フリーター・巡谷。アパートの同居人は、「自分は臭い」と信じる「自称・手記家」の23歳処女・日田。ゴミ処理場から出るダイオキシンと自分の臭いに異常な執着を見せ、外見にまったく気を遣わない変人・日田のことを、巡谷はどうしても放っておけない。日田だけが巡谷の「男への異常な執着」や「気が触れそうになる瞬間」を分かってくれるのだ。変なことばかり考えている二人だけれど、ゴミ処理場のダイオキシンが二人の変なところを益々悪化させているような気がするけれど、二人が一緒にいれば大丈夫。情けなくってどうしようもなく孤独な毎日もなんとかやっていけるーー。 芥川賞候補作としても話題となった、汚くて可愛い、前代未聞の青春エンターテインメント!

漱石の妻漱石の妻

著者

鳥越碧

出版社

講談社

発売日

2013年6月15日 発売

悪妻として知られる夏目漱石の妻・鏡子。潔癖症の漱石と、おおらかだが大雑把な鏡子の夫婦生活は、船出から食い違い、英国留学を経て重度の神経症を得た漱石との暮らしは大波に揺れる。鏡子はなぜ悪妻と呼ばれたのか? 二人はどうして別れなかったのか? 余人には窺い知れない夫婦の絆を妻の視点で描く。(講談社文庫) 妻・鏡子の目から描く、戦場そのものだった夫婦生活。 それでも別れなかった二人の心の機微。 文豪の妻はなぜ悪妻と呼ばれたのか 悪妻として知られる夏目漱石の妻・鏡子。潔癖症の漱石と、おおらかで大雑把な鏡子の夫婦生活は、船出から食い違い、英国留学を経て重度の神経症を患った漱石との暮らしは大波に揺れる。鏡子はなぜ悪妻と呼ばれたのか? 二人はどうして別れなかったのか? 余人には窺い知れない夫婦の絆を妻の視点で描く。 どれが自分たち夫婦の真実であったのだろうか。 自分にとっては真実であったとしても、金之助には果して真実であったかどうか。夫婦の真実など、この世には存在しないものなのかもしれない。夫婦とは何なのだろう。もっとも近くにいて、もっとも遠い存在なのか。--<本文より> 序章 一章 妻となりて 二章 英国は遠く 三章 かけちがひ 四章 「妻は?」 五章 別れ 終章  あとがき

琅邪の鬼琅邪の鬼

出版社

講談社

発売日

2013年6月15日 発売

秦の始皇帝に不老不死の仙薬の入手を命じられた伝説の方士・徐福の塾がある、山東半島の港町・琅邪で奇怪な事件が続発。求盗(警察官)の希仁と、易占術、医術、剣術などさまざまな異能を持つ徐服の弟子たちが謎に挑む! 古代中国の市井の人々を生き生きと描いた痛快ミステリー長編。メフィスト賞受賞作。(講談社文庫) 古代中国を舞台にした奇想天外なミステリー。 秦の始皇帝に不老不死の仙薬の入手を命じられた伝説の方士・徐福(じょふく)の塾がある、山東半島の港町・琅邪(ろうや)で奇怪な事件が続発。求盗(きゅうとう)(警察官)の希仁(きじん)と、易占(えきせん)術、医術、剣術などさまざまな異能を持つ徐福の弟子たちが謎に挑む! 古代中国の市井の人々を生き生きと描いた痛快ミステリー長編。メフィスト賞受賞作。 中国の「鬼」は観念がまるで違う。 日本でいう「亡霊」「幽霊」はもとより、人智を越えた怪奇な現象、不思議な出来事、それらを引き起こす人、獣、などこれらの全てを「鬼」と表現する。鬼が行動を起こせば、普通の人間はその災いから逃げられない。鬼の姿を捉え、その活動を抑える事が出来るのは、それなりの修行をした者だけだ。その修行を積み、鬼を制御出来る技術を持った人たちが「方士」と呼ばれている。 一、 琅邪 二、 発端 三、 易占 四、 巫医 五、 失踪 六、 激怒 七、 招魂 八、 迷走 九、 下山 十、 診断 十一、奮闘 十二、錯乱 十三、消滅 十四、述懐 十五、武装 十六、死闘 十七、解明 十八、正体

柳生大作戦(上)柳生大作戦(上)

著者

荒山徹

出版社

講談社

発売日

2013年6月15日 発売

石田三成の正体は、朝鮮の古代国家・百済(ペクチェ)の流れを汲む、近江百済党の首領であった。百済再興を謀(はか)り、魔人と化した三成。これを阻まんと、剣客・柳生石舟斎ら大和柳生一族が立ち上がる。唐王朝、古代朝鮮、大和朝廷の動乱から関ヶ原の戦いまで、千年の死闘を大胆な歴史解釈と奇抜な着想で描いた伝奇大作! (講談社文庫) 石田三成の正体は、朝鮮の古代国家・百済(ペクチェ)の流れを汲む、近江百済党の首領であった。百済再興を謀(はか)り、魔人と化した三成。これを阻まんと、剣客・柳生石舟斎ら大和柳生一族が立ち上がる。唐王朝、古代朝鮮、大和朝廷の動乱から関ヶ原の戦いまで、千年の死闘を大胆な歴史解釈と奇抜な着想で描いた伝奇大作! 序章 王都壊滅 第一部 開戦前夜  第一章 霊廟開封  第二章 神器移譲  第三章 魔人侵攻  第四章 巨亀探索  第五章 巨星隕零 (下巻) 第二部 開戦  第一章 嗤う三成  第二章 虚々実々  第三章 吉野脱出  第四章 伊賀越え  第五章 東軍西軍  第六章 桃を配る  第七章 湖東戦線  第八章 新時代へ  文庫版あとがき  解説 縄田一男

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