小説むすび | 2015年発売

2015年発売

NO FATIGUE(1)NO FATIGUE(1)

著者

天宮暁

発売日

2015年7月25日 発売

異世界で得た能力(ちから)は“24時間疲れない”!? 「……たしかに、これはあんまりね」 通り魔から女子高生を庇い、不慮の事故で殺され、加木智紀(かぎとものり)の人生は幕を閉じた……はずだったのだが、気がつくと目の前には女神と名乗る美女が。 彼女は智紀を異世界に転生させてくれると言う。 「--その代わり、あなたがこれから行く異世界に例の通り魔も転生しているから、この力を使って彼を倒してほしいの」 そう、事の発端の通り魔ーー杵崎亨(きざきとおる)は悪神の力によって異世界で再び生を受けていたのだ。 智紀は心身共に“24時間疲れない”能力(ちから)を得て、通り魔を追い異世界へ。 子爵家の四男エドガーとしての第二の人生が幕を開けた。 【不易不労(ふえきふろう)】の力を活かし、四六時中修行に励む0歳児、赤ん坊のエドガーは常人ではあり得ない速度で次々にスキルを磨き上げていった。 そんなある日、父親が司令官を務める軍の砦が敵組織<黒狼の牙>に襲撃され、エドガーも敵に遭遇してしまう。 その特徴は智紀の仇敵である通り魔のそれと酷似していて……!?

空棺の烏空棺の烏

出版社

文藝春秋

発売日

2015年7月29日 発売

シリーズ累計15万部突破! 大人気「八咫烏」シリーズ 待望の最新刊はエリート武官を目指す少年たちの成長譚 人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界=山内を舞台とする、「八咫烏」シリーズの第4弾。本作の舞台はこの世界を統治する宗家の近衛集団「山内衆」を養成するための訓練学校「勁草院」である。15歳から17歳の少年たちが集められ、全寮制で上級武官になることを目指した、厳しい生活が待ち受けている。 前作の『黄金の烏』で突如出現した人を喰う大猿へ立ち向かうため、次の日嗣の御子である若宮へ忠誠を誓った雪哉も新入生の一人。若宮の近習であった経歴や自らの経歴はあえて明かさず、勁草院での日々がはじまったものの、そこに待ち受けていたのは、若宮の母の実家である西家の御曹司・明留を中心とする若宮派のグループと、廃太子された若宮の兄・長束を再び皇太子へと推す南家系統の公近グループの激しい対立、さらに兄弟の父である金烏代の意向を重視する教授陣ーー間近と見られていた、若宮の即位が神官たちによって延期が決まるという不穏な空気の中で事件は次々に起こる。 実力主義が前提の学内で、貴族階級出身の宮烏と庶民階級出身の山烏の身分格差が歴然となるにつけ、山烏出身で雪哉と同室となった茂丸、あらゆる武術で天才的な腕をみせる千早らもこの争いに絡んでくる。果たして身体が誰より小柄な雪哉は、頸草院での争いを勝ち抜くことができるのか? そして若宮の即位はなるのか……。 雪哉、明留、茂丸、千早という四人の少年たちのビルディングス・ストーリーとしての要素も強く打ち出し、友情あり、冒険ありの一冊!

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