2016年12月発売
神様から人間以外の生物に好かれる能力をもらって異世界に転生したネフェルティマは、宰相でもある父と領地視察に来ていた。そこでなぜかゴブリンたちに連れ去られたうえ、彼らの長にされてしまったネフェルティマ。魔物たちが元々住んでいた場所から追いやられていることを知った彼女はある計画を思いつき、周りの者たちをどんどん巻き込んでいくー。書き下ろし番外編『ネマの王宮での一日』を収録!!
“≪現代日本≫からファンタジーな≪異世界≫に【転移】した主人公は、勇者として活躍するもダンジョンの崩落にまきこまれ命を落としてしまった。 女神様に勇者の力はそのままで≪現代日本≫へ【転生】させてはもらえたものの、転生先に漂うのは陰謀の雰囲気。 ≪現代日本≫→【転移】→≪異世界≫→【転生】→≪現代日本≫と振り回され続けた主人公は、個性的すぎるヒロインたちと勇者の力で≪現代日本≫で発生する事件を切り抜けていく。“
暴力団『江満組』の若頭であった江満辰夫が六年の刑期を明け、出所した。上部団体会長高木に呼び出された辰夫は、兄が地元ヤクザを殺傷した温泉町『笹の川』に再び進出するよう命令される。しかもその直後、ヒットマンの襲撃が。『笹の川』のヤクザが報復に現われたのか…。そんな新たな火種が燻る中、暴力組織壊滅を狙う闇の組織が行動を開始したー!
暴力組織壊滅極秘チームのリーダー神木剛は、新たな火種『三侠会』の情報を集め、会長高木が下部団体の組長江満辰夫に抗争を起こさせ、権力を手中にしようとしていると知る。神木たちは江満を守り、抗争を未然に防ぐことができるのか。極秘チームの思い、ヤクザたちの姦計、復讐心、その全てを呑みこんで、ミッションが動き出す。壮絶なサスペンスシリーズ、怒涛の最終巻。
二〇一六年七月三十一日、一人の力士がこの世を去った。小柄ながら躍動する筋肉で大型力士を次から次へと投げ飛ばす、伝説の横綱千代の富士。国民から愛されたスターの裏には、想像を絶する苦労があった。左肩の脱臼癖。幕下落ちの屈辱。生まれたばかりの三女の訃報。飛び交う引退の噂。そして気力、体力の限界ー剥き出しの闘志で我々を虜にした、昭和の名横綱の記憶。
竜閑橋袂で、美人女将の愛嬌と絶品茶漬で繁盛する『紅葉屋』の娘が攫われた。橋の管理を頼みに来ていた橋廻り立花平七郎は探索に乗り出す。凄腕の定町廻りだった平七郎は、閑職と揶揄されつつも数々の難事件を解決、町人の信頼を得ていたのだ。やがて拐かし犯が房次郎という浪人を捜していたと発覚すると、女将は狼狽する。房次郎は大和の国で別れた夫だった…。
足袋問屋『山形屋』への婿入りを次男から切望され、鼻緒問屋『能代屋』の主は悩んでいた。相手は美人だが、高額の持参金、趣味三昧、病死した婿は毒殺だった、と黒い噂ばかり。真相究明を頼まれた青柳剣一郎は、仲人や検視した同心を尋ね歩くが、前夫の死因は揺るがない。そう結果を報告するも、次男が婿入りした直後に事件が!奥深い男女の闇を剣一郎が斬る。
百万石の栄華も今は昔。財政難に喘ぐ加賀藩では、大半の者が大槻伝蔵による藩政改革を歓迎しつつも、その強引なやり口からは目を背けていた。金沢城下を訪れた清之助の前にも、金十両で雇われた刺客関左兵衛が現われる。誰の差し金なのか?一瞬の斬り合いを制した清之助は、関の遺言に従い、十両を菩提寺の墓前に届けるべく、一路高岡を目指すのだが…。
壮絶な戦闘を背景に、男女の愛憎が交錯するー恋愛に奥手なティランと皇女の恋、それに横恋慕する皇女の乳母、従者イポリトと皇后の不倫…。そして、ふたたびトルコ軍の脅威が増して出陣するも、ティランの船は嵐に弄ばれて北アフリカに流れ着く。
コーマに美少女ライバル出現!? アイテム創造能力で魔物の呪いに立ち向かえ! 大魔王の娘ルシルによって召喚され、異世界で暮らしはじめた男子高校生のコーマ。人間が住む町ラビスシティーと、迷宮の最下層にある魔王城とを行き来しつつ、アイテムコレクションとショップ経営に励ぶ毎日だ。ある日、冒険者ギルドからの依頼を受けたコーマと勇者クリスは、迷宮内の海に浮かぶ島を調査することに。そこは海賊が出没し、奇妙な風土病が蔓延する呪われた場所だった──!? 小説家になろう発、「ネット小説大賞」受賞作第2弾!
アニメ化を前に原作公式ノベライズが登場! 突如現れた暗黒の魔物たち「黒の軍勢」により、世界は滅亡へと歩み始めた。だが、その運命に抗うべく、 ひとりの名もなき戦士が義勇軍を結成して立ち上る!
盆に隠れ鬼をしてはいけないーー。それが山深い寒村に佇む旧家・蒼具家の掟。広告代理店勤務の高沢春菜は移築工事の下見ため訪れた屋敷の蔵で、人間の血液で「鬼」という文字が大書された土戸を発見する。調査の過程で明らかになるのは、一族で頻発する不審死。春菜を襲いはじめた災厄を祓うため、春奈は「因縁切り」を専門とする曳き家・仙龍に「鬼の蔵」の調査を依頼する。 『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』の著者が描く、哀しい怪異譚ーー。 山深い寒村の旧家・蒼具家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。 広告代理店勤務の高沢春菜は、移築工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血液で「鬼」と大書された土戸を見つける。 調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。 春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳き家を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体をあきらかにする。 プロローグ 其の一 国の重要文化財 蒼具家土戸 其の二 因縁切り物件専門業者 其の三 陰の曳き屋師 隠温羅流 其の四 ハラミノ火と夜参り講 其の五 オクラサマ エピローグ
千鳥と鶫、鳶の変わり者研究者たち三人が、この世界の禁忌『封じられた過去』へ近づくほどに、周囲で発生する不穏な事件。“遺跡を暴くと呪われる”という言葉をなぞるように、考古学研究所の発掘作業中に一人の人物が忽然と姿を消し、さらに鳶には密売容疑がかけられる。友人の嫌疑を晴らすため、千鳥たちは危険な捜査に乗り出すが…。世界の真実が明かされるシリーズ第三弾!
卒業式の日、異世界の「時の谷」に迷いこんでしまった中学3年生の少女たち。5人の少女たちは、それぞれ誰にも話せない迷いを抱えていた。そんな彼女たちに、不思議な生命体「ポッピン族」が、世界を救って欲しいと言ってきて…。15歳、時間が止まった私たちー。迷い、逃げていた少女たちが、世界を救う物語。アニメ映画ノベライズ。
『こうして彼は屋上を燃やすことにした』(小学館ライトノベル大賞)『憂鬱なヴィランズ』『七日の喰い神』の異才・カミツキレイニー、ハヤカワ文庫初登場! 沖縄の離島を舞台にした、少年と少女と神々の物語。