2016年発売
特別感受性保持者ーEspecially Sensitivity Totally Bringerの頭文字から“エスタブ”と呼ばれる超人たちによって争われ、その勝者の“予言”が世界経済の流れを決定すると言われる“パンゲア・ゲーム”。タワーの如く卓上に積み上げられた777個のピースを移動させ、誰が崩すかで勝敗を決する一見単純な遊戯だが、“未来視”ができる者たちが戦うとどうなるのか?この究極の戦いの場に、かつて前人未踏の連勝記録を打ち立てたあと消息を絶っていた伝説のプレイヤーが復帰、息詰まる死闘の幕がいま上がった!『ブギーポップは笑わない』の著者が贈る、究極の頭脳&心理戦!
都電が走る、この下町には、白い野良犬の“妖精”がいる。口が悪くて、おせっかい。そんな人たちが暮らす町に、ちょっぴり不思議で、ささやかな奇跡が起きる時…ここも東京。1970&80年代の思い出とともに、あなたも追憶の彼方へー
社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、一部屋だけ片づいた部屋がある主婦…。『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら汚部屋を綺麗な部屋に甦らせる。この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる!
幼い頃から「幽霊」が見える特殊な力を持つ女子大生、時町見初。そんな彼女の目下の悩みは、自身の就職活動だった。面接は連戦連敗。中々決まらない就職先に、お先は真っ暗だった。しかしそんな時、大学のキャリアセンターが、ある求人票を彼女に紹介する。それは幽霊が出るとの噂が絶えない出雲のお化けホテルの求人票でー。「妖怪」や「神様」たちが泊まりにくる出雲のホテルを舞台にした、笑って泣けるあやかしドラマ!!
成人式の翌朝、二日酔いで目覚めた浩平の部屋には、見知らぬ男性・コンがいた。「オレを主のところに帰してくれないかい?」帰り道がわからないと言うコンに戸惑いながらも、浩平はコンの主を捜しに行く。たどり着いたのは、店主のなごみと、実は神使の見習いのお狐さんだというコンが働く屋台。そこは、毎週金曜日の夜になると訳ありの客とあやかしが集まる、ちょっと不思議なお店だったー!?
大学生の鵜沼暁彦は急逝した大山教授の邸宅で蔵書整理中に隠し部屋を発見。遺されていたパソコンには淫猥な動画が保存されており、長手袋にストッキングだけの姿で鞭打たれる姉ナツミとセーラー服で嬲られる妹フユカに暁彦は激しく昂奮する。翌年、社会人となった暁彦は美人上司氷見玲子の指示でとある場所に向かうも、なんとそこはSMホテル。戸惑う暁彦にオーナーのヘルガは“試験”を課す。性愛の巨匠、驚愕の問題作!
江戸で一、二を争う老舗で大名家御用達の呉服商越前屋に狙いを定めた盗賊“眠り猫”。頭の勘兵衛は入念な下調べを重ねて越前屋の母屋に忍び込んだのだがー。この押し込みがきっかけで外様の大藩を敵に回すこととなった眠り猫一味、徳川家が忌み嫌う妖刀をめぐり、命を懸けた戦いの幕が切って落とされる!人気書き下ろし時代小説シリーズ、遂に最終巻!
雲州から江戸に出てきて二年、蛙屋忠兵衛率いる帳尻屋の仲間として数々の修羅場を潜ってきた琴引又四郎に、松江藩剣術指南役就任のはなしが持ちあがる。分不相応だとしていったんは固辞した又四郎だったが、度重なる誘いを受け、決断を迫られる。だが当の松江藩内では、古鉄の再製に絡み、不穏な影が蠢いていたー。蔓延る悪に引導を渡す、闇の男たちの活躍を描く、大人気シリーズ、注目の第四弾!!
団扇売りの鹿之丞が何者かに襲われたのに続き、楊枝屋の看板娘・お蝶も男に騙され、姿を消す。さらに、親分の内与力・村雨卯之助までもが、謎の侍集団の襲撃を受け、半死半生の重傷を負ってしまう。仲間が次々といなくなり、悄然とする「使の者」猪三郎だが、一連の事件の黒幕の正体を知り、ひとりで戦うことを決意する。しかし、猪三郎には姑息な罠が次々と仕掛けられ、絶体絶命の危難が訪れる。大好評シリーズ衝撃の最終巻!
大目付の跡部信濃守が、“命の恩人”新次郎に「ぜひ婿入りして欲しい」と懇願してくる。お松との縁組の先行きが見えない新次郎、この申し出に心が揺れる。さらに、榊原家の食客となったお松の兄・梅太郎の処遇をめぐり、中間や小者の不満が高まり、家中が険悪な雰囲気に包まれてしまう。まさに八方塞がりの新次郎だが、そんなある日、珍しく兄の宇吉郎から呼び出され、驚くべき相談を受ける。疾風怒涛の新シリーズ第三弾!
人妻の色香ただよう愛美が中杉署の生活安全課別室に新しく配属された。彼女とともに、クールビューティの玲央奈、痴漢誘発ボディの渚ら別室の面々は売春組織の壊滅を極秘裏に命じられる。愛美は魅惑のフェロモンで見事潜入に成功するが、そこで他人に痴態を見られて感じる人妻たちの姿を見て自らも欲情してしまう。一方、玲央奈も童貞巡査の堂寺と捜査を進めていたが、不覚にもとある男たちに捕らえられ、色責めに何度もイカされて─!? はたして、女刑事たちは事件を解決できるのか─?
長春で敗戦後、木川正介は、毎日五馬路に出掛ける。知り合いの朝鮮人の配下となり、大道ボロ屋を開業して生きのびている。飄々として掴みどころなく、しかも強靱な怒りにささえられた庶民の反骨の心情は揺るがない。深い悲しみも恨みもすべて日常の底に沈めて、さりげなく悠然と生きる想像を絶する圧倒的現実。形象化した木山文学の真骨頂。著者最後の傑作中編小説。
愛媛県南予町の町役場職員・沢井結衣は、窓際部署と噂される“推進室”に異動した。決められた業務はなく、押しつけられるのは面倒事ばかり。ボンクラ町長は的外れな町おこし政策を打ち出すし、住民からは様々な苦情が舞い込むし、おまけに昼行灯の北室長と偏屈な一ツ木さんは、将棋ばっかり打ってるし…。悩める結衣だったが、田舎町の危機はすぐ近くに迫っていた!
両国川開き大花火の深夜、薬研堀で勘定組頭が斬殺された。刀を抜く間も与えぬ凄腕に、北町奉行所平同心の日暮龍平は戦慄した。先月の湯島切通しと亀戸村堤での殺しに続く凶行だった。探索の結果、いずれの現場近くにも深川芸者くずれの夜鷹の姿が。やがて、人斬りと女のつながりにとどいた龍平は、悲しみと憎しみに包まれた真相に愕然としー剛剣唸る痛快時代!
“奉行所に見放され、悲惨な末路を辿った人々の怨みを晴らしてほしい”公事宿大黒屋は真っ当な裁きも受けずのうのうと生きる悪の始末を託した。千坂唐十郎の直心影流の腕を見込んだのだ。唐十郎は許嫁を自刃に追いやった藩士を斬り脱藩、江戸へ逃れてきた剣客であった。早速、乾物屋主の不可解な失踪を探るが、鍵を握る男が斬殺されると別事件との関連が浮上し…。
若狭小浜城下から敦賀へと向かう若狭路。道中、騎馬軍団海天狗の乱暴狼藉を目の当たりにした金杉清之助は、南蛮兜の首領を船上の決闘で討ち果たした後、鯖江城下から永平寺へと足を運ぶ。武者修行に出て三年と四月。「血と怨念に穢れた身を浄め、初心に戻りたくなるときがございます」と申し出た若武者は、食を断ち、暗黒の岩穴に篭もる「三十三日闇参籠」に挑む。
倉田タカシ、長谷敏司、早瀬耕、藤井太洋、吉上亮が、「治」「経済」「倫理」「芸術」「宗教」というアプローチから、人類とAIの未来を描く。人工知能研究の第一人者、松原仁らの最新論考を併録。
ごくごく普通の高校生、カゼハヤ・ソータは、異世界で手に入れた屋敷で自由を謳歌していた。屋敷で働く奴隷を品定めするため、美の女神アフロディーテとともに奴隷商館に向かうソータ。だが、奴隷商館と聞いてやってきた場所はなぜかカード、ビンゴ、スロット、ルーレットなどが揃ったカジノ施設だった!ゲームに勝利すれば好きな女性スタッフを奴隷として購入できると聞いたソータは、アフロディーテから注がれる冷たい視線を見なかったことにして、早速ゲームに挑むことに…!?小説家になろう発!大人気モンスター育成ファンタジー第3弾!