2016年発売
夫婦円満な生活を送っていたバルトロメイとフランソワ。デートで立ち寄った闘技場で、バルトロメイは妻に恰好良い姿を見せようと百戦錬磨の『仮面拳闘士ロッテ』に戦いを挑む。しかしそれは波瀾万丈の始まりで……。
「僕たちが外国から受け入れたものは、矛盾をうんでいる。その皺よせは家の中へ来るさ」 妻の情事と病。子供たちの離反。 夫は崩れゆく家庭をつなぎ止めようと、進行する悲劇とは裏腹に喜劇を演じ続ける。 鬼才の文名を決定づけた、戦後文学の金字塔。
フロリダに住む孤独な少年ジェイコブ。彼の唯一の理解者が、古い写真とともに「おとぎ話」を聞かせてくれた祖父だった。ある日、祖父が「何か」に襲われ、凄惨な死を遂げる。ジェイコブは彼の最期の言葉に従い、ウェールズの島を訪れる。そこには「おとぎ話」通りに“同じ時間”を生きる奇妙なこどもたちと不思議な女性ミス・ペレグリンがいた。
ウェールズにある小さな島で、不思議な力を持つこどもたちと時間を操る女性ミス・ペレグリンに出会ったジェイコブ。彼女たちとの楽しい“時間”の中で、祖父もこの不思議な世界「ループ」で暮らし、愛を育んでいたことを知る。そして自分に「力」があることもー。そんな彼の背後に、祖父を殺したものと同じ黒い影が忍び寄っていた。
突如神様に「手詰まりの世界を救ってくれ」と頼まれた13歳の少年、御巫理熾。魔法や魔物が存在すると聞いて向かった先は、すぐ隣に死亡フラグがチラつく過酷な異世界“スフィア”。しかも救いの願いを出した神様本人からの援助は一切無く、解決すべき問題も知らされず、唯一分かるのは『世界最弱の13歳』というありがたくない情報だけ。制限だらけの中を生き抜く、試行錯誤の異世界物語。
気が付けばいつの間にか異世界に転生していた32歳独身・フリーターの吉田修太(シューター)。目覚めるとシューターは何故か全裸。さらにロープで束縛されており、目の前には美女の村長というちょっとドMな状況。「何でもやります」と言って何とか解放されたはいいものの、奴隷のような仕事を強いられる始末。羞恥心ゼロのちょっとアホな主人公が、数々のバイト経験から身に着けたスキルを駆使し、全裸でありながらもモンスターに立ち向かう物語、開幕!
別タイトル:Witches Weave the World カバーイラスト:佐竹美保 第1部には、そのタイトル〈Witches Weave the World〉から想起される、みずからの手で世界を紡ごうとする異端の〈魔女〉たちをヒロインとした創作ファンタジー3作を、第2部「語りの魔法に魅せられて」には物語世界に表象された〈魔法〉をめぐる論考とコラムを収録。神話や伝説、古典的名作から、映画、ライトノベルに至るまで、さまざまなファンタジー作品を取り上げながら、言葉の持つ魔法の力を検証し、現代人がファンタジーを必要とする理由を解き明かす。 人はみな美しい嘘に騙されたい。 永遠は呪い、嘘は夢。いつわりの言葉があなたを魔法にかける。 『リューンノールの庭』や『8分音符のプレリュード』の松本祐子が創作ファンタジーをあなたに。 第1部 Witches Weave the World 魔女の森 氷姫 ガラスの靴 第2部 語りの魔法に魅せられて 魔法ファンタジーに見る知と力の関係 おとぎ話の功罪 魔法の食卓 魔法にかけられた子どもたち コラム ヴァンパイアーー招かれる魔物たち 魔女と相棒
下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。変人シェフの三舟さんは絶品料理で客の心を?むだけでなく、客たちの巻き込まれた事件や、不可解な出来事の謎をあざやかに解く名探偵なのです。今回も、蝶ネクタイの似合う大学教師が海外研修中に経験した悲しい別れの謎、豚足をめぐる少年と母親の再婚相手との出来事など、胸を打つ話ばかり。ベリーのタルト、豚足料理、ブーダン・ノワール、タルタルステーキ……メインディッシュもデザートも絶品揃いです。
小佐内さんと小鳩くんが帰ってくる!待望のシリーズ最新作、米澤穂信「巴里マカロンの謎」掲載。乾ルカ、『メグル』に続くH大学を舞台にした新連載スタート。第7回創元SF短編賞受賞第1作、石川宗生「半分世界」掲載ほか。
妖怪に花見に誘われた弥助と千弥。ふたりの後をこっそり尾けていた久蔵は……「春の巻」。屋敷に閉じ込めたせいでふてくされた甥、津弓をなぐさめようとした月夜公だったが……「夏の巻」。玉雪が立派な栗山をもっている理由は? 「秋の巻」。千弥と月夜公の過去の因縁の物語「冬の巻」。〈妖怪オリジナル・キャラクター〉募集で選出された妖怪が登場する短編も収録。弥助と妖怪たちの心温まる交流を描く、人気シリーズ第3弾。
「忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない」 新しい記憶を留めておけないこよみと、彼女の存在が全てだった行助の物語。 『羊と鋼の森』と対をなす、著者の原点にして本屋大賞受賞第一作。 〈著者プロフィール〉 宮下奈都(みやした・なつ) 一九六七年福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒。二〇〇四年、「静かな雨」が文學界新人賞佳作に入選、デビュー。〇七年に発表された長編『スコーレNo.4』が絶賛される。一五年に刊行された『羊と鋼の森』が本屋大賞、キノベス第一位、ブランチブックアワード大賞の三冠を受賞。その他の著書に『遠くの声に耳を澄ませて』『よろこびの歌』『太陽のパスタ、豆のスープ』『田舎の紳士服店のモデルの妻』『ふたつのしるし』『誰かが足りない』『たった、それだけ』など。 ◯著者の言葉 「静かな雨」は、人の可能性について書きたかったのだと思う。少なくとも自分ではそのつもりだった。でも、どうだろう。可能性の話というよりは、可能性をなくしていく話だったかもしれない。人はどんなふうに生きることができるか。その選択肢をなくした先にたどり着く場所について。 (中略) とりわけ、『羊と鋼の森』にはまっすぐにつながっていた。まったく違う物語なのに、根っこがしっかりとつながっていた。 読み返して一番感情を揺さぶられたのは、作者本人だったと思う。 (月刊文藝春秋1月号より)
クラスカースト最下位に位置する高校生、霧島蘭。ある日、彼のクラスはまるごと異世界へと転移されてしまう。召喚した国王は彼らに、勇者として魔王を倒すこと、生徒一人ずつに戦うためのスキルを持たせたことを告げた。肝心の蘭のスキルは、なんと「眷属調教(ルナティック・セクシャル)」。文字通り、女を奴隷化できる特殊スキルだった!クラスメイトから浴びせられる忌避の目。誰も味方になってくれない状況に蘭は耐えかねて、自ら王宮を後にする。落胆する蘭は、このスキルを利用し、自分の欲望の赴くまま、クラスメイトに復讐することを誓うのだった。しかし、実際にスキルを使ってみると、クラスメイトたちとイチャイチャできるハーレム状態となってしまい…特殊スキルでハーレムを目指す、異世界ハブられファンタジー。
待望の最新作は冬に贈る怪談語り、変わり百物語。 鬼は人から真実を引き出す。人は罪を犯すものだから。不思議な話に心がふるえ、身が浄められる。 江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、山陰の小藩の元江戸家老、心の時を十四歳で止めた老婆。亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語りだす。 「もう、胸を塞ぐものはない」それぞれの客の身の処し方に感じ入る、聞き手のおちかの身にもやがて心ゆれる出来事が…… 第一話 迷いの旅籠 第二話 食客ひだる神 第三話 三鬼 第四話 おくらさま
故郷の筑豊を離れ、上京してから七年。葛藤、挫折、再起をくり返し苦悩する伊吹信介は、ユーラシア大陸横断の大望を胸に秘め、シベリアへの密航を果たす。国際情勢の複雑多岐な現実に戸惑いながらも、大自然に生きる人々との出逢いに心打たれる信介。未知の世界の息吹に触れ、冒険の旅は続く。不滅の超大作・第八部 斑鳩への単独行 ハーレーに乗る男 大和から河内への旅 ホールの楽屋口で 若いマネージャー 北へ帰る日 出立前夜 イッツ・ア・ロングウェイ 運命の大きな手 シベリアの荒野 ハバロフスクの街角 華麗なるパーティー スミルノフ将軍の招待 (下巻) 両国共同の秘密事業 ミスターXの家で 日本人の知らない場所 遺された手記 危機せまる 兵士たちの影 アムール一族の村 筑豊を遠くはなれて 旅立ちの準備