小説むすび | 2017年11月10日発売

2017年11月10日発売

億万長者の予期せぬ求婚億万長者の予期せぬ求婚

不機嫌な大富豪がふと見せた笑顔。 でも心の奥までは見えなくて……。 グレナディ国の王女付き秘書官のクリステンにとって、 アメリカ人の天才実業家ディーンが最後の頼みの綱だった。 祖国の景気回復のため、彼の企業を誘致しなければならないのだ。 パリのホテルでつかまえた彼は目を奪われるようなハンサムだったが、 傲慢との評判どおり無愛想で冷たく、彼女のことなど歯牙にもかけない。 恐怖に震えつつも、クリステンは話を聞いてほしいと食いさがった。 すると、リムジンの中で聞く、飛行機の中で聞くと言われながら、 けっきょく話す機会を与えられないままニューヨークに着いてしまった。 そして、振り回され疲れ果てた彼女に、彼は思いがけない提案をするーー 「10万ドル払うから、今夜僕とパーティーに出席してほしい」 さすが億万長者らしい破格の提案をするディーンと、魅力的なうえに多言語を操る敏腕実業家の彼を畏怖するクリステン。超然とした大富豪と世慣れていない純真なヒロインが繰り広げるクリスマス・ロマンスをお贈りします。本作は〈ザヴィエラの花嫁〉関連作です。

ナニーが恋した傲慢富豪ナニーが恋した傲慢富豪

彼にはお金が、私には愛がある。 だから、彼への想いは知られてはだめ。 保育士のリビーのもとに、その日届いた悲報ーー リビーに5歳の愛娘モーガンを預けて旅立った親友夫妻が、 不運にも異国で命を落としたというのだ。 あろうことか夫妻が法定後見人に指定していたのは、 傲慢で軽薄なプレイボーイ、ジェスだった。 ラスベガスで最も裕福でハンサムな実業家のジェスを 親友夫妻の結婚式でひと目見た瞬間、リビーは彼に夢中になったが、 思わせぶりな言動をとるだけで、彼が誘ってくることはなかった。一度も。 あんな遊び人にモーガンを託すわけにはいかないわ。 リビーはモーガンのそばにいるため、ナニーになることにするが……。 ナニーと億万長者の雇い主の恋を描いた、D-1727『ボスとナニーの契約結婚』の関連作。ずっとつれないそぶりだった憧れの大富豪の屋敷でナニーとして暮らすことになったヒロイン。でも、やはり彼は冷たくて……。切ない恋心が胸に迫る逸作です。

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