2017年11月10日発売
ニートだったため、父に辺境村へ飛ばされてしまった主人公。だが、その村は貧しい上、とにかくメシが不味かった!それは困ると、屋敷で入手した「召喚の書」で、不思議な力を持つモンスター娘達を召喚し、村の改革を決意する。「みんなで美味しいものをいっぱい食べたい!」井戸の再生、土壌改革に害獣駆除…困った時は、彼女らの力を借りつつ、一からのごはん作りに励むが!?メシマズから始まる開拓スローライフ、ここに開幕!
以前、救済し損ねた世界を再び救うことになった勇者・聖哉。だが、そこは荒れ果て、ウルトラハードーモブ敵が他世界の四天王級な世界になっていた。そんな中、聖哉は呪いを受け、向こう見ずな勇者になってしまった!どうにか呪いを解いたはずの聖哉は『魔法戦士』から『愉快な笛吹き』に転職してーなんと、そのまま、死闘の末倒した戦帝級の中ボスが待ち構える敵陣に乗り込もうとする!そこへ魔王すら凌ぐ攻撃力のラスボス級の敵まで現れて!?
異世界転生したユキは、気付くとダンジョンの魔王になっていた。「今度は自由に生きる!」と決意した直後、覇龍と遭遇!戦闘…にはならず、何故かユキの出すお菓子の虜になりそのまま居候に!?さらに、次々と人外娘を拾い…。チートな強さで人外娘達を助けたり、超便利なカタログ通販(?)でダンジョンに凶悪な罠を仕掛けたり、日本の玩具で遊んでみたりとやりたい放題!自分の自由と人外娘達の平和のために、快適&最凶ダンジョン造りを目指す!!
元社畜のアリヒトが転生先で就いたのは、正体不明の職業『後衛』。だがそれは、攻撃&防御支援、回復もこなせる万能の職業だった!そんなアリヒトの元には、転生前の美人上司(年下)、ミステリアスな亜人の傭兵少女、そしてワケありの高レベル美少女剣士と個性的な女性メンバーが次々と集いはじめる。さらに『後衛』には、相手の後ろにいるだけで好感度を上昇させる能力があることが判明しー!?最強の見守り系支援職の冒険譚、開幕!
擬神格を1つ手に入れ、神々に奪われた力を取り戻しつつあるタイシ。駄神が具現化して襲って(?)きたりしながらも、さらに別の擬神格を入手して完全復活を果たす!だが、嫁達の元に帰るためには、敵の神々への対抗策として他の神を味方につける必要があった。しかし、味方候補は頑固な鍛冶神や、バトルジャンキーの戦神!?タイシはそれぞれの神が課す試練に挑むことになりー。29歳独身は、異世界で自由に生きるため奔走する!
転生してからの15年間、この生は罰の続きと、自分を戒めていた。けれど、シャーリーとして死を意識し、思い知る。私は、彼が好き。カイドと生きたいとー願ってしまった。“お嬢様”の婚約者の転生者だったティムと、ダリヒ領主・ジョブリンの陰謀で、毒殺されたはずの狼領主・カイドは生きていた。前世の記憶を持ち今世を生きる意味にもがくティムは、カイドの前でシャーリーもろとも濁流に身を投げ…!?前世からの“偽りの恋”。誰もがその真実に向き合う物語。
父母祖父母の思い出、敗戦後の生活困窮と編集記者稼業、小説家としての出発、常に身近だった病、性の探究、成長期のジャーナリズムにおける活躍と葛藤、「第三の新人」を筆頭とする多彩な交友ー自ら構成したインタビューと対談により文学創造の深淵と作家生活が浮き彫りになる。初の文庫化。
新興住宅地の夏祭の会場からきもだめしをするうちに十歳の少年と少女が深い森に迷いこんでいた。少年と知り合いの老婆は森をさまよっている。さらに少年の母親と少女の父親も…。ひと晩だけの遭難。暗い森で浮かびあがったそれぞれの人生。愛に不器用な人たちを描くおとぎ話のような文学作品。小幡彩貴のイラスト21点掲載!
ナイトクラブでウエイトレスをしていたダーシーは高名なイタリア富豪レンツォ・サバティーニに見初められ、抗うすべもなく純潔を奪われて彼の秘密の愛人になった。無上の喜び以外は与えられない、ベッドの上だけの逢瀬ー切なさに別れを決意した彼女を、レンツォは別荘へ招待する。ふたりは美しいトスカーナの地で恋人同士のように過ごすが、目もくらむほどの幸福の果てにダーシーは無残に捨てられる。私のような女には、彼に愛される価値なんてない…。彼女は静かに姿を消した。傷つき疲れて、小さな命を育みながら。
クリスマスの朝、カタリナは愕然とした。まさか妊娠してしまうなんて…ナサニエルの子を。カタリナはお金と政治にしか興味のない父のモンテクルール大公や兄からむごい仕打ちを受け、夢も希望も失っていた。そんなとき、あるパーティで大富豪ナサニエルとダンスをし、彼から人生で初めて特別な女性として扱われ、誘惑されて、一夜かぎりと心に決め、純潔を捧げたのだった。激怒した大公はカタリナとナサニエルの結婚を強引に進めるが、夫になった彼は別人のように冷淡で、彼女には指一本触れず…。
「シャキル…?」ロンドンのザラット大使館のパーティでシーク・イドリースを紹介され、アーデンはめまいを覚えた。端整な顔立ち、官能的な唇、なぜか軽蔑のにじむ褐色の瞳ー彼は私の人生を一変させて消息を絶ったシャルキルその人だ。4年前、旅先で惹かれ合った二人は夢のような1週間を過ごし、パリで落ち合う約束をしたが、ついに再会は果たせなかった。アーデンは彼への想いを胸に、彼の子を独りで産み育ててきた。偽名を使った火遊びだったと知って深く傷つきながらも、アーデンは翌朝訪ねてきた彼と熱い口づけを交わしてしまい…。
グレナディ国の王女付き秘書官のクリステンにとって、アメリカ人の天才実業家ディーンが最後の頼みの綱だった。祖国の景気回復のため、彼の企業を誘致しなければならないのだ。パリのホテルでつかまえた彼は目を奪われるようなハンサムだったが、傲慢との評判どおり無愛想で冷たく、彼女のことなど歯牙にもかけない。恐怖に震えつつも、クリステンは話を聞いてほしいと食いさがった。すると、リムジンの中で聞く、飛行機の中で聞くと言われながら、けっきょく話す機会を与えられないままニューヨークに着いてしまった。そして、振り回され疲れ果てた彼女に、彼は思いがけない提案をするー「10万ドル払うから、今夜僕とパーティーに出席してほしい」
訳あって逃げるようにロンドンへやってきたアシュリーは、安宿住まいを続けながら通いのメイドとして働いている。しかし、冬のこの時季は宿泊代が高騰し、もう限界だ。当てにしていた友達の家にも泊めてもらえなくなり、彼女は高級住宅地にある派遣先の豪邸に住み込むほかなくなった。家の主であるギリシア人大富豪のルーカス・クリストフェデスは、クリスマスが終わるまでここには来ないというから、きっと大丈夫。ところがある日、不意に帰宅したルーカスに見つかってしまう。警察に突き出されると怯えるアシュリーに向かい、彼は言い放ったーこの借りを返すには、ぼくの恋人のふりをしろ!
保育士のリビーのもとに、その日届いて悲報ーリビーに5歳の愛娘モーガンを預けて旅立った親友夫妻が、不運にも異国で命を落としたというのだ。あろうことか夫妻が法定後見人に指定していたのは、傲慢で軽薄なプレイボーイ、ジェスだった。ラスベガスで最も裕福でハンサムな実業家のジェスを親友夫妻の結婚式でひと目見た瞬間、リビーは彼に夢中になったが、思わせぶりな言動をとるだけで、彼が誘ってくることはなかった。一度も。あんな遊び人にモーガンを託すわけにはいかないわ。リビーはモーガンのそばにいるため、ナニーになることにするが…。
名うてのプレイボーイ、ニック・サントスは、食料品店ですばらしい美女を見かけ、思わずあとを追った。こっちを向いてくれ…。ニックの祈りが通じたのか、彼女が振り向いた。その女性と目が合った瞬間、ニックは彼女を落とすことを心に決めた。マギーは食料品店の真ん中で凍りついた。ニックが町に帰っていたなんて。しかも魅惑的な笑みを浮かべ、こちらに向かって歩いてくる。学生時代、地味だったマギーにはニックは憧れの存在でしかなかったが、5年前、思いがけず彼と一夜を過ごし、新しい命を宿した。でも、彼はその事実を知らない。私が誰かも覚えていないのだ…。
心臓発作で入院した父の手術費用を工面するあてがなく、ヘザーはもう一人の家族、カイルに頼る決意をした。カイルーヘザーが7歳の時、両親は13歳の彼を里子に迎えた。自分でももてあますほど激しい感情の持ち主だったヘザーは何かにつけてカイルに反発し、両親の愛を独り占めしようとした。そして17歳の誕生日の夜、愚かにも両親を試そうと、アスピリン一瓶をからにしてしまった。死ぬつもりはなかったが。あの一件で家を出たあと実業家として成功したカイルとの6年ぶりの再会。彼のまなざしに射すくめられた瞬間、ヘザーは急に頬が熱くなり困惑した。彼がどれほど魅力的であるかを忘れていたのだ…。
ある夜、ピッパは車の接触事故に巻き込まれてしまう。対向車から降りてきた男性を見て、彼女ははっと息をのんだ。ランダル!ピッパの胸が疼いたーもう4年も経っているのに。彼は当時勤めていた会社の社長で、ピッパは彼を心から崇拝していた。妻子がいると知ったのは、彼に恋をしていると悟ったあと。罪悪感に苛まれたピッパは即座に会社を辞め、姿を消した。彼は逃げ出そうとしたピッパを追いかけてきて言った。「ぼくはもう、結婚していない」いいえ、違うのよーピッパは皮肉な運命を呪った。ランダルを忘れるため、別の男性の求婚を受けたばかりだったのだ。
グレースは走り去る高級車がはねた泥水を浴び、尻餅をついた。なんてこと…上司が恋人へ贈る高級下着を台なしにしてしまった。茫然とするグレースに救いの手を差しのべたのは、先ほどの高級車から降りてきた男性、マクシム・ロストフだった。彼はお詫びだと言って上司のプレゼントを弁償したうえ、グレースにも高価なドレスを買うと、パーティにまで誘ってくれた。すばらしくハンサムで、王家の血を引くというマクシムと、夢のようなひとときを過ごしたグレースは、何も知らなかった。彼がグレースの上司を陥れるためにわざと待ち伏せしていたことを。そしてその一夜の代償として、彼の子を宿してしまうことを。