小説むすび | 2017年7月発売

2017年7月発売

冬の盾と陽光の乙女(上)冬の盾と陽光の乙女(上)

冬の霜のような目をした戦士。 凍てついた心を溶かす陽の光ー。 パラノーマル・ロマンス〈超能力者(サイ)=動物に 変身する種族(チェンジリング)〉シリーズ第13弾! 〈アロー部隊〉に所属する瞬間移動者のヴァシックは、 暗殺者としての過酷な任務を果たすなか、いつしか死 の安らぎを望むようになっていた。 そんな彼に、実験のため集められた共感能力者たちの 護衛という新たな任務が与えられる。 ヴァシックが担当することになったアイビーは、能力 の高まりのせいで再度の条件づけを経験しながらも 自我を保ってみせた強い女性だった。その輝きに触れて、 彼の凍てついた心は溶け始める。 〈扶桑社ロマンスのナリーニ・シン作品〉 『黒き狩人と夜空の瞳』 『冷たい瞳が燃えるとき』 『氷の戦士と美しき狼』 『気高き豹と炎の天使』 『封印の獣と偽りの氷姫(ひょうき)』 『燃える刻印を押されて』 『遠き記憶が輝くとき』 『裁きの剣と氷獄の乙女』 『藍色の瞳の女神と戯れて』 『雪の狼と紅蓮(ぐれん)の宝玉』(上・下) 『金眼の黒狼(こくろう)と月下の戦姫(せんき)』(上・下) 『黒曜石の心と真夜中の瞳』(上・下) 『冬の盾と陽光の乙女』(上・下)

冬の盾と陽光の乙女(下)冬の盾と陽光の乙女(下)

彼女がくれたのは無償の愛。 それは世界を救う唯一の希望ー。 パラノーマル・ロマンス〈超能力者(サイ)=動物に 変身する種族(チェンジリング)〉シリーズ第13弾! 〈サイネット〉をむしばみ壊滅的な被害を引き起こす感染。 それを食いとめる鍵が、共感能力者たちの封じ込められていた 能力にあることが改めて確認され、〈アロー部隊〉のメンバーと Eサイたちは、感染の影響で生じる大規模な集団発症事件と 〈サイネット〉崩壊の危機に力を合わせて立ち向かう。 命を懸けた作戦のなかで、ヴァシックとアイビーはその精神的な 絆をしだいに深めてゆくが、一方でアイビーはヴァシックの身体 に生命に関わる問題が潜んでいることを知る…… 巻末には特別短編を収録! 〈扶桑社ロマンスのナリーニ・シン作品〉 『黒き狩人と夜空の瞳』 『冷たい瞳が燃えるとき』 『氷の戦士と美しき狼』 『気高き豹と炎の天使』 『封印の獣と偽りの氷姫(ひょうき)』 『燃える刻印を押されて』 『遠き記憶が輝くとき』 『裁きの剣と氷獄の乙女』 『藍色の瞳の女神と戯れて』 『雪の狼と紅蓮(ぐれん)の宝玉』(上・下) 『金眼の黒狼(こくろう)と月下の戦姫(せんき)』(上・下) 『黒曜石の心と真夜中の瞳』(上・下) 『冬の盾と陽光の乙女』(上・下)

風の向こうへ駆け抜けろ風の向こうへ駆け抜けろ

出版社

小学館

発売日

2017年7月6日 発売

爽涙!スポーツ小説の大傑作、待望の文庫化 芦原瑞穂(18歳)は地方競馬界にデビューした、数少ない女性騎手。敬愛する亡き父親への思慕から競馬界に身を投じた。だが、彼女の受け皿となったのは今にもつぶれそうな「藻屑の漂流先」と揶揄される寂れた弱小厩舎。そこにいる調教師、厩務員たちは皆それぞれが心に傷を抱え、人生をあきらめきったポンコツ集団だった。 弱小厩舎のため強い競走馬も持てず、さらなる嫌がらせを受け、困っていた矢先に出合った一頭の馬。虐待により心身共にボロボロだったこの馬も懸命な介護と歩み寄りにより、生まれ変わったかのような素晴らしい競走馬に変貌を遂げる。当初は廃業寸前だった厩舎も、瑞穂の真摯な努力と純粋な心、情熱から、徐々に皆の心は一つとなり、ついには夢のまた夢である狭き門、中央競馬の桜花賞を目指すまでになる。が、その行く手には様々な試練が待ち受ける。温かな絆でつながった彼らの運命は…? 偏見、セクハラ、虐待、裏切り、老い…。様々な理由から心に傷を抱え、人生をあきらめかけている人間達の起死回生ストーリー。人は何歳からでも成長できる、そして人生はやり直せる。すべての方々に読んでいただきたい、人生への応援歌となる1冊です。 【編集担当からのおすすめ情報】 単行本として刊行されてから、競馬ファンにも競馬に興味がない方からも熱い支持を受けたスポーツエンタメ小説です。もともと乗馬が趣味で馬が大好きな著者がみっちりと一年間かけて取材したからこそ可能になった臨場感溢れる競馬描写、馬好きだからこそ書ける馬への愛情溢れる目線…。 この本が刊行された翌年、彗星のように登場した人気女性騎手、藤田菜七子さんも、この本を大絶賛してくれています。オビコメントだけでなく、彼女だからこそ語れる特別インタビュー「私にとって大切な一冊」にもご注目ください。藤田菜七子さんの言葉を借りれば「この本を読んだ人はみんな勇気が湧いてきて、元気になれる」一冊です。 読後の圧倒的爽快感を是非体感してみてください。 小説の力を感じるはずです。 プロローグ 4 1 卒業 7 2 出発 19 3 厩舎 31 4 追憶 54 5 初戦 71 6 特別 86 7 秘密 100 8 真相 120 9 苦戦 138 10 決意 152 11 運命 173 12 夜空 188 13 調教 196 14 能試 213 15 認定 232 16 遠征 251 17 女王 275 18 反動 294 19 傷痕 318 20 挑戦 343 21 桜花 380 エピローグ 403 私にとって大切な小説 藤田菜七子 407

スリー・アゲーツ(上)スリー・アゲーツ(上)

著者

五條瑛

出版社

小学館

発売日

2017年7月6日 発売

米国国防総省VS北朝鮮工作員 北朝鮮工作員が命がけで守ろうとしたもの、それはーー。 旧防衛庁出身作家の渾身作にして、第3回大藪春彦賞を受賞した大傑作エンターテインメント、手に汗にぎる上巻!! きわめて精巧に作られた偽造紙幣”スーパーK”の運び屋と目される北朝鮮工作員が、秘密裏に日本に入国した。 来日前、ソウルで激しい銃撃戦を起こした工作員・チョンは、現場に文書を残していた。 米国国防総省(ペンタゴン)直轄の情報機関に所属するアナリスト・葉山隆に与えられたのは、”チョン文書”の解読と、日本でチョンが潜伏する場所の手がかりを探ることだった。 上司・エディからの命令に、しぶしぶ調査を進めていた葉山は、チョンと深い縁があると思われる日本人女性とその息子の存在に行きあたる。 同じ頃、在日米軍横須賀基地にある海軍調査局(NISC)に勤める坂下冬樹のもとに、岩国駐留の米兵が偽ドル札をつかまされたという情報が入る。 ストリップ劇場や米兵の集まるクラブに現れた東洋人が両替を持ちかけたものらしい。 偽ドル札は、従来水準をはるかに超える優れた代物で、大量に出回れば深刻な問題に発展することが予想された。 同時期、北朝鮮では対外情報調査部に勤める夫を持つ女性・李光朱と、その娘・春花が、長期帰郷の名目で平壌(ピョンヤン)から北へ向かっていた。 二人は白頭山(ペクトウサン)を望む山あいの町・茂山(ムサン)にたどり着く。 十月十日の朝鮮労働党創立記念日、二人は中朝国境を越える準備をしていた。

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