小説むすび | 2017年8月発売

2017年8月発売

鬼平犯科帳 決定版(十六)鬼平犯科帳 決定版(十六)

出版社

文藝春秋

発売日

2017年8月4日 発売

池波正太郎生誕100年企画として、歌舞伎界の大看板・松本幸四郎を「鬼平」こと長谷川平蔵役に迎え、 映像化、ドラマ化。 「鬼、新時代。」が始まります! 21世紀の国民的時代小説ともいえる「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻の【決定版】は、 カバーデザインも見どころで、全巻揃うと圧巻の広重の世界となります。 「忠吾。今朝は、ばかに愛想がよいのだな」 「いえ、あの……うれしいので……」 「さほどに、お前に新妻はよい女か?」 「いえ、その……」 「毎夜、可愛がっておるか、どうじゃ?」 「は……可愛がっております」 「どのように可愛がる?」 「あの、先ず、口を吸ってやりまして……」 第16巻では、新婚の同心・木村忠吾への平蔵の可愛がりも舌好調。 一方、独り身の火盗改メ同心・小柳安五郎は、平蔵の指示で、上野の出合茶屋で女賊と乱行する同僚の同心・黒沢の監視を続けていた。 盗賊のみならず、部下たちのそれぞれの思惑に、平蔵は如何なる決断を下すのか。 「影法師」「網虫のお吉」「白根の万左衛門」「火つけ船頭」「見張りの糸」「霜夜」の全6篇を収録。

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