小説むすび | 2017年8月発売

2017年8月発売

選ばれたシンデレラ選ばれたシンデレラ

魔法が消える時刻は迫っているけど……。 シンデレラが見た、うたかたの恋の夢。 ある日、企画会社で働くジェマが一人きりで仕事をしていると、 目の前に突然、目もくらむほど美形で長身の男性が現れた。 トリスタン・マルコという名を聞き、彼女は息をのんだ。 最高級ホテルでのパーティを予算無制限で依頼してきた謎の大富豪! はるばる欧州のモントヴィア国から打ち合わせにやってきたという。 やがて思いがけずクルージングに誘われ、ジェマの心は舞い上がった。 悲しい過去のせいで恋には慎重になると心に決めたけれど、 彼の魅力に抗えるかどうかはわからない……。 恋に惑うジェマは知る由もなかったーー 彼の本当の名は、モントヴィア皇太子トリスタンで、 高貴な生まれの女性との結婚を義務づけられている身であることを。 『一夜にできた秘密』で鮮烈な日本デビューを果たした人気急上昇中の作家キャンディ・シェパード。本作は、作者が満を持してお贈りするロイヤルロマンスで、『大富豪の秘密の婚約者』の関連作にもなっています。身分違いの恋に悩むヒロインにご声援を!

天使を抱いた氷の富豪天使を抱いた氷の富豪

富豪の彼としがない店員の私ーー 身分違いの恋は友達にも秘密だった。 「どうして僕に息子がいることを教えてくれなかったんだ?」 怒りに燃えるジェイクを前に、ケイトは途方に暮れていた。 2年前、ケイトは名家の御曹司である彼と切なくも激しい恋に落ちた。 将来の約束をしないというただ一点を除いては、彼は理想の恋人だった。 だが、妊娠に気づいてすぐにジェイクの祖父から悪質な脅しを受け、 町を追い出されたケイトは独りで赤ん坊を産み育てていたのだった。 家族の不幸をきっかけに町へ戻ってきたケイトに、ジェイクは 自分にも息子と同居する権利があるはずだと主張する。 今まで子どもの存在を隠していた償いとして、ケイトは彼を受け入れた。 二度とこの人を愛したりしないと、固く心に誓いながら。 北米の人気作家D・ウェイドの記念すべき日本デビュー作をお届けします! ジェイクがケイトを“日陰の女”扱いしていたのは、実は彼女への愛ゆえでした。引き裂かれた恋、命の芽吹き、運命の再会ーードラマチックで情熱的な、至福のシンデレラストーリー。

祝福のシンデレラ・キス祝福のシンデレラ・キス

15歳の頃から恋い慕う親友の兄アントニオ皇太子と婚約したクリスティーナ。しかし4年も無関心を決め込まれ放置されたことで、この婚約はきっと解消されると覚悟していた。周囲から密かに“醜いあひるの子”とあだ名されてきた私だから…。ところが、ようやく結婚式が盛大に挙げられることになったー彼の妹に降って湧いた醜聞から衆目をそらすためだけに。(『名目だけの花嫁』)。絶世の美男ジェレドと知り合い、強く惹かれたケイは純潔を捧げた。だが、一夜で新しい命を身ごもったことを、著名人の彼に知らせる術はなかった。やむなく独りで子を産み育て、6年が過ぎたある日、片時も忘れたことのなかったジェレドが現れ、ケイの心は愛と戸惑いのはざまで揺れるー我が子の存在を偶然知った彼が、息子を奪うつもりでいるとも知らずに。(『プレイボーイの真実』)。エミリーは結婚して3年経った今も大富豪の夫フィンに夢中。だが彼は前妻といまだに親しく、毎晩帰宅も遅いので、結婚生活は不安に満ちていた。今日は3度目の結婚記念日。腕によりをかけて作った食事は食べる人もないまま冷めてしまった…。とうとう彼女は思い余って夫の会社に乗り込んだ。そこには、一緒にシャンパンを飲む夫と前妻の睦まじい姿があった。(『悲しい嫉妬』)。

実録 頭取交替実録 頭取交替

フィクションかノンフィクションか? ある地方銀行で、絶大な権力を掌中に君臨していた相談役に反旗を翻した一派がいた。出世とカネをアメに、長年にわたって銀行を私物化してきた相談役は、このクーデタを押さえ込むことができるのか? 取締役会の多数派工作は熾烈を極め、誰がどちらにつき、誰が裏切るのか? 実録ならではの、手に汗握る醍醐味。 フィクションかノンフィクションか? ある地方銀行で、絶大な権力を掌中に君臨していた相談役に反旗を翻した一派がいた。 出世とカネをアメに、長年にわたって銀行を私物化してきた相談役は、このクーデタを押さえ込むことができるのか? 取締役会の多数派工作は熾烈を極め、誰がどちらにつき、誰が裏切るのか? 実録ならではの、手に汗握る醍醐味。 第一章 相談役室 第二章 蹉跌と好運 第三章 突然の左遷 第四章 第一次頭取交替 第五章 裏切り 第六章 甲羅天皇誕生 第七章 甲羅派 vs. 谷野派 第八章 謀議 第九章 財務局の内偵 第十章 先制攻撃 第十一章 銀行の正義 第十二章 誓約書という名の最終兵器 終章 そして、誰もいなくなった

真・異界残侠伝真・異界残侠伝

出版社

小学館

発売日

2017年8月18日 発売

白刃閃き任侠吼え、血花咲き散り舞い狂う! うだつが上がらない中年男、九条尽ーーツクシは、勤め先の従業員出入り口から、突如として異世界カントレイアへと迷い込んでしまう。言葉すら通じないまま、異界の街並みを彷徨い歩くうち、瀕死の老剣士と出会い、ひと振りの刀を託された。それは恐るべき業を宿す魔刀だった。 老剣士の最期を看取った直後、ツクシと同じく異世界カントレイアへと迷い込んだ日本人、八多羅悠里との邂逅によって、ツクシは異世界の情報を得ることに。そして、悠里が所属する冒険者団「アルバトロス曲馬団」への勧誘を受けるツクシだったが、それを拒絶し、断固として日本へと帰ることを主張する。 「自分の意思で決めていないものを押しつけられて、我慢をするような生き方を、俺はこれまで一度もしてきてねェ」 「帰った先で何も待っていなくても、俺は必ず日本へ帰る」 頑固一徹、男の矜持。己の意地を通すべく、ツクシは日本への帰還の手掛かりを求め、“ネスト”と呼ばれる『異形の巣』に挑む!! 酒と女にだらしないロクでなし剣士による血みどろダークファンタジー!!

偽装恋愛偽装恋愛

著者

森魚名

出版社

彩流社

発売日

2017年8月18日 発売

稀代の編集者がその「女性遍歴」を あますところなく描き尽くす。 これは、荷風、谷崎、乱歩、澁澤といった 文人たちへのオマージュなのか。 本書はまさに 編集者=偏執者による、 偏執者=編集者のための「小説」なのである。 《森魚名の小説は、おそらく異人たちとの 出遇いの問題に関係するのではあるまいか。 そしてまた人間の「〈うぶ〉さ、奥ゆかしさ、 そしてあるいは臆病さ」といったものも 描出されているに違いない。 してみれば、ここで異人とは、 つまるところ個としての実存の謂である。 そして氏にとって小説を書くとは、 異人の実存的行為のすぐれてひとつのかたちに ほかならないのだろうと思われる》 (谷川渥/美学者・京都精華大学客員教授、 本書跋文より) 「両手にて×× のしたより女の身ぐッと ひと息にすくいあげ、膝のうえなる×××にして、 したからぐいぐいと突きあげながら、 片手のゆびは例の×× 攻め、 尻をかかえる 片手のゆび女が×× にあて、×× へと廻る ぬめりをもって動かすたびたび徐々とくじってやれば、 女は息ひきとるような声して泣きじゃくり、 いきますいきます、いきますからアレどうぞと 哀訴するは、 前後××× の攻道具、 そのひとつだけでも勘弁してくれという」 (荷風散人的変奏)

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