小説むすび | 2018年3月9日発売

2018年3月9日発売

黒の王子の誘いは黒の王子の誘いは

カイル公爵ヒュー・フィッツロイは、とある晩餐会に出席した真夜中の帰り道、暴漢に襲われた。応戦したものの、多勢に無勢で窮地に陥る。そこに現れたのが「セントジャイルズの亡霊」と呼ばれる謎の人物。屋根から屋根へと飛び移り二本の剣を操る身軽な「亡霊」はヒューを助け、キスをしたかと思うと、あっという間に姿を消した。「亡霊」は女性だった。 自分を襲わせたのは誰なのか? 晩餐会で目撃した密書のやりとりが関係しているのか、あるいは謎の秘密組織〈混沌の王〉が黒幕なのか、ヒューには判断がつかない。調査を進めるため、セントジャイルズの情報屋の少年、アルフを呼び寄せる。 ところがこのアルフこそ、セントジャイルズの亡霊だった。女性であることを隠し、男装することで身を守って貧民窟で生き抜いてきた彼女は、正体がばれたのかとあやぶみながら公爵に会いに行く。そして仕事の依頼だとわかって、少し落胆しつつ聞き込みを開始したところ、彼女もまた暴漢たちに襲われて重傷を負ってしまい……。

愛しのロイヤル・ベビー愛しのロイヤル・ベビー

赤ちゃんのことを告げられなかった。 まさか、こんな形で知られるとは……。 旅で訪れたギリシアの島で気品に満ちた男性と出会ったベス。 浜辺で言葉を交わすうち強く惹かれ合い、めくるめく夜を過ごしたーー 連絡先も名字も告げず、ただ思い出だけを分かち合い、ふたりは別れた。 やがて妊娠に気づいたベスは厳格な両親の不興を買って実家を出たが、 数カ月後、仕事でロンドンにいる間に激痛に襲われ、破水してしまう。 搬送先の病院で早産の赤ん坊を取り上げることになったのは、 なんと、あの忘れえぬ一夜を共にした、おなかの子の父親エリアス! 再会の衝撃に動揺するベスとは対照的に、彼はいたって冷静だ。 生まれてくるのが我が子だと知ったら、彼はなんと言うかしら? しかし、エリアス側にもまた、重大な秘密があるのだった……。 命の現場にたずさわり、自らの人生経験が遺憾なく発揮された真に迫る作品で人気の作家キャロル・マリネッリ。本作では、牧師の娘として生まれた内気なヒロインと、高貴な生まれゆえに懊悩するヒーローとの、劇的なシークレットベビー・ロマンスを満喫できます。

内気なマーメイド内気なマーメイド

嵐が運んできたのは、 結ばれぬ運命の哀しき恋ーー 貧しい家に生まれたクレアは幼少期にいじめられ、今は身寄りもない。 苦学のすえ弁護士になるも、同僚の陰謀で失業してから孤島暮らしだ。 ある日、嵐の海で溺れかけていた男性ラウールを助け、 彼女はしだいに友情以上の気持ちを抱くようになっていった。 そんな中、ラウールが衝撃の告白をする。「僕はさる国の皇太子なんだ」 驚き、動転するクレアに、彼は一緒に王国へ来ないかと提案した。 彼女は悲惨な身の上から、人前に出るのが怖く、内気だった。 妃なんて務まるはずがない。つかのまの慰み者になるのがおちだわ。 しかし、平民と皇太子の間に未来なんてないと知りつつも、 彼を愛してしまったクレアはつかのまの夢に溺れていくのだった……。 壮絶な人生を送ってきた天涯孤独のヒロインが恋に落ちた男性は、王位を受け継ぐために国王夫妻から帰国を求められているプリンスでした。一筋縄ではいかない身分違いの恋の結末やいかに? 人気作家マリオン・レノックスが贈るシンデレラ・ストーリーの決定版!

ボスと秘書の禁断の恋ボスと秘書の禁断の恋

南国の楽園で燃えあがった情熱の炎が、 おなかに新たな命をもたらした! キャロルは、不動産業界に君臨する億万長者ジェイクの秘書。 自家用機で世界中を飛び回るボスに、密かな憧れを抱いている。 ある日、彼女はジェイクから信じられない命令を突きつけられた。 「今度の週末、パーティーに同行して恋人役を演じてくれ」 まあ、大変! 地味な私にボスの恋人役が務まるはずないわ。 けれど、魅力の塊のような彼の命令を断ることなどできず、 出席したカップルだけの官能的なダンスパーティー。 ジェイクの熱い瞳と誘惑的な動きに導かれ、ビーチへ向かった彼女は 荒々しく彼に唇を奪われ、夢のような夜を過ごした。 だが、やがてキャロルは重大な事態に直面する。妊娠したのだ。 長らく刊行が待ち望まれていたシェリ・ホワイトフェザーの新作をお届けします。エキゾチックな南の島で、とびきりセクシーなボスの誘惑に抗えず、ベッドをともにした秘書ヒロイン。やがて予期せぬ妊娠に気づきますが、ボスは結婚や家庭を嫌悪する男性で……。

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