2018年4月27日発売
「君には1カ月、僕の愛人になってもらう」 それが結婚記念日の、夫の贈り物だとは! けたはずれに裕福で、誰もが振り返るハンサム。 大富豪の実業家マラカイは、アディーが5年間別居している夫だ。 結婚記念日の日、彼女はそのマラカイの前で怒りに震えていた。 妻の義務として、僕とベッドへ行ってもらいたい、ですって? たしかに、私は結婚式の直後、花婿から逃げ出した。 彼が私を妻にしたのは、ビジネス上の戦略だと知ったからだ。 私の慈善活動への支援を打ち切るのは、有無を言わせないため? 疎遠な妻は、愛人へ格下げにされてもしかたないの? だが夫との再会を、アディーの無垢な体は熱く意識していて……。 実力派の新作家ルイーズ・フラーの初邦訳作品をお届けします。結婚式当日に、実はヒーローに利用されていたことに気づいたヒロイン。さらに夫は愛人になれという残酷な要求をしてきて、ヒロインはなんとも皮肉なハネムーンへ行くしかなくなるのでした。
修道院から彼女をさらったのは、 神と見紛うほどの魅惑の大富豪だった。 両親に見捨てられ、世間から隔絶した修道院で育ったティアは、 全く面識のないイギリスの祖父から突然の連絡を受けて戸惑った。 病身で余命わずかとなった今、ぜひとも面会したいというのだ。 ほどなく代理として、祖父の後継者だと名乗る実業家マックスが ティアを迎えにやってきたが、彼女はひと目で心を奪われた。 これほどゴージャスで美しい男性が外の世界には存在するの? しかも彼は、ティアの抱えている不安に耳を傾けてもくれた。 無垢な彼女は想像さえしなかった──まさか彼の真の目的が、 愛なきまま彼女を娶り、世継ぎをもうけることだけだとは。 大人気作家リン・グレアムが贈る、ピュアなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。あまりにも無垢すぎる修道院育ちのヒロインと愛を信じない大富豪。愛の奇跡は意外なきっかけで始まります。
美女と戯れることしか頭にないプレイボーイーそう噂に聞く億万長者ジャレクを担当することになり、臨床心理士のホリーは困惑していた。案の定、彼は理由をつけては面談をキャンセルし、好き放題に振る舞っていた。だがある日、ジャレクのせいでホリーは雪崩に巻きこまれ、山小屋で一夜を明かしたのを境に、彼と心の距離を近づける。ジャレクを夜ごと苦しめている悪夢から救ってあげたい。そして失われた5歳以前の記憶を取り戻すことができたら…。そんなとき、ホリーは彼の出自について驚くべき情報を耳にする。
わたしを捨てたあの日の冷酷な彼なら、 この子のことも見捨てるかもしれない。 亡き父が遺した幼い弟を抱え、貧しい生活を送るサスキア。 流産を繰り返す親友からの頼みで代理出産を引き受けたのは、 生活費や学費を工面するだけでなく、親友の願いを叶えたかったから。 それなのに、出産を間近に控えたある日、親友夫妻が不慮の死を遂げた。 夫妻はさる国の王と王妃で、お腹の子は王位継承者となるはずだったが、 生まれる前に両親が亡くなったので嫡子とは認められないという。 そんななか、亡き王の従兄弟イドリスが現れ、サスキアは息をのんだ。 7年前、大学生だったわたしを無慈悲にも捨てた元恋人……。 イドリスは嫌がるサスキアをよそに、みずからが王となって、 生まれてくる子を実子として育てるため、彼女を妻にすると宣言した! 従兄弟の死により、フランスから帰国して望まぬ王位を継ぐことになったイドリス。やむなく提案した愛なき結婚を拒もうとするサスキアに対して、代理出産の報酬を盾にとって強引に説き伏せ……。英国人作家ジェシカ・ギルモアが綴る、シンデレラ・ストーリー!
両親から惜しみない愛情を受けて育ったアニカの人生は一変した。反対を押し切って看護師をめざしたとたんに家族から見放され、今は介護施設で働いて生活費を稼ぎながら実習をこなす身の上だ。唯一の心の慰めは、実習先の小児科医レイエスをひそかに眺めること。浅黒い肌に黒い髪と瞳を持つ彼には野性的な魅力がある。ある日、話がしたいとレイエスに言われて天にも昇る心地になるが、彼はすげなく告げた。「きみの兄さんから、見守るよう頼まれたんだ」レイエスにとってわたしはただの友人の妹…。アニカは意気消沈した。じつのところ、純真無垢な彼女に自分のような男はふさわしくないと、彼がどうにか気持ちを押し殺しているとも知らずに。
家なき乙女が助けを求めたのは、 “元親友”の不遜な伯爵ーー 「私を名ばかりの妻にしてもらいたいの」 震える心を抑えこみ、ジョージアナはひと息に言った。 父亡きあと住む家を失った彼女は、男性恐怖症だというのに、 利己的な継母に花婿探しを強いられそうになっていた。 切羽つまった彼女が頼ったのは、大好きだった幼なじみーー 離れていた10年間、手紙ひとつくれなかったエドモンドだった。 近寄りがたい伯爵となった彼は、ジョージアナの願いをすげなく断る。 だが、胸の谷間もあらわなドレスを継母に無理やり着せられ、 絶望的な思いで社交界デビューしたジョージアナの前に、 再びエドモンドが現れたーー冷たいグレーの瞳に怒りをたぎらせて。 エドモンドは冷淡な態度をとったことを詫びると、花婿探しに協力すると申し出ます。行動をともにするうち、10年前に身分違いのふたりの友情が大人たちの手で引き裂かれていたことがわかり……。人気作家が英国摂政期を舞台にみずみずしく描く、可憐な初恋物語。
伯爵に蔑みの目を向けられたのに、 彼の誘惑に抗えないなんて……。 なぜ姉の突飛な頼みを聞き入れてしまったのかしら? 純朴でまじめなルシールはしきりに後悔していた。 父の死後、姉は相続のためにさる伯爵領内の屋敷に住む必要があった。 だが、留守中にルシールが姉になりすますのはあまりに無謀だった。 双子の二人は顔がそっくりでも、性格もふるまいも……なりわいも違う。 ルシールは地味な教師で、姉は社交界に名を馳せる高級娼婦なのだから。 領主のシーグレイブ伯爵はもちろん、村人からも白眼視される毎日。 次々とつらい目に遭い、思わず涙を流してしまった彼女を見て、 伯爵は目の前の女性が自分の知る人物らしくないことに気づいた。 ほどなくルシールは仰天の誘いを受けるーー僕の愛人にならないか、と。 太陽と月ほど違う性格の双子の姉に代わり、不機嫌な伯爵や村人と渡り合わなければならなくなったルシール。皆の敵意は本来、姉に向けられているとはいえ、手酷い仕打ちに傷つきます。うぶな彼女と伯爵との成就しそうもない恋は、いったいどうなることやら……。
3カ月後には、もう永遠に会えなくなるーー いとしい我が子と、愛する彼に。 マッケナは進学費用を工面するため、富豪の依頼で代理出産した。 赤ちゃんには二度と会えないと思っていたが、 アレルギーのせいで母乳が必要だとわかり、 急遽、父親のデズモンドと3人で暮らすことになる。 瀟洒な屋敷でマッケナを迎えた彼はとてつもなくハンサムで、 マッケナはたちまち心を奪われてしまう。 だがデズモンドは、彼女にはまるで無関心だった。 無理もないーー彼は自分の遺伝子を受け継ぐ子供が欲しいだけ。 3カ月経てば、私は彼らの人生に関われない契約なのだから。 よそよそしく遠ざけられたマッケナは傷ついて……。 斬新なプロットと、とびきりホットなラブシーンが魅力の実力派、キャット・キャントレルの最新作をお贈りします。切ない代理出産がテーマの今作には、すべてを自分の思いどおりにしようとする、究極の傲慢ヒーローが登場! 一気読み間違いなしの逸作です。
夢の1週間のあとの残酷な現実ーー 彼が愛を拒むのは、なぜ? リタは長身で精悍なジャックと出逢った瞬間、熱い恋におちた。 夢のような1週間はまたたく間に過ぎ、 彼は必ず手紙を書くと言い残して去っていった。 だが約束は破られ、やがてリタは妊娠に気づく。 私は捨てられたのだ。 リタは悲嘆に暮れながらも、ひとりで赤ん坊を産む決意をした。 半年後、リタは世界的な船会社のCEOとなった彼と運命の再会を果たす。 しかし、ジャックは人が変わったような冷酷さで、 子供が生まれるまでという期限つきの結婚をリタに承諾させてしまう。 そして、寝室の冷たいベッドに横たわる孤独な夜に耐えていたある夜……。 USAトゥデイのベストセラー作家として名高い、ディザイアのベテラン、モーリーン・チャイルド。様々な設定で起伏に富む物語を綴る彼女の100作目となる記念作は、大富豪との身分違いがテーマの王道シンデレラストーリー。どうぞご堪能ください。
イモジェンは18歳の時、ドラッコと婚約した。10歳年上で、亡き父の右腕だったドラッコは、子供の頃からの憧れの人。すばらしい男性、そしてやっと実った初恋。彼女は幸せを感じていた。だが結婚式の日、ドラッコとのただならぬ関係をほのめかす義母の言葉を否定しようともしない彼に失望して、イモジェンは教会から走って逃げた。4年後、一度は放棄した父の遺産が必要になり、弁護士に連絡をとってイモジェンは帰郷することに。だが、待ち合わせ場所に現れたのはードラッコだった。とまどうイモジェンにドラッコは言い放つ。「君と僕はまだ婚姻関係にある。妻として僕の子供を産んでもらう」
秘書のリサは、あるとき仕事を通じて出会った若いフランス人貴族から、熱烈な求愛を受ける。その気になれないリサがどう断ろうか考えあぐねていると、“急に都合が悪くなった”とデートの誘いを取り消す報せが。伝言を届けたのは、ラオール・デ・サンドニと名乗る男性ー彼はフランスの大企業の経営者であるばかりか、くだんのプレイボーイ貴族の兄で、軽率な弟を心配しているという。リサは、威厳をたたえたハンサムなラオールに激しく惹かれるが、フランスに城を持つ貴族の跡取りである彼は、雲の上の人だ。そしてリサのことを、金目当てに弟に近づいたと思い込んでいる…。
ジュリアーナと富豪のブレイクは、“友人同士”の夫婦だ。互いの便宜を図り、世間体と財産を保つために結婚した二人は、ベッドでの相性もよく、安定した関係を築いていた。そんなある日、ブレイクの乗った飛行機が行方不明になり、彼は結局ぶじ戻ったものの、ジュリアーナは半狂乱になった。夫は友人なんかじゃない…わたしは、彼を愛している!問題は、気づいてしまったその気持ちを伝えられないこと。ブレイクは妻に愛されることを望んでいない男なのだ。告げられない想いを胸に秘め、彼女はその夜、奔放に夫を愛した。皮肉なことにブレイクは、妻の変化を不倫の兆候だと思い込みー
アリソンはマキシモ・ロッシの大邸宅の前に立ちつくした。 本当に、これがおなかの子の父親の家なの? 仕事ひとすじの彼女は結婚せずに一人で子どもを育てようと、 人工授精で妊娠したが、とんでもない過ちが起きた。 間違った人物の精子が使われてしまったというのだ! 然るべき検査と手続きのため、アリソンは提供者を訪ねたのだが、 マキシモはまったく信じてくれず、威圧的に言い放った。 不妊治療を受けていた妻が亡くなり、精子は処分されたはずだと。 そしてこう続けた。「僕の正式な肩書は、トゥラン国皇太子。 もし君の話が本当なら、その子は我が国の未来の君主ということだ」 人工授精の間違いから始まる、ドラマティックなシンデレラ・ストーリーです。一生を独身で過ごし、シングルマザーとして子どもを育てるつもりだったヒロインが、なんと一躍王妃に?HQロマンスの人気作家による、華やかなロマンスです。
19歳のシャナンは、姉の忘れ形見、姪のケリーとともに、 豪奢な屋敷の片隅にある古い家を借りて、つましく暮らしていた。 だが、主が亡くなり、若き後継者ニックが移り住んでくると、 彼が保護者のように、ケリーとシャナンにつきまとい始めたのだ。 ある夜、眠ってしまったケリーを寝室まで運んでくれたニックは、 子供を寝台に下ろすと身を屈め、すばやくシャナンの唇を盗んだ。 「さあ、これでぼくを嫌う理由ができたね」 男らしい美貌に、皮肉めいた笑みを浮かべながら。 真意が読めないシャナンは、あわてて彼から身を離したが……。
あの事故から、9年ーゲイルに残されたのは痛みだけだった。髪の生え際と両腿、右肩から背中にかけての傷跡。こんな体では誰とも結婚できないと諦めかけていたところに、女嫌いで有名な、名門の大地主アンドルーに求婚される。子供の面倒を見るための肉体関係のない結婚でいいと言われ、鵜呑みにしたゲイルは周囲の反対を押し切って、子供が産めない体だという事実を言えないまま承諾してしまう。そのせいで、どれほど彼を愛したくても愛せない、新たな痛みを生み出すことになろうとも知らずに。
傷心のままミリーが夫レアンドロのもとを去ってから、1年。 夫の子を身ごもっていると姉に告げられたのも記憶に新しい。 だが、その姉も今は亡く、ミリーは遺された赤ん坊のことで、 久しぶりに自宅に戻り、銀行家の夫の帰りを待ちわびている。 姉が欲しかったのなら、姉と結婚すればよかったのに、 なぜ私と結婚したの……胸に渦巻く哀しみを消せないままに。 そこへ、以前と変わらぬセクシーさで現れた夫は、 ミリーが赤ん坊を引き取りたいと知るや、平然と答えた。 「子どもの母親になりたいなら、僕の妻としてここに留まるんだ」