2019年1月25日発売
弁天丸乗務員が謎の病原菌に罹患!?茉莉香以外の乗組員全員が一定期間の隔離を強制され、弁天丸は休業状態になる。ところが、海賊行為を行わないと私掠船免状の剥奪となる規定があることが判明。困った茉莉香は、白凰女学院ヨット部メンバーを臨時海賊に仕立て上げて、弁天丸に乗り込ませることに!
120年前、宗主星との独立戦争の最終局面で行方不明となってしまった海賊船・黒鳥号から、当時の僚艦である弁天丸・オデット2世に救難信号が発信されて。同じく、僚艦であったバルバルーサもSOSを受け取り、赤色巨星へと赴く。そこでは、究極の破壊兵器・超新星爆弾の準備が進められていたー
これは僕の人生に大きな影響を与えた、専門学校の授業の話。卒業を控えた2月、三郷先生の提案ではじまった『お金持ちになるゲーム』。ハサミ、定規などの道具2種と、無制限の紙で「お金」を作り続ける生産ゲームは、交渉と情報操作によって特異な変化を遂げる。他の9チームを抑え、1位となったCチームの代表者、千歳が取った驚きの行動と、その内容とはー。ツイート後数日で、累計20万超のリツイートと60万超のいいねを獲得した脅威のバズエピソードを書籍化!著者自らが紡ぐ「C」無双の真実がここに!
30年に一度開かれる神聖な聖鼎杯で優勝することを王より命じられたエルマ。しかし、王の腹黒い思惑に気づいたルーカスは侍女のイレーネとともにエルマの優勝を阻止すべく立ち上がる。聖女・聖剣士・聖術師。監獄育ちのエルマならどの部門でも圧倒的勝利をしかねない。英雄的活躍なんて「普通」じゃない!お願いだから、優勝しないで!!!
25歳の誕生日、ステータスには特殊スキル“不老”が付与されていたーかくして永遠の刻を生きる不老者ティノは、コツコツと小銭稼ぎで魔物を倒し、スキルを隠しながら暮らしている。そんな浮浪の生活を何十年も続けるうちにティノのレベルは少しずつ上昇、魔術師すら驚く魔法だろうと自在に操れるように!ゴブリンのスタンピードを一人で処理したり、エルフ族の結界に気づきもせず領土に侵入したり、いつしか世界の常識が通用しない存在になっていた。際限なくレベルアップする最強のスキル保持者は、気の赴くままに無敵の冒険を続けていくー!
ワイバーンすらソロで討ち果たしたリュー。ギルドの加入条件に提示されたレベルまで上げるために、ひたすらトカゲを狩ることに。単純作業に飽き飽きしてきた頃、アッシュからアヤメの新装備ができたとの連絡が!紅月の試練の報酬で作られたその装備は巫女装束だった!?ゴスロリ衣装のアッシュとデートしたり、可愛い子が弟子入りしようとしたり。強力な恋敵が続々登場する状況にとうとう蒼がリアルでも動きだす。そして、リューはいよいよ転職することに。選択可能なユニークジョブが現れるが、その名は「狂戦士ん官」!?今、読み逃せないバーサーカー神官のVRMMO冒険記第三弾!
前世の善行の因果応報でSSSランクー神に匹敵する勝ち確定人生に転生したアレク。皇帝エリザの副帝として、神レベルの魔力と賢者の石を駆使して栄達中。魔法学校の校長になったアレクは、生徒たちを指導した途端、親衛軍の即戦力にまで急成長させる!ダンジョンに現れた悪魔・アザゼルを天使に変え、「狂犬」と呼ばれるミラー伯爵の呪いも解いて同盟傘下に入れてしまう!さらに邪悪な神となっていたアスタロトを豊穣の女神に戻し、その力で領地は大豊作に!新たに起こった反乱を鎮圧すると、美を受け継ぐ一族の儀式から絶世の美少女ミアベーラが誕生!美女に慕われ、報われ続ける、最高のサクセスライフ、第2幕!
世界一の腕前を持つ剣神(♂)と魔帝(♀)は幾度となく人々を救い、お互いの力を確かめ合うかのように激闘を繰り広げていた。そして、突如ふたりは結婚を決めて世界を騒がすと、忽然と姿を消してしまった。三年後、冒険者の墓場とされる魔の森には、ふたりとその息子・リュークがいた。彼はまだ赤子ではあったが、母の真似をして魔法を唱えたところーなんと、いとも簡単に魔法を使えてしまったのである!!その後、両親の才能を引き継ぎ剣と魔法の力を驚異的に伸ばしたリュークは、ひとり旅に出かける。その道中で出会った姉妹に連れられ、冒険者登録をしにギルドに向かい、ランク決めをすることになるのだがー結果は最強のSS級だった!!剣神×魔帝の超規格外な力を持った少年の冒険が、今はじまる!!
動物の耳やマズルや尻尾など、ケモノの身体的特徴を持つ少女たち。通称“ケモノ落ち”は、片田舎の学園で集団生活をしていた。主人公のダーウィンは動物に並々ならぬ執着を示すマジメな動物学者。新しくその学園に赴任した彼の研究熱心さは、たびたび行き過ぎた行動に現れる。尻尾の付け根を確認するためにスカートの中に潜り込んだり、上着を脱がせて剪毛を始めたり。そして、彼女たちが抱える悩みを、動物学者の見地から圧倒的知識で解決する。ケモノ少女をまったく差別しないダーウィン先生は、どんどん生徒たちに懐かれていくのだった。すべてのケモナーのための学園ケモノ美少女進化論ー!
デビュー戦を初回KOで飾ってから三敗一分。当たったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたかもしれない練習。考えすぎてばかりいる、21歳プロボクサーのぼくは自分の弱さに、その人生に厭きていた。長年のトレーナーにも見捨てられ、現役ボクサーで駆け出しトレーナーの変わり者、ウメキチとの練習の日々が、ぼくを、その心身を、世界を変えていくー。第160回芥川賞受賞作。
海辺の町ドーキーでミックが知りあった紳士ド・セルビィは、人類救済のための世界破壊を企て、大気中の酸素を除去する物質を研究していた。嘘か真か、時間の停止にも成功したという。一方、ミックは行きつけの酒場で「ジェイムズ・ジョイスが死んだという話は眉唾物だ」と聞かされる。死者との対話、自転車人間説や生きていたジョイスなど、全篇に溢れる奇想とほろ苦いユーモア。アイルランド文学の異才、最後の傑作。
カフェで働くキアラは、週末は実家のベーカリーを手伝い、母を亡くしてからすっかり元気を失った父を支えている。だが、その店の経営もしだいに傾き始め、彼女は悩んでいた。そんなとき願ってもない申し出が飛びこんできた。事情を知ったカフェの常連客である会社社長ラゼロが、重要な商談の場に婚約者として同行してくれれば、見返りとして店の融資に全面的に協力しようというのだ。彼の黒く輝く瞳に射ぬかれ、気づけばキアラは承諾していた。まさかラゼロを本当に愛してしまうことになるとも思わずに。
サルデーニャ島のホテルで働くハンナは、その誠実さを買われ、ザフリスタン国王クラルの専属客室係を任された。尊大で気難しい王の世話は気苦労が絶えなかったが、ある日彼に命じられて着飾り、パーティへ連れだされて驚く。なぜ今日は優しいの?月光の下のダンスは熱を帯び、誘惑されるまま、ハンナはクラルに純潔を捧げていた。やがて妊娠に気づいた彼女はザフリスタンへ向かうが、待っていたのはあまりにも残酷なクラルの言葉だった。「君に一生使いきれない金を渡そう。その子と引き替えに」
フレイアは極貧の中、両親に応援されてバレリーナになった。でも今、不治の難病に苦しむ母の命は風前のともしびだ。彼女がバレエ団を所有する大富豪との結婚を受け入れたのは、高額な治療費を払ってもらう条件と引き換えだった。ところが、婚約者と敵対する大富豪バンジャマンによって、フレイアはさらわれ、大金を取り返すための人質にされてしまう。案の定、フレイアを愛していない婚約者はお金を払わなかった。すると、バンジャマンは婚約者と同じ契約結婚を彼女に申し出た。また私はお金で買われるの?初めて心を奪われた男性に?
プレイボーイ富豪ガブリエルの秘書を務めるアビーは、スペイン出張の際に立ち寄った彼の祖母宅で立ち尽くしていた。ガブリエルの婚約者だと誤解され、同じ寝室に通されたのだ。天蓋付きの巨大なベッド、その上に置かれたふたりの荷物…。恋の炎に焼かれて破滅していった前任の秘書たちの運命を教訓に、アビーはこの2年、彼の魅力を必死に無視しつづけてきた。しかし今、冷静な秘書の仮面がはがれ落ちるのを感じながら、彼女はガブリエルの衝撃的な言葉を耳にした。「僕の婚約者を演じてくれたら、君が望むだけの報酬を払おう」
母の恋人に関係を迫られ、ローレルは高級ホテル内を走って逃げていた。間一髪駆けこんだペントハウスにいたのは…クリスティアーノ!ヨーロッパ各地にホテルを持つ億万長者の彼は、10年前までローレルの継兄で、彼女の淡い初恋の相手でもあった。クリスティアーノはローレルの破れた派手なドレスを無遠慮に見ている。そしてすがるような目をしたローレルに、冷酷にもこう言い放った。「ここにいさせてやる代わりに、君にはその体を差し出してもらう」彼は私の格好を見て、お金のためならなんでもする女と決めつけている。母に勧められた服を着て、恋人だという男性の部屋に行っただけで、本当の私はクリスティアーノを忘れられず、一度も男性経験がないのに。
ローザは4カ月前、愛する夫アーロンに黙って家を出た。亡き母から受け継いだ病のせいで、彼に迷惑をかけたくなかったから。そんなことは彼に言えるはずもなく悶々としていたある日、義母からパーティに招かれ、ためらいつつ指定された別荘に向かった。だがそこには、アーロンただ一人が待っていた。二人の復縁を願う義母の計らいだったのだ。気まずいながらも、二人きりの時間はやがて情熱を帯び、ローザは何もかも忘れて彼に身をゆだね、恍惚のうちに眠りにおちた。そのとき彼女の身に新しい命が宿ったとも知らず、翌朝、黙って別荘から立ち去ったのは、アーロンだったー。
父亡きあと住まいを追われ、老婦人の話し相手の職を得たクレアは、仕事へ向かう途中、地元の名士ロウクリフ侯爵とでくわした。幼いころから、会うたび彼にからかわれてきたが、このときは父のことを言われて腹を立て、思わず手を上げてしまった。すると、騒ぎを聞きつけて集まってきた人々の前で、侯爵が突然、彼女は婚約者だと宣言したうえ、唇を重ねてきた。なんて恥知らずなの!こんな横暴は許されないはず。なのに…。彼の唇の熱さを知り、長年ひた隠しにしてきた感情がかき立てられる。いったんはその場を収めたロウクリフはしかし、公衆の面前で侯爵を殴るような女など誰も雇わないと脅し、さらなる醜聞を避けるには自分と結婚するしかないと言い放った!