2019年12月25日発売
末の妹から婚約パーティの招待状が届き、ホリーは少し憂鬱だった。3人の妹たちはみなすてきな伴侶と巡り逢えたけれど、私にはウエディングドレスを着る日は訪れそうにない…。ところがある日、寝耳に水の婚約話が持ちあがる。なんと相手はロンドン一魅力的な独身富豪、ザック・ナイト。パーティで出会った彼は、女性を虜にしては飽きたら捨てる、悪名高きセクシーなプレイボーイだ。その彼がホリーに、かりそめの婚約者になってほしいと言うのだがー。冴えない私よりお似合いの女性は大勢いるはずよ。なのになぜ?
世界でただ一人愛した男性ーー それは遠い昔別れた、愛娘の父親。 18歳のとき、レイシーの幸せな結婚生活はあえなく破綻した。 以来、富豪の元夫ルイスとは一度も顔を合わせていないのに、 これほど長い月日が流れても、いまだに彼の夢を見てしまう。 あの情熱の夜を生々しく再現する、甘美な夢を。 “もう愛していない”と、突然離婚を言い渡して家を出た彼は、 私が赤ちゃんを授かったとは知るよしもない。 なのにそのルイスが今、再び目の前に現れるなんて……。 「ジェシカはぼくの娘だね?」かつて冷たく自分を捨てた、 忘れえぬ元夫の問いかけに、レイシーは凍りついた。 HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選!“伝説の名作選”第1弾を飾るのは、イギリスが生んだロマンスの女王ペニー・ジョーダンです。孤独な魂を抱えた男女が長い時を越えてもう一度結ばれる、切ないシークレットベビー物語をご堪能ください。
愛すれば愛するほど、 あなたの心は遠く離れて……。 ギリシアの大富豪アレックスの別荘で家政婦として働くミリー。 とはいえ彼とは、今まで一度も顔を合わせたことがない。 その彼が突然別荘を訪れ、薄暗い書斎でミリーに結婚を申し込んだ。 一族の会社を継ぐために、子供をもうけなくてはならないと言って。 その見返りは500万ユーロ。折しもミリーは、義妹を父の虐待から救い、 学校に通わせてやるために、どうしてもお金が必要だった。 でも私のような女に、億万長者の妻が務まるのかしら? 以前、男性から“小ねずみ”と呼ばれたほどに地味な私が……。 だがアレックスにも、暗闇で求婚したのには理由があった。 ある不幸な事故で美しい顔に傷を負って以来、世間を避けていてーー ハーレクイン・イマージュの代表作家として大人気のケイト・ヒューイット。また一つ、感動のロマンスを描きました! 互いに傷ついて、誤解して……そして生まれる真の愛と、小さな絆。二人の行方から最後まで目が離せない、上質のラブストーリーをどうぞ。
なんて残酷な運命なのだろう。 憧れている人の新妻役を演じるなんて。 親友3人と会社を設立したばかりのハリエットのもとに、 突然、それまで勤めていた企業の社長デアンジェロが現れた。 海外出張にどうしても一緒に来てほしいという。 「きみでなくてはだめなんだ。出張中はぼくの花嫁を演じてくれ」 なぜわたしなの? なぜ花嫁が必要なの? ハリエットは訝った。 彼の秘書として3年も仕えながら、温かい言葉の一つもなく、 退職するときも別れの挨拶さえなかったのに……。 だが、引き受ければ認知症の父の介護費用を全額もつと言われ、 貯蓄が底をつきかけていたハリエットはしぶしぶ承諾し、 数日後、彼と飛び立ったーーずっと秘めていた彼への想いは隠して。 ゴージャスなラブストーリーで人気のジェシカ・ギルモアが今回描くのは、情熱的なラテン系ヒーロー! エキゾチックな情景描写とともにお楽しみください。
時計の針が止まればいいのに……。 この恋が、終わらないように。 半月後に迫る、妹の結婚式。シアトルで働くアンドレアは焦っていた。 5人姉妹の中で自分だけ女らしくないという劣等感があり、 同伴する相手もいないことを気に病んで、“恋人”を探しているのだ。 それなのに、マッチングサービスはまったく役に立たず、 勇気を振り絞ってバーで声をかけたハンサムな男性にも断られる始末。 悩みを抱えたまま、ある日アンドレアが仕事で取引先の大企業へ赴き、 ゲージという名の重役を待っていると、そこへ現れたのはなんと、 先日のバーで彼女の頼みをにべもなく断った“ハンサム”だった! あまりの恥ずかしさにアンドレアが顔を赤らめ逃げようとしたとき、 彼の口から驚きの提案がーーやっぱり君の恋人役を引き受ける、と。 スーツを颯爽と着こなすゲージが魅力的であればあるほど、アンドレアのいたたまれなさは増すばかり。一度は断った偽りの恋人役を無償で演じてやると言いだしたゲージの真意とは……? 『始まりは秘密の接吻』の関連作。ベストセラー作家J・レモンの快作です!
「レイナだって?レイナ…名字はなんというのかな?」勇気を出してかけたあの電話のことを思い出すたび、レイナの心は沈んだ。親友の結婚式で会った、女性を惹きつけてやまない美しき富豪ルシアン。わたしの人生をたった一夜で変えてしまった人。彼の力強い手、優しい愛撫、歓喜の吐息を忘れることなどできなかった。たとえ翌朝に彼が姿を消し、二度と戻ってこなかったとしても。それなのに、ルシアンはわたしの名前すら覚えていなかったのだ。あの夜に娘を授かったが、父親が誰かは、親友にさえ告げずにいた。そして今、約1年ぶりにルシアンと顔を合わせる機会が訪れた。けれど、彼はレイナを思い出した様子も、悪びれる様子もなくて…。
コリーは亡父の全財産を継母に取られたうえ、家も出ていくよう迫られ、 自活するために経験もない秘書の面接を受けた。 うまくいくはずもなく、すごすご帰りかけたとき、 社長サイラスに呼び止められた。「きみにもっとふさわしい仕事がある」 ダークブルーの瞳に妖しい光をたたえた彼は、祖父の遺言の関係で、 会社を維持するためには妻が必要だと、コリーに契約結婚を持ちかけた。 いくら生活苦から救われるとしても、そんな形だけの夫婦なんて……。 しかし、コリーは思わず知らずサイラスの魅力に引き寄せられ、 花嫁になる道を選ぶーー日々募る“夫”への想いは報われず、 彼が徹底して示す冷淡さに傷つき苦しむことになるというのに。 特別企画〈胸打つ名告白〉をお贈りします。結婚の手続きと簡素な式をすませたあと、別々に帰る車の中でなぜか無性に涙があふれ、コリーは自分がすでにサイラスに対して淡い恋心を抱いてしまっていることに気づくのでした……。
その娘との出会いは、完璧な公爵にとって まったく正しくないものだった。 聖職者の娘ながらおてんばなヴェリティは、 色気漂う唇の美青年が現れた瞬間、それが誰なのかすぐにわかった。 第4代アイルシャム公爵ウィルーー人呼んで、“品行方正卿”。 最近爵位を継ぎ、彼女の家の隣に位置する領地へ越してきたのだ。 先代である祖父から英才教育を受けた彼は、しきたりを重んじ、 礼儀も非の打ち所がなく、つねに正しい行動をすると評判だった。 快活なヴェリティの淑女らしからぬ言動に呆れ返る公爵と、 公爵の完璧なふるまいをどうにか突き崩そうとするヴェリティ。 彼の鉄壁は難攻不落に思えたが、ある日ヴェリティが池に落ちかけ、 助けた公爵がどういうわけか、彼女の無垢な唇に口づけをして……。 いきなり唇を奪っておいて、すぐに間違いだったと軌道修正を図る公爵。そんな彼に対し、ヴェリティは反感を覚えると同時に、胸の奥がきゅんとして苦しくなるのでした。正反対の性格のふたりが繰り広げる、もどかしくてキュートなシンデレラ・リージェンシー!
修道院の窓から覗く外の世界は、 自由だと思っていたのに……。 13年ものあいだ、つらい修道院暮らしをしてきたエリザベスは、 おじがもたらした縁談に心躍らせると同時に不安を覚えた。 食事もろくに与えられず、鞭で叩かれる生活からは逃れたいが、 縁談相手のカークヒーズ卿レイモンは、誰からも恐れられる騎士だった。 しかも、本来嫁ぐはずだった美人のいとこが逃げ出したため、 身代わりに差し出される不器量な自分が受け入れられるかはわからない。 修道院に戻りたくない一心で、エリザベスは彼に懇願したーー よく働く貞淑な妻になります、愛人を持ちたいなら文句は言いません、と。 すると、感情の読み取れない顔で、レイモンがおじに告げた。 「この女と結婚することにした」 レイモンは悪夢のような結婚から、二度と女を愛するつもりはないのですが、跡継ぎをもうける手段を得ることは悪い話ではありませんでした。一方、修道院にいる間、男性を目にしたことすらなかったエリザベスは、彼に触れられただけで心臓が激しく打ち……。
ギリシアの名家ドラコス家継承者で実業家のアレクセイは、ビリーの幼なじみにして、純潔を捧げた初恋の人だ。だが不慮の事故によって、彼はあのひとときの記憶を失ってしまった。彼女に愛を囁いたことも忘れ、元恋人のもとに戻ったアレクセイに、“あなたの子をみごもったの”などとはとても言えない。1年後、欲得ずくの恋人に飽きたアレクセイに求婚されたとき、ビリーは驚きながらも、複雑な気持ちでプロポーズを受けた。初夜ー新妻がバージンでなかったことにアレクセイは激怒する。彼に純潔を捧げ、彼の子を産んだのだとビリーは必死に告白するが、アレクセイはまるで信じようとはせず、屋敷を出ていってしまう。2部作、『永遠を誓うギリシア〜ボスのプロポーズ〜』に続く波乱の後編。アレクセイと結婚したビリーだったが、彼は息子の存在を信じず、DNA鑑定を要求する。
ケイトリンは土地を手放すかどうかの瀬戸際にあった。 以前からさまざまな支援をしてくれている老富豪が、 息子同然に目をかけている敏腕実業家をロンドンから送り込み、 資金や実務の全面的なサポートをしてくれるという。 待っていたケイトリンの前に現れたのは、なんとルーク・キルゴア。 6年前、ケイトリンが妊娠を告げようとしていた矢先、 何も言わずに彼女の前から消えた、初恋の人だった。 動揺する彼女を、高級スーツをまとうルークは冷ややかに見た。 捨てられたのはケイトリンのはずなのに、なぜか彼は怒っている。 もしかして彼は、息子のことを知ってしまったの……? 男女のドラマティックな愛憎劇を描かせたら右に出る者はない、アン・メイジャーによるシークレットベビー・ロマンスです。実らなかった初恋に訪れたセカンドチャンスですが、お互いに隠されていた秘密が次々と明らかになり、再び恋の波乱が……。
18歳のステイシーは、憂鬱な気分で飛行機に乗っていた。早くに両親を亡くし、唯一の身内である叔母と暮らしていたが、彼女がステイシーの相続した土地を狙っていることはわかっていた。それなのにステイシーは先日、言われるままサインしてしまったー叔母の義理の息子と結婚し、相続を放棄する、という誓約書に。法律事務所のある大きな街から故郷へ向かう機内、隣に座ったハンサムで身なりのいい紳士ハリーが話を聞いてくれた。彼は裕福な企業家だそうで、ステイシーを助けてくれると言う。「君はもう既に僕と結婚していたことにすればいい」ハリーの企みなどつゆ知らず、ステイシーは首を縦に振ってしまう。
牧師の長女マチルダは、赤い髪に緑の瞳が印象的な娘だ。凡庸だが気立てがよいので、何度かプロポーズされたこともある。けれど、26歳の今日まで誰にも心を動かされることはなかった。いつか心から愛せる男性が現れるような気がしてーだからミスター・スコット=サーロウを教会で見かけたとき、思わず息をのんだ。マチルダはまさしく一目で恋に落ちたのだ。恋しさが胸にこみ上げてきて、普通ではいられなかった。しかしすぐに、その想いは一方的なものだと気づいて落胆する。美しい、お似合いのフィアンセが彼のとなりにいたから。
アパートメントの前でセーラが横暴な婚約者に別れを切りだした。 とたん、激昂した彼に乱暴されそうになり、部屋へ逃げ込むと、 そこにはカウチに優雅に寝そべる、見知らぬ男性ベンがいた……。 ベンは同居する友人の兄で、アパートメントの持ち主だという。 大富豪のベンは、婚約者から救ってくれたばかりか、 なぜかその日のうちに、セーラに結婚を申し込んできた。 しかも官能的に微笑みながら。逞しい肉体で彼女を抱擁して。 真意のわからない、だがハンサムなベンに翻弄されて、 セーラは喘ぎながら「だめ」と、彼の熱い腕を振り払った。
物心つく前に交通事故で両親を亡くして以来、愛情のかけらもない叔母にひきとられ、孤独に耐えてきたティナ。叔母の親戚が、財産目当てで近づいてきたのを機に、ティナは憧れの地ロンドンに出ることにしたのだ。そこでは、思いもかけない男性との再会が待ち受けていた。かつて故郷の地で、ティナが密かに心惹かれていた大富豪ジョン。ジョンに誘われて過ごす、夢のような日々のなかで、親子ほど年の離れた彼に求婚され、幸せの絶頂で結ばれた。だがやがてティナの心に嫉妬が芽生える。彼の亡き妻の存在に。
デザイナーとして華やかな業界に身をおくイレーナだったが、元恋人との辛い出来事のせいで、心に深い傷を負っていた。もう男性を愛さないと決めていた彼女の前に、あるパーティで、金融王の異名をとる、ギリシア人のサンドロが現れる。男性的な魅力を持つ彼に怯えながらも、惹かれていくイレーナ。そんな矢先に近寄ってきた元恋人に、イレーナは乱暴されかける。たちまち過去の痛みが蘇り、青ざめる彼女をサンドロは抱いて、毅然と言い切った。「君を守るために、今すぐ婚約する」と。しかしイレーナは拒んだ。男性に愛されることが怖くて…。
「PSYCHO-PASS Sinners of the System」のノベライズ、上下巻で発売! 劇場公開された「PSYCHO-PASS SS」シリーズのノベライズが発売。下巻はCase.3を収録!
少女に対する偏愛!強迫的なまでにサディスティックな性癖!!常軌を逸した過激で暴力的な描写によって、少女たちの監禁や虐待の場面をはじめ、露骨なまでに作家に取り憑いた妄想を描き出す。遺作となった“大人のためのファンタジー”。
クニヒコは異世界に召喚され、勇者として使役されていた。教皇による刻印には逆らえず、従順に従っていたが、似た境遇にあった魔王アイダと協定を結んだことで、魔王&メイド&エルフの凸凹パーティーが、自由を取り戻すために行動を開始する!討伐後に始まる俺と魔王の共同謀反大作戦!