小説むすび | 2019年5月17日発売

2019年5月17日発売

ダイヤモンドを拒んだ花嫁ダイヤモンドを拒んだ花嫁

清らな乙女に、無情と名高い富豪が迫るーー 家族を守りたければその身を捧げろ、と。 22歳のエルヴィは父の死後、継母と異母弟を支えて生きてきた。 手芸用品店で働く身では、男性との出会いはほとんどないが、 何度か見かけた継母の雇い主の富豪ザンダーに密かに憧れている。 ある日、彼の所有する骨董品を盗んだかどで継母が訴えられた。 何より家族を大事にしてきたエルヴィは彼に懇願の手紙を書く。 すると、自ら情け知らずと豪語するザンダーはエルヴィを呼び出し、 魅惑的な曲線を描く彼女の体を見回してから平然と言ってのけた。 「君の体を僕に捧げてくれれば、訴えは取りさげてやろう」 これは脅迫よ! 即座に拒んだエルヴィだが、心は乱れて……。 継母を救いたい一心で、悩み抜いた末に金融王ザンダーの愛人になるという交換条件をのんだエルヴィ。無垢な彼女にとってそれは、大切にしてきた純潔を捧げることを意味しているというのに……。大スター作家リン・グレアムが綴る、情熱の予測不能ロマンス!

妃になれないシンデレラ妃になれないシンデレラ

私は王家の“然るべき花嫁”じゃない。 だから言えなかったーーお腹の子のことを。 2年前、スニータは公国のプリンス、フレデリックと半月ほど交際し、 ただ一度だけ夜をともにした結果、彼の子を身ごもった。 しかし、それを誰にも知らせず、亡き母の故郷に帰ったのは、 妊娠して捨てられた母と同じ道を辿るのではという恐怖にかられたから。 そして生まれた子どもは、王家の者として奪われると考えたからだ。 しかも彼は兄と父王を相次いで亡くし、今や公国の君主となっていた。 そのフレデリックが、ある日突然、スニータの前に姿を現した。 さまざまな手を尽くして彼女の居場所を突きとめたらしい。 彼女が隠してきた息子も見つけ、世継ぎの母として妃になれと言うーー 愛は与えないが、結婚後はさらに子を望む、と彼女を翻弄しながら。 大ヒット作『白鳥になれない妹』と『さよならを言わせて』の関連作です。フレデリックには、愛は与えられないと言われ、彼の周囲には、前の婚約者のほうが妃にふさわしかったと陰口を叩かれ……。愛に恵まれない彼女の幸せは、いったいどこにあるのでしょうか?

富豪と秘書の秘密の十年富豪と秘書の秘密の十年

「わたし、赤ちゃんができたの」 そのひと言がどうしても言えず……。 憧れの仕事につけて、ミランディは意気揚々と張り切っていた。 ところが、CEOがかつての恋人ジョーと知って仰天する。 十代のわたしのすべてだった男性。でも、彼にとっては遊びだった。 ジョーはミランディと再会すると、何事もなかったように近づいてきた。 そして彼の秘書として、南仏への出張に随行するように命じた。 ジョーは、わたしがまだ言いなりになるものと思っている。 家族がみな心から喜んでくれた、この転職をふいにしたくはないけれど、 彼に誘惑されたあげく、また捨てられたら、わたしは壊れてしまう。 それに10年間、ジョーには言えなかった秘密がある。 彼の子を妊娠していたのに、その後亡くしてしまったのだと……。 十代の悲しい初恋を乗り越え、成長したつもりでいたヒロイン。美しい南仏で過ごすうち、彼女とヒーローは昔のように惹かれ合います。だが想いが深まるにつれ、子どもを亡くしたと誰にも言えなかった10年前の孤独と悲しみも、ヒロインは思い出してしまいます。

捨て置かれたシンデレラ捨て置かれたシンデレラ

ヴィッキーは父親代わりにかわいがってくれた叔父の会社を救うため、 ギリシアの敏腕実業家テオと、名ばかりの期限つき契約結婚をした。 離婚の際には多額の金を支払うというテオの言葉を信じて。 だがある夜、テオの妖しい瞳に惑わされるように、彼と結ばれてしまう。 自分の行いに動揺して、ヴィッキーが思わず屋敷から逃げ出すと、 怒り狂ったテオは一方的に彼女を離縁し、そのまま2年の月日が流れた。 今、ヴィッキーは勇気を振り絞り、テオに会いにやってきた。 恵まれない子供の慈善事業のため、どうしても約束のお金が必要なのだ。 しかし、テオの無慈悲な要求が、彼女をうろたえさせる。 「金が欲しければ、ぼくのベッドまで一緒に来るのが条件だ」 ラテン大富豪の激情と愛情のはざまで翻弄される純真なヒロインを描いて人気の、スター作家ジュリア・ジェイムズ。情熱ほとばしる劇的ラブストーリーの名匠、大スター作家リン・グレアムにも劣らぬ筋書きの巧みさにご注目! 珠玉のシンデレラ・ストーリーです。

スター作家傑作選〜愛に傷ついても〜スター作家傑作選〜愛に傷ついても〜

ニコールは6週間前、事件に巻き込まれ、頭を銃で撃たれた。一命は取りとめたものの、いまだに記憶障害があって言葉もうまく話せず、気分はふさぎがちだ。何ひとつ満足にできなくなってしまった彼女を、恋人のドミニクは限りない優しさで支えてくれていたが、ある日、不思議な出来事が起こり…(『優しさに包まれるとき』)。ジャスティーンは友人の結婚式でベネチアを訪れ、魅力的なイタリア人男性のウインクに悩殺される。翌日、不注意で運河に落ちそうになった彼女を救ったのは、思いもかけない人物ー昨日から脳裏を離れないウインクの男性リカルドだった。偶然にも、彼が友人の知り合いだったことに運命を感じながらも、恋に臆病なジャスティーンは…(『愛はベネチアで』)。孤児だったキャサリンは、生後まもない女の赤ちゃん、ボニーを養子に迎えることに。ボニーの父に引き取る意思がないと確認するためネバダ州を訪れると、現れたのはコールと名乗る逞しく自信に満ちた男性。ボニーの亡き父の兄だという彼は、驚いたことに赤ん坊を引き取りたいと言いだし、キャサリンに便宜結婚を持ちかけた!(『天使に魅せられて』)。

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