小説むすび | 2019年8月30日発売

2019年8月30日発売

シチリア富豪の傲慢と偏見シチリア富豪の傲慢と偏見

現実の大富豪はウエイトレスを愛さない。 たとえ、彼の子供を宿していても。 失業中のアイラは、故郷のスコットランドの農場に戻っていた。 貧しさゆえ、シチリアでの姉の葬儀にも行けずに悲しんでいると、 突然、大富豪アリッサンドルが彼女のもとを訪ねてきた。 会うのは6年ぶりだけれど、姉の義兄は相変わらず魅力的だ。 どんなに無視されても、アイラは彼を目で追うのをやめられず、 初めて興味を示された喜びから、純潔を捧げてしまう。 だが翌朝、彼女を亡き弟の愛人と思いこむアリッサンドルは、 昨夜のすべてを“不覚”と切り捨て、一顧だにせずに立ち去った。 報われぬ愛と、小さな命をアイラに授けたとも知らずに……。 作家はこの物語のアイデアを、オースティンの『高慢と偏見』を再読して思いついたそうです。ヒーローは初対面からヒロインに理不尽な偏見を抱いています。その後、彼女が美しい心の持ち主とわかると手放したくなくなり、贈り物で歓心を買おうとしますが……。

花嫁になれなかった日花嫁になれなかった日

ずっと温かな家族がほしかった。 でも、彼は愛に背を向けていて……。 結婚式の前日、助産師のポリーは婚約者から一方的に別れを告げられた。 花嫁になるはずだった翌朝、車の接触事故を目撃した彼女は、 その一方が自分が担当する、過去に流産の経験がある妊婦だと気づく。 しかし、そこに居合わせた高名な小児外科医エリオットは、 ポリーの経験も知識も信用せず、彼女に冷淡な態度をとり続けた。 二人で協力して妊婦を病院に運んだあと、あらためて自分に起こった 大事件を思い出し、ポリーが青ざめた顔で歩き出したときだった。 呼びとめる声がして振り返ると、先ほど会ったばかりのエリオットがいる。 「きみは悩みごとがあるようだな。ぼくに話してみないか?」 その声に、彼女は不思議と慰められ、心の傷も少し癒えた気がした……。 今作はJ・テイラーの遺作『遠回りのラブレター』に登場する、ポリーがヒロインの物語です。困っている人を放っておけない彼女は人生最悪の日に、仕事と車椅子の息子がすべてというヒーローに出会います。彼の凍った心を、優しいポリーは溶かせるでしょうか?

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