2021年12月21日発売
英仏との戦争に突入した日本に、米国も宣戦を布告する。マリアナ諸島において米太平洋艦隊と連合艦隊は激突、講和への道筋は遠のくばかりであった。戦線の拡大を望まぬ山本五十六はトラック諸島を根拠地として守りを固めるも、米国は長距離爆撃機を繰り出し攻撃を続ける。空爆を封じるためラバウル進攻命令が軍令部より下り、主力戦艦を欠いた連合艦隊は空母を結集した機動部隊を編成。米太平洋艦隊も空母を中心とした艦隊を送り出した。ここに、史上最大の海空戦が開始される!
服飾職人フランクルが婚礼衣裳の注文を受け王宮に赴くと、肝心の姫ぎみは行方不明。ようやく面会かなった時は、結婚式まであとひと月?苦悩しまくる職人が選ぶ最高の婚礼衣裳とは…。「公式ガイドブック1〜3」に掲載された三中篇「王女誕生までの七日間」「鷹は翔んでいく」「国王の女難」に、シェラ視点の書きおろし作「男の修行」他を加えた外伝集。
横溝正史ミステリ大賞・優勝賞作家、渾身のリーガルミステリ!ごく普通の一般人である二宮智樹はある殺人事件の裁判員として裁判に参加することになる。その裁判では、美容師の男が若い姉妹を殺害した事件が裁かれることになっていた。智樹ら裁判員の多くが美容師の有罪へと意見が傾くなか、八木麻衣子と名乗る若い女性だけは美容師の無実の可能性を訴える。だが評決になって、麻衣子は一転して有罪へと意見を変え、美容師には死刑判決が下る。裁判から数か月後、智樹は麻衣子とつきあうようになり結婚を申しこむが、なぜか麻衣子はそれを拒む。折しも美容師の事件の控訴審が開かれ、麻衣子は再び美容師の冤罪の可能性に言及していた。その矢先、麻衣子は忽然と姿を消す。彼女はなぜ姿をくらましたのかー。
寝つきが悪くて困っている人、夜中に目が覚めてしまう人、または一日中なんとなく不安が消えないという人も、寝る前にこの本を読めば、心を休めて穏やかな眠りに就くことができるだろう。この本に収められた物語には、子どものころに読んでもらった「寝る前のお話」と同じ力がある。