小説むすび | 2021年5月14日発売

2021年5月14日発売

踏みにじられた純愛踏みにじられた純愛

辛辣な言葉で私の心を引き裂きながら、 熱く唇を奪うのは、なぜなの……? 憧れの人と初めて結ばれ、トリシアは幸せに酔いしれた。 相手の名はカイル・ハモンド、世界有数の億万長者だ。 施設で育ったトリシアは彼との温かい家庭を夢見たが、 翌日、突然カイルの父親が心臓発作で亡くなり、事態は急変する。 カイルの妹が、トリシアが父から薬を奪ったとでっちあげたせいで、 トリシアは彼の怒りを買い、絶縁されてしまった。 6年後、ようやく立ち直ったトリシアを、皮肉な運命が待ち受けていた。 彼女の勤め先を買収した大企業の社長が、なんとカイルだというのだ! 新しいボスとしてやってきた彼は冷徹に彼女を見据え、握手さえ拒んだ。 彼は私をどうしようというの? 恐ろしい予感にトリシアは身震いした。 傲慢なヒーローの愛憎の嵐に揺さぶられるヒロインを描いて人気のY・ウィタル。HQイマージュ〜至福の名作選〜より、クラシックな珠玉作をお届けします。6年前、家族を愛し信じているカイルのため、あえて濡れ衣を着た19歳のトリシア。純真な彼女の運命は?

ファットガールをめぐる13の物語ファットガールをめぐる13の物語

宇宙はわたしたちに冷たい。理由はわかっている。 人が自分の体を生きることの居心地のわるさを描き出した、注目の作家モナ・アワドのデビュー作。 インディーズ音楽とファッションをこよなく愛す主人公のエリザベス。特別な人生は望んでおらず、ただ普通にしあわせになりたいだけ。 けれど高校でも大学でも、バイトをしても派遣社員となっても、結婚しても離婚しても、太っていても痩せていても、体のサイズへの意識が途絶えることはない。 自分と同じ失敗をさせまいとする母親、友だちのメル、音楽を介してつながったトム、職場の女性たち……。彼らとの関係のなかで、傷つけ、傷つけられ、他者と自分を愛する方法を探してもがく。 ロクサーヌ・ゲイ、エイミー・ベンダー、ブライアン・エヴンソン、その他各紙誌で絶賛!! 「女性とその体にとって理不尽すぎるこの社会。 アワドはそれを正しくとらえ、この連作短編を通して鮮烈に描き出している」(ロクサーヌ・ゲイ) 「賢くて茶目っ気があって、とり繕うことなくまっすぐな作品。 友情、セックス、誰かの心に寄り添うこと、自分らしく生きること。女子たちの格闘はヒリヒリとして、そのことをアワドはちゃんと語ってくれる。 何もかも受け止めて、素直じゃないけどあたたかい、そんな声で」(エイミー・ベンダー) 「素晴らしい仕事だ。失敗も喜びもひっくるめて、人として生きることの意味とはなにか?  それを痛々しくもありのままに描き出し、答えに近づこうとしている」(ブライアン・エヴンソン) 「実にするどいデビュー作。 もがくリジーを繊細かつ冷徹な言葉で描くアワドの作品は、アメリカの女性について考えるための新たな必読本である」(タイム) 「正直で痛烈、だからこそ読まれるべきだ。本書は女性が生きることの葛藤をわたしたちに見せつける。 ボディー・イメージも、他者との関係も、そしてあまりにも残酷なこの世界を自分の足で歩いてゆくことそれ自体も」(エル)

【POD】プレゼント:3つのクリスマス・ストーリー【POD】プレゼント:3つのクリスマス・ストーリー

発売日

2021年5月14日 発売

サンタさんは、きっといる。 サンタを信じ、手紙を送った少女。数年後のクリスマスの夜に、思いがけない奇跡が起こるーー『ミススペル』 熱気球に乗ったまま、行方不明になった父の帰りを待ち続ける少年。「父さんに会いたい」彼の願いは叶うのかーー『アンテナ』 人形やぬいぐるみを売るふしぎな店で働きはじめた大学生は、ある日とつぜん人形と話ができるようになりーー『プレゼント』 クリスマスにまつわる短編3作品を収録。大切な人へ贈りたい、心あたたまる物語集。 【著者プロフィール】 門馬 昌道(もんま・まさみち) 1958年、福島県生まれ。 「手帳大賞」「列車で行く旅」のエッセイで大賞、最優秀賞受賞。エッセイ風の短編小説を執筆し「信州ミステリー短編小説」で最優秀賞、「フェリシモ文学賞」で優秀賞、「アンデルセンのメルヘン大賞」で入賞。 著書にアンソロジー『たびだち』『はじまり』『午前7時3分の物語』『半分こ』(いずれもフェリシモ出版)、『相愛ノジカン』(新風舎)がある。 千葉県千葉市在住。

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