小説むすび | 2021年9月発売

2021年9月発売

芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました 2芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました 2

時代遅れの姿から『芋くさ令嬢』と呼ばれていたアニエス。彼女は、王女に婚約破棄された公爵令息・ナゼルバートを助けたことで、彼との結婚&辺境で暮らすことを命じられてしまう!成り行きで始まった辺境生活だったが、アニエスはのびのびした暮らしを満喫!夫となったナゼルバートとの関係も良好で、ついには彼から告白を受けることに!アニエスも、妻として大切にしてくれるナゼルバートへ想いを伝えようとするが、うまくいかない日々が続く。そんな中、王都からナゼルバートの元部下・トッレがやってくる。いつも元気だったトッレが珍しく落ち込んでいたため事情を聞くと、彼もナゼルバート同様ロビンに婚約者を奪われたと判明し!?さらに、その婚約者・リリアンヌを諦められないトッレから、彼女はアニエスたちが暮らす辺境に入ったとの情報がもたらされー。次々に舞い込んでくる問題に、アニエスたちの新婚生活はどうなってしまうのか…!?

人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科

著者

橋本治

出版社

ホーム社

発売日

2021年9月24日 発売

構想30年!! 橋本治が挑んだ、空前絶後・前代未聞の全体小説、3000枚超の遺稿と共に遂に刊行! 千州最大の都会である比良野市では、志附子湾を埋め立てて「人工島」を作る計画が着々と進んでいた。それを知った国立千州大学二年生のテツオとキイチは、すでにある市民運動に共感することが出来なかったので、新しい反対運動を立ち上げる。彼らにとって唯一ピンと来るのは、「人工島?そんなのいらないじゃん」という、そのことだけだったのだ。 大学ではテツオとキイチを中心に同好会が組織され、人工島建設への反対運動が動き始めるが、話はやがて彼らの父母、祖父母、兄弟、近所の人々の人生にまで脱線し、街全体の歴史とそこで生きる人々の姿が浮かび上がっていく。 架空の地方都市を舞台に、この国の姿を描いた未完の大長編!! 創作の秘密を明かす500枚を超える「人名地名その他ウソ八百辞典」と、本作品の舞台である架空の街、比良野市及びその周辺について著者自身が描いた「人工島戦記地図」付。 ページ数 1376頁。 【本文より】 平成四年の一九九二年の五月のある日、キイチの部屋でゴロゴロしながらテレビを見ていたテツオは、「こんなのいらねーよなー」と言った。 テレビは夕方のニュースで、「志附子湾人工島計画に反対する市民の動き」というのをやっていた。 比良野市長の辰巻竜一郎は、「比良野市の発展と志附子湾再開発のため」に志附子湾の四分の一を埋め立ててしまうような「人工島計画」を発表し、それに対して「環境派の市民団体」が反対を表明しているというのだった。 【著者】 橋本治 1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。大学在学中よりイラストレーターとして活躍。77年「桃尻娘」が小説現代新人賞佳作入選。以後、小説、評論、戯曲、古典の現代語訳等幅広く活動する。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞、18年『草薙の剣』で野間文芸賞受賞。2019年1月29日逝去。享年70歳。

お気楽領主の楽しい領地防衛 1 〜生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に〜お気楽領主の楽しい領地防衛 1 〜生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に〜

著者

赤池宗 /

発売日

2021年9月24日 発売

2歳のある時、転生者であることを思い出した侯爵家の四男・ヴァン。周囲に神童と期待されて成長したヴァンが、8歳の時に授かったのは『生産魔術』。それは、攻撃魔術が優れているとされる世界で、“役立たず”のハズレ適性だった。貴族には相応しくないと父親に失望されたヴァンは、専属メイドのティルをはじめ、僅か数名で名もなき辺境の村の領主として追放されてしまう。そこは、人口百人ほどで特産品もない、存亡の危機に瀕した寂れた村だったー。現状を目の当たりにしたヴァンは、前世の知識と“役立たず”とされる生産魔術で村を発展させ、楽しく暮らしていくことを決意する。冒険者の装備を整え、家を建てるだけに留まらず、巨大な城壁を造り、さらには防衛用バリスタを配備!?名もなき辺境の村は、やがて巨大都市へと変貌していくー!追放された幼い転生貴族による、お気楽領地運営ファンタジー、開幕!

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