2021年発売
シーリアの母は20年ものあいだ、さる大富豪の愛人だった。幼いころ、シーリアは優しい彼を本当の父にように慕っていたが、大人になった今、彼女にとってそれは恥ずべきことだった。だから、その人物が亡くなり、彼の息子リュークが訪ねてきたとき、まさか恋に落ちてしまうなんて、思いもしなかった。リュークは決して互いの親の不義の関係を蔑んだりせず、母に相応な遺産を渡そうとしてくれ、シーリアはひどく心打たれた。出会った理由がどうあれ、これは本物の愛。そう確信したとき、残酷な真実が明らかになるーリュークには、婚約者がいたのだ。私のことも、愛人候補として見ていたの?母と同じように…。
厄介な恋人、価値観の合わない家族、やめられない習慣…あなたがお別れしたいものは、何ですか?そこは、人々の「別れ」を代行する奇妙な会社だった。文学賞受賞作家が贈る、韓国発のお仕事小説!イ・カウル、30歳。これまでまともな仕事に就けないまま非正規雇用を転々とし、気付けば人生崖っぷちだ。そんなとき、“トロナお別れ事務所”という会社の面接が決まる。意気揚々と面接へ向かったカウルがたどり着いたのは、オシャレな街の路地裏にある古びた雑居ビルだった。面接に合格したカウルは、アクの強い社長に振り回されながらも、なんとか成果を上げようと、さまざまな別れの依頼に奔走するが、ある出来事をきっかけに、心の奥底に閉じ込めていた本来の自分と向き合うことに…。世の中に押し流され、自分を見失ってしまった人へエールを送る話題作。
第9回ネット小説大賞 受賞作! 萌え豚から始まる異世界奮闘記、いま開幕! Web版とは異なる設定も盛り込まれた書籍版。書き下ろし外伝も収録 女は面倒。男同士でつるんでる方が楽。 そんな女嫌いの30代サラリーマン金田は、ある夜、車に撥ねられて、見知らぬ異世界へ。しかも、ホーク・ゴルドなる大商家の子供、それも甘やかされて育ったがために、モラルもへったくれもない女好きの萌え豚に転生してしまう。 いきなり始まった第二の人生では、金や権力に群がる女たちを遠ざけ、ついでに美女メイドや美幼女妹、美少女婚約者たちからなんとか距離を置こうと足掻き始める。 しかし、彼は知らなかった。この世界が1990年代に発売された懐かしのギャルゲー『エレメンツイレブン』の世界であり、ホーク・ゴルドはそのお邪魔キャラであることをーー
オリビアの両親が暮らすビースロイカで、『海の死神』とのトラブルに巻き込まれたユーキたち。一時は危篤状態だったオリビアも無事に回復し、ユーキにも笑顔が戻る。一方カージナルでは、突如、2つの森が発生したことが判明。1つは子供用の森だったため、子供冒険者ギルドが設立されるのだったーもふもふと優しい家族の異世界生活、第六弾!
「このライトノベルがすごい!2023」(宝島社刊) 単行本・ノベルズ部門第1位!殿堂入り! シリーズ累計800万部突破!(電子書籍を含む)
「小説家になろう」で2,700万PV突破!1巻発売後、即重版!コミカライズ2巻も好評発売中!眼福ギルドファンタジー第9弾!
「私はこの小説だけは鉛筆で書くことにした。 どうしてそうしたのかはわからない。 ただそうしなければならないように思えた」 韓国金泉市のパン屋「ニューヨーク製菓店」の末っ子として生まれ育った、キム・ヨンスの自伝的小説。 お店を切り盛りする母、作家を目指す息子を見守る父、グローバル化の波が押し寄せる中で何度となく転機を迎えるニューヨーク製菓店…… この世から姿を消しても心の中を照らし続ける“灯り”に思いを馳せる、静かで温かな余韻の残る短編を、韓国語原文と邦訳を一冊にしてお届けします。 『ニューヨーク製菓店』特設サイト 作品を深く楽しむことができる関連情報を随時更新しています。 作家ご本人による韓国語朗読音声も! キム・ヨンス作家による韓国語の朗読音声をYouTubeで配信しています。 CUON YouTube チャンネル 読者モニターの方々の声 ◎この小説は、韓国の現代史を背景に成長し、今はこの世から消えてしまった「ニューヨーク製菓店」という作家の「灯り」を通じて、読者の「灯り」を召喚する物語でもある。 自分という存在は、自分が消え去ったあとも、もしかして誰かの「灯り」になれるのかも知れない、作家が与えてくれたそんな希望のためだろうか、読後感は、オレンジ色の街灯にように優しい。 ーーshirotoraさん ◎キム・ヨンスさんは過去を見つめながら、未来を語る。 ーープレスさん ◎初めて読んだ作家の最初の一編に、こんなに入り込んで同化できるなんて。「感情移入」とか「共感」というのとはちょっと違う、いつの間にか自分のことのように追体験している気持ち。(…)著者の「誠実さ」と「潔さ」、それから「強さ」みたいなものが体温みたいにじわーっと伝わってくる作品です。ここから入ることができてよかった。 ーー寒天さん ◎あなたがもし今、暗闇の中で道に迷い途方に暮れていたら、この小説『ニューヨーク製菓店』をそっと手渡したい。暗闇をかすかに照らす道標(みちしるべ)として。 ーーyukiさん 【韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション】 翻訳家きむ ふなが今お勧めする作家の深い余韻と新たな発見を感じさせる短編を 日本語と韓国語の2言語で読むことができるシリーズです。 韓国語の朗読をYouTubeで聴くことも可能です。
長野電鉄湯田中駅のトイレで佐藤誠の刺殺体が発見された。相談したいことがあるといわれ、待ち合わせをしていた木本啓一郎は、かつて佐藤とともに松代大本営跡の調査をしたことがあった。やがて木本は佐藤が大本営跡近くで二体の白骨を発見したことを突き止める。一方、十津川警部と大学で同窓だった中央新聞社会部記者の田島は学生時代に木本の講義を受けていたことから事件に関心を抱き取材を始めたものの、突然失踪したのだ!?事件の背後に蠢く戦時中の暗い裏面…。十津川&亀井、太平洋戦争の闇に挑む!
失恋の傷を癒すため、一人屋久島を訪れた美佐。そこで歴史研究家の雄一郎と出会う。親しくなった二人は、かつて女人禁制であった屋久島「宮之浦岳」の登山に出かける。しかし、楽しい登山は一転、突然天候が大きく崩れ、二人は土石流に巻き込まれてしまう。見たこともない大きな洞窟に流れ着き、ようやく地上に出た二人がたどり着いたのは、なんと八百年前の平家の落人の村だった!そして二人は捕らえられ…。 時空を超え、二人に様々な試練が待ち受ける!壮大な屋久島の自然を背景にした傑作小説。
失恋の傷を癒すため、一人屋久島を訪れた美佐。そこで歴史研究家の雄一郎と出会う。親しくなった二人は、かつて女人禁制であった屋久島「宮之浦岳」の登山に出かける。しかし、楽しい登山は一転、突然天候が大きく崩れ、二人は土石流に巻き込まれてしまう。見たこともない大きな洞窟に流れ着き、ようやく地上に出た二人がたどり着いたのは、なんと八百年前の平家の落人の村だった!そして二人は捕らえられ…。 時空を超え、二人に様々な試練が待ち受ける!壮大な屋久島の自然を背景にした傑作小説。
三世紀半ばの卑弥呼から四世紀後半の百済、六世紀初めの磐井の乱まで、多くの史跡はあるが、人が活動した歴史史料が少ない空白の期間です。採集、狩猟の縄文文化から、稲作を中心とした弥生文化、古墳時代へと、人が集団化して動きが広範囲になり、数々のドラマが生まれてきたのだと思います。本書は「古事記」、「日本書紀」等を参考に、各地の史跡に立って思索し、埋蔵センター等で出土品を見ながら想像を広げ、古代の人の生活と権力誕生を描いた小説です。歴史論議を誘う意図はなく、登場する人名や地名、遺跡の名称は、「記紀」などの記述を少しアレンジしました。歴史とは「人」であり「人の行動」であり「行動を決める心」が歴史を動かしてきました。歴史のロマンや推論に正解はありません。そこに歴史の面白味があります。今、この時が歴史の始まりです、これからの歴史が平和である事を願っています。 まえがき/第一部 四人衆と二人の女性/第一章 神武東征と大国主命/第二章 崇神天皇と大物主神/第三章 日限媛の哀歌/第四章 卑弥呼の旅/第二部 胎動するヤマト政権/第一章 山辺道の大王たち/第二章 食料確保の道/第三章 ヤマト文化の拡散/第四章 仲哀天皇と神功皇后/第三部 難産のヤマト政権/第一章 もがく応神天皇/第二章 大国主命のDNA/第三章 履中天皇兄弟と甥っ子/第四章 焦る倭の五王 讃・珍・斉・興・武/第五章 継体天皇の出現/第四部 考察「古代ヤマト政権の誕生ロマン」の背景と諸説/序章 ヤマト王権かヤマト政権か/あとがき/登場人物紹介
実在する版元を舞台にした実験的ユーモア小説。『君たちはどう生きるか』の吉野源三郎の志を受け継ぎ、理想の職場をめざした人々の夢と葛藤とーーーー。新人の女性コンサルタントがその軌跡を探索する中で名著も次々登場し、戦後の日本を映し出します。
フィクションだからこそ、伝えられる真実がある。公立図書館に勤務しながら、児童文学書評ブログで1600本を超える評を書いてきた著者が10の物語から掬いとった真実が、大人である私たちの目を開かせる。ヒロシマの記憶、内戦と子ども、民族と戦争。顔の見えない戦争、普通の家庭にやってきた戦争。基地のある日常。戦争責任と子ども。そして、あの日の記憶を受け継ぐこと。戦争を知らない世代の作家も、日系人作家もいる。しかし、どの作品にも共通するのは、次の世代へ、国境を越え世界に向かって小さな記憶を運んでゆく大きな力ー10の評論。
シリーズ既刊『不思議の国のアリス』(2006)の続編。7歳半になったアリスは、暖炉の上の鏡をくぐり抜けて鏡の国へ迷い込む。『鏡の国のアリス』原作出版150周年記念出版! イギリス本国でも未発表の貴重なオリジナル挿絵を収録。 1 鏡の家 2 もの言う花たちの庭 3 鏡の国の虫たち 4 トゥイードルダムとトゥイードルディー 5 羊の毛皮と小川 6 ハンプティ・ダンプティ 7 ライオンとユニコーン 8 「発明したのは拙者だ」 9 クイーン・アリス 10 揺さぶって 11 目が覚めると 12 夢を見ていたのは誰? 訳者あとがき
「ナショナリズムの台頭、格差の拡大…… すぐれたエンターテインメント小説は時代の空気を反映する」 佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦! 日露戦争に「負けた」日本。 ロシアの属国と化した地で、男は、警察官の矜持を貫けるのか。 日露戦争終結から12年たった大正6年。敗戦国の日本は外交権と軍事権を失い、ロシア軍の駐屯を許していた。3月、警視庁の新堂は連続強盗事件の容疑者を捕らえるが、身柄をロシアの日本統監府保安課に奪われてしまう。 新たに女性殺害事件の捜査に投入された新堂だったが、ロシア首都での大規模な騒擾が伝えられ……。 「もうひとつの大正」を描く、入魂の改変歴史警察小説、第二弾。 【著者プロフィール】 佐々木譲(ささき・じょう) 1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」で第55回オール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で第43回日本推理作家協会賞長編部門、第8回日本冒険小説協会大賞、第3回山本周五郎賞を受賞。2002年『武揚伝』で第21回新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で第142回直木賞を受賞。16年に第20回日本ミステリー文学大賞を受賞。『ベルリン飛行指令』『制服捜査』『警官の血』『警官の条件』『沈黙法廷』『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。
私が救ったのは、天使か、悪魔かーー。 殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼ーー通称「真夜中の解体魔」。 婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。 そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。 無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。 「彼は『真夜中の解体魔』だ」とーー。 涼介に復讐しようとする秋穂に、涼介は綺麗な涙を流しながら訴える。 「僕は罠にかけられただけなんです」とーー。 無実に思える証拠を見せられた秋穂は、ためらいながらも涼介と真犯人を探すことになるが……。 涼介は真犯人に操られた哀れな人形(マリオネット)なのか、それとも周囲を操る冷酷な人形遣いなのか。 衝撃のクライマックスに、きっとあなたは絶叫する。 知念実希人が贈る、究極のクライムサスペンス。 【プロフィール】 知念実希人(ちねん・みきと) 1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年には『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞、ベストセラーとなる。18年『崩れる脳を抱きしめて』、19年『ひとつむぎの手』、20年『ムゲンのi(上・下)』と本屋大賞に3年連続でノミネートされる。『優しい死神の飼い方』『時限病棟』『リアルフェイス』『レフトハンド・ブラザーフッド』『誘拐遊戯』『十字架のカルテ』『傷痕のメッセージ』『硝子の塔の殺人』など著書多数。