2021年発売
タイBLドラマ注目度NO.1の原作、待望の日本語版が登場。ドラマスチールも収録! バンコクの裕福な家庭に生まれ育ったティアン。 何不自由ない生活を送っていたが、ある日心筋の炎症を起こし、心臓移植が必要になる。 難航するドナー探しだったが、奇跡的に一致するものが見つかる。 …それはある女性の命と引き換えに…。 ドナーの女性について知ったティアンは、その女性の人生、 そして写真で知った、女性が心を寄せていた軍人・プーパーのことが頭から離れず 女性と同じボランティア教師として、パンダーオの崖の集落へ旅立つことを決意する。 そして出会うティアンとプーパー。 真反対の性格で最初は犬猿の仲だったが、次第にひかれあっていく二人の運命とは…? “A Tale of Thousand Stars” by Bacteria (C)Bacteria 2016 All rights reserved. Original Thai edition published in 2016 by The Reading Room Co., Ltd. Japanese translation rights arranged with The Reading Room Co., Ltd. (C)Minako Yeeboon 2021 (C)GMMTVCOMPANYLIMITED All Rights Reserved.
次に来るタイBLドラマNO.1の原作、待望の日本語版が登場。ドラマスチールも収録! 「始まりがトーファンだったとしても ……この気持ちは、全部僕のものだ」 自分に心臓を提供してくれた女性・トーファンについて調べていくうちに、 そのルーツを知るべく、パンダーオの崖の集落へ飛んだティアン。 そして、反発しあいながらも、どんどんひかれあっていく我儘おぼっちゃまな ボランティア教師・ティアンと寡黙で頑固な軍人プーパー。 やっとここでの生活にも慣れてきたティアンだったが、大切な学校が火事に見舞われる。 「僕のせいでこうなった」と怒りに燃えるティアンは、頑丈ではない身体を 奮い起こして、敵を討とうとするが……。 “A Tale of Thousand Stars” by Bacteria (C)Bacteria 2016 All rights reserved. Original Thai edition published in 2016 by The Reading Room Co., Ltd. Japanese translation rights arranged with The Reading Room Co., Ltd. (C)Minako Yeeboon 2021 (C)GMMTVCOMPANYLIMITED All Rights Reserved.
希代の詐話師が2軒の浴場をきりきり舞いに クルマに当て逃げされた自称“松平”陣太郎は、その犯人を捜す過程で三吉湯の主人・猿沢三吉には大学生の愛人がおり、小説家・加納明治が当て逃げ犯だったことを知る。一方、三吉湯に押され、捲土重来を期す泉湯の長男と三吉湯の長女は恋仲だった。 こうした人間関係を利用し、巧みな弁舌で脅したり焚きつけたりして利益を得ていた陣太郎を、当て逃げの現場を目撃した浅利圭介は「君がそこらをうろちょろすると、その度に、そこらに波紋がおこって、あぶなくて仕様がない。まるで君は春先のつむじ風みたいだ」と評する。 はたして、三吉湯と泉湯の争いの行方は? 陣太郎の正体は? 名作ユーモア小説の完結編。
元女性教師と教え子の恋の結末はーー。 「わたしはね、善ちゃんのお嫁さんになりたかったんだ、これでも」 女学校を出たばかりの教師・伸予は、教え子で中学三年生の善吉に恋心を抱いていた。卒業後は交流が途絶え、伸予は許嫁との結婚と死別を経験し、最近は趣味に没頭する日々を送っていたが、教師仲間からの情報で善吉の消息を知り、再会を果たす。 中年になってなお、少女のような純粋さを保っている伸予と、どこか冷めた雰囲気を漂わせている善吉。二度目の逢瀬でついにふたりは結ばれるがーー。 第79回芥川賞を受賞した表題作のほか、第37回文學界新人賞受賞作「ぽぷらと軍神」、「清吉の暦」の全三編を収録。
★〈マカン・マラン〉著者が描く感動の家族小説 戦時中、近所から「非国民」と呼ばれる父親を恥じ、 立派な軍国少年となるべく日々を過ごしていた良彦。 それから終戦を経て約20年後、 良彦の元に父の遺品の日記が届く。 なぜ父は心を病み、非国民と呼ばれたのかーー 本当に正しかったのは誰だったのかーー そして、良彦の家にまつわる数奇な運命とはーー 激動の昭和を生きた親子三代の記憶が紐解かれる。
日本経済新聞、産経新聞、週刊文春、 週刊ポスト、現代ビジネスほか 各メディアで紹介され話題沸騰! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 実体験をもとに 「マルチ商法」の深淵を描き切った 震慄のサスペンス! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 賢い姉、愛らしい妹に比べて自分には何もない。 夢を持てず、鹿水真瑠子は毎日をなんとなく 過ごしていた。 そんなある日、バイト先の掲示板で 不思議な貼り紙を目にする。 「磁力と健康セミナー・無料開催」 それは地獄への扉だったーー。 認めてほしい。 ただその一心で始めただけなのに、 どうしてこんなことになってしまったのだろう。 マルチ商法にハマった女性の “乱高下人生”をリアルに描く、 ノンストップサスペンス! 〜〜〜〜 著者より 〜〜〜〜 大人になっても、自分自身が未完成な人ほど、 他者に ”承認” されることでやっと 自分を認めることができます。 情報弱者であり、未熟だった私は この承認欲求地獄へとはまっていきました。 それはやがて他人を、 そして自分自身をも欺すことへと 繋がっていきます。 当時の体験と記憶を頼りに、 マルチ・ネットワークビジネスの 世界を描きました。 お楽しみいただければ幸いです。 西尾潤
できないことは、できません。 やりたくないことも、やりません。 三葉雨音は他人に感情移入できない26歳。 同僚星崎くんの退職を機に、仕事を辞める。 他人に興味を持たない長所を見込まれ三葉は 「お見舞い代行業」にスカウトされ、 移動手段のないお年寄りの病院送迎や 雑用をする「しごと」をはじめる。 文芸界の注目著者が 「めんどうな人」の機微を描く! 【著者からのコメント】 「雨夜の星」は目に見えません。 でもたしかにそこにあります。 空気を読むという言葉があります。 空気は目に見えません。 見えないけれどそこにあるものは、 良いものとはかぎりません。 その場の空気を読むことばかりに心を砕き、 いつのまにか決定的に間違った方向へ 進んでいく。そんな危険だって、 とうぜんあるのではないでしょうか。 空気は読めなくてもいい。 あるいは読めても従わないという選択肢だって きっとあると信じて、この物語を書きました。 【主な登場人物】 ◆三葉雨音 26歳。職業はお見舞い代行。 他人に興味がない。 ◆霧島開 三葉の雇い主。 喫茶店の店主で、ホットケーキが苦手。 ◆リルカ スナックで働く、 感情豊かで共感能力が高い霧島の彼女。 ◆星崎聡司 三葉の元同僚。 湯気の立つ食べものが苦手。失踪中。 【依頼人たち】 ◆田島セツ子 病院への送迎。聞き上手な80代。 ◆権藤 肝臓の病気で入院中の70代。 因縁の相手。 ◆清川好美 手術の付き添い。 配偶者なしの42歳。
喫茶店に勤務していた料理好きの琴子。 自らレシピサイトを運営するほど料理にのめり込んでいたが、気付いたら異世界に迷い込んでいた。 異世界で食堂を経営している老婦人に拾われると、そこで得意の料理を提供することに。 あるとき、容姿端麗な騎士団長がやってきて悩みを聞くうちに、琴子はあることを決意するーー。 突然の異世界転移でも得意の料理で生きていく異世界料理ファンタジー。
ボルフィスの王城を舞台とした闇の組織との戦いにも終止符が打たれたが、捕まえた人間は忽然と姿を消してしまい、闇の組織については謎のままとなった。ユーキたちは常識外れな力を使ってボロボロになった城や街を修復後、自宅に戻ることに。そんなある日、友達のところに出かけたディルたちは、何やら慌てた様子で戻ってきた。「ユーキ!オレたちの友達を助けて!」自宅に戻ってもトラブル続きのユーキ。もふもふと優しい家族の異世界生活、第四弾!
かつてオスカーが持ってきたクッキーは一体……。 そして自分を助けてくれたのが誰なのか。 真実を知り大きく心を揺さぶられるアルフォンス。 ルイーゼの屋敷を訪ねることを約束したアルフォンスはある決意を胸に秘めていた。 また一方、新たな登場人物も加わり、彼らとの交流の中でルイーゼはさらなる 波乱の展開に翻弄されていく。 そんなルイーゼに不穏な気配がゆるやかに忍び寄る。
「母上、お覚悟!」領主の座を巡り物語が大きく動き出す、幼い兄弟の領地経営ファンタジー第5弾!
婚約者である王子の裏切りを知り、忽然と邸から姿を消した。「ここまで虚仮にされたらもうどうでもよくなったわ!」と、美しい長髪と窮屈なドレスを捨て、降り立ったのは王都の職人街。ほとぼりが冷めるまで、少年冒険者に変装すると決めたのだ。少し気になる相手・冒険者のリオンを相棒に依頼へと繰り出すも、元・未来の国母の実力は伊達じゃない。ついつい、戦闘に夢中になって、母親仕込みの剣術と国内最上級の魔力を発揮してしまう!その上、身バレしそうな依頼が舞い込んでー!?ありのままに生きたい令嬢が家出ライフを謳歌する、逃亡ラブファンタジー!
邦題『星の王子さま』から抹殺された 「ちいさな」(petit)という形容詞抜きには読めないものとは? 作品にはなぜ「戦争」の影が立ち籠めるのか? キツネやヘビはどのような役割を果たしているのか? 『星の王子さま』という、いかにも可愛く、愛らしい邦訳タイトルに慣れ親しんできた読者のイメージを壊すかもしれないテクストそのものの精読。 この物語は絶望と孤独感に満ちている! 【目次】 はじめに 1 邦訳タイトル『星の王子さま』をめぐって 2 「小さなもの」と「大きなもの」 3 王子がめぐった六つの星とその住人たち 4 『星の王子さま』とはどんな作品なのか 5 作品に立ち籠める「戦争」の影 6 王子とはいったい誰なのか 7 キツネは本当に、良き友だちなのか 8 キツネが用いる“apprivoiser”という動詞の真意とは 9 ヘビは邪悪な生き物なのか 10 対一者から複数の他者たちへ 11 王子が地球で出会う人々 12 星と砂漠の思考 おわりに はじめに 1 邦訳タイトル『星の王子さま』をめぐって 2 「小さなもの」と「大きなもの」 3 王子が巡った六つの星とその住人たち 4 『星の王子さま』とはどんな作品なのか 5 作品に立ち籠める「戦争」の影 6 王子とはいったい誰なのか? 7 キツネは本当に、良き友だちなのか 8 キツネが用いる“apprivoiser”という動詞の真意とは? 9 ヘビは邪悪な生き物なのか 10 対一者から複数の他者たちへ 11 王子が地球で出会う人々 12 星と砂漠の思考 おわりに
貧乏男爵令嬢のノーラ・クランツは、夜会でアランという見知らぬ青年貴族から、突然、婚約破棄を言い渡される。 「誰? 婚約破棄って? そもそも婚約した覚えがないのだけれど」と内心で動揺するも、 今度はその貴族と同じ顔をしたエリアスと名乗る青年が、ノーラと婚約したいと詰め寄ってきてーー? 街では「紺碧の歌姫」と呼ばれ、ゆくゆくは歌を仕事にして街で暮らそうと思っていたノーラは、 本人に秘密にされていた婚約によって、名門貴族カルム侯爵の双子たちに巻き込まれていく! 第8回ネット小説大賞受賞作。
インディアン諸部族、白人入植者、そしてロシア軍。 大地の覇権を懸け、戦いはやがて三つ巴の様相を示していくーー 仮想17世紀、北米大陸は白人による土地や資源の収奪が進んでいた。 「太陽を背負う女」ことツー・サンズをはじめとするインディアンたちは 地の利と知恵を活かして徐々に勢力を強め対抗していくが、 残忍で用心深い実力者ザ・プルートを前に一進一退の膠着状態が続いていた。 そこへ、老獪なアラスカ地区長官ザ・ウォーター率いるロシア軍が進出してきて……。 もうひとつの“アメリカ"誕生を描くスペクタクル大作! 第1章 集いし者たち 第2章 しのびよる影 第3章 ウィンターファイヤーワークス 第4章 拮抗する力 第5章 秘めたる思い 第6章 もう一つの戦い 第7章 決戦の時 第8章 新しい時代へ
おいしい!が生きる力になる。 珠玉の人間ドラマ×絶品グルメ小説の第3弾! 〈見守り屋〉の犬森祥子のもとには、様々な依頼が舞い込む。話し相手になったり、頼まれれば片づけをしたり、夜から朝までひたすら人を見守るのが仕事だ。夜勤明けの楽しみは「ランチ酒」。仕事の疲れを癒しながら、離れて暮らす一人娘に、これからの人生に思いを巡らす。そんなある日、十歳になった娘から「話したいことがある」と連絡が入りーー。 思い出の餃子×ビール、遠くへ行きたくなるお好み焼き×レモン酎ハイ、好きな人と食べたい白いオムライスと白ワイン……悩んでも、迷っても、食べる喜びが背中を押してくれる!