小説むすび | 2022年2月発売

2022年2月発売

グラーキの黙示1グラーキの黙示1

クトゥルー神話ファン待望! 怪奇と幻想の豪華短編集 英国南西部、セヴァン・ヴァレーを覆う影ーーH・P・ラヴクラフトの死から四半世紀を経て、アーカムハウスより鮮烈なデビューを飾ったラムジー・キャンベルの、ラヴクラフトの影響の色濃い初期作品を中心に編まれた珠玉のクトゥルー神話作品集がついに邦訳。湖に棲みつく星界よりの怪物が告げる黙示の数々が、今ここに明かされる。全21編のうち、第1巻には「ハイ・ストリートの教会」「湖の住人」「ムーン・レンズ」など11編を収録。 【グラーキの黙示1 収録作品】 「ハイ・ストリートの教会 The Church in High Street」(1962) 「城の部屋 The Room in the Castle」 (1964) 「橋の恐怖 The Horror from the Bridge」(1964) 「昆虫族、シャッガイより来たる The Insects from Shaggai」 (1964) 「ヴェールを剝ぎ取るもの The Render of the Veils」(1964) 「湖の住人 The Inhabitant of the Lake」(1964) 「奏音領域 The Plain of Sound」 (1964) 「魔女の帰還 The Return of the Witch」(1964) 「ユゴスの坑(あな) The Mine on Yuggoth」 (1964) 「スタンリー・ブルックの遺志 The Will of Stanley Brooke」(1964) 「ムーン=レンズ The Moon-Lens」(1964)

グラーキの黙示2グラーキの黙示2

クトゥルー神話ファン待望! 怪奇と幻想の豪華短編集。第2巻 20世紀後期のクトゥルー神話シーンを牽引した俊英 ラムジー・キャンベルの世界! グラーキ、ダオロス、アイホート、イゴーナロク、そしてグロースーー英国南西部、グロスターシャーの風光明媚な田園地帯の闇に潜み棲む、禁断の経典『グラーキの黙示録』に記された恐るべきカルトの残滓が、人類社会を脅かす。英国ホラー界の重鎮ラムジー・キャンベルの、前期代表作の数々を収録した作品集の第2巻。「嵐の前に」「コールド・プリント」「誘引」「パイン・デューンズの顔」など10編を収録。 グラーキの黙示2 収録作品】 「島にある石 The Stone on the Island」(1964) 「嵐の前に Before the Storm」 (1980) 「コールド・プリント Cold Print」 (1969) 「フランクリンの章句(パラグラフ) The Franklyn Paragraphs」 (1973) 「窖(あなぐら)よりの狂気 A Madness from the Vaults」 (1972) 「絵の中に描かれていたものーー Among the pictures are these」 (1980) 「誘引 The Tugging」 (1976) 「パイン・デューンズの顔 The Faces at Pine Dunes」 (1980) 「ブラック・アウト) Blacked Out」 (1984) 「暗転(砂浜の声 The Voice of the Beach」 (1982)

ジョイスの挑戦ジョイスの挑戦

出版社

言叢社

発売日

2022年2月18日 発売

ジャンル

◆1922年2月2日、ジョイス40歳の誕生日に『ユリシーズ』は出版された。最新研究を踏まえた7つの精選された論考により、世界文学の金字塔を気鋭の研究者が読み解く。植民地主義・文化・教育・世界大戦との関わりなど、ダブリンを舞台に新たな地平が開かれる。作品の構造・背景を知るための初心者向け27のコラムも充実。 ◆ジョイスほどにダブリンを愛し、街路の隅々までを精細に書き遺した作家はいない。ヨーロッパの西の果ての国の都市での、人びとの日常と出来事のたった一日の記述。作者だけでなく、何人もの登場人物が、今も確かにそこにうごき存在している。《世界と世紀の創生》でもあるような「ふしぎな規模」の実験文学を読み解く。 【主な目次】まえがき(吉川信)/序にかえてーー『ユリシーズ』とアイルランド自由国の誕生(横内一雄)/ジョイス『ユリシーズ』--各挿話のあらすじと解釈のポイント(各章執筆者分担)/第一章 手紙を読む/読まないブルームを読むーー『ユリシーズ』の手引きとしての手紙(小林広直)/第二章 階級の授業ーー『ユリシーズ』第二挿話における植民地教育と社会的分断(田多良俊樹)/第三章 第四挿話と腎臓を食らう男(桃尾美佳)/第四章 『ユリシーズ』と動物の痛みーーレオポルド・ブルームの優しさについて(南谷奉良)/第五章 「セイレン」・喫煙(スモーキング)・誘惑(セダクション)(平繁佳織)/第六章 泥、肉、糞ーー戦時小説としての『ユリシーズ』(横内一雄)/第七章 パラドクシスト・スティーヴンのシェイクスピア論ーー重力、今、可能態の詩学(金井嘉彦)/附編 『ユリシーズ』を読むための二十七項(各章執筆者+コラム執筆者[戸田勉・新井智也・湯田かよこ岩下いずみ・河原真也・田中恵理・山田久美子])/フォトエッセイ[各章末]/あとがき(金井嘉彦)/執筆者紹介/索引

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