小説むすび | 2022年4月発売

2022年4月発売

今、出来る、精一杯。今、出来る、精一杯。

出版社

小学館

発売日

2022年4月21日 発売

劇作家 根本宗子、文学界へ進出! 東京都三鷹市のスーパーマーケット「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子に座る女だった。言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男…。 「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、嫌な思いもしませんから」 ーーバックヤードで繰り広げられる言葉の応酬と傷つけ合い。めんどうな12人の人間が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。 演劇界の異才による傑作群像劇、ついに小説化! 【編集担当からのおすすめ情報】 著者から、読者のみなさまへのメッセージです。 *** 23歳の時、自分の劇団公演のために演劇作として書き下ろした「今、出来る、精一杯。」を初演から10年の時を経て小説という新たな姿で今の世の中へ解き放てること、とても感慨深いです。 どんなに劇作を続けて技術が上がっても常に自分のライバルはこの作品で、いつもこの時の自分に見張られている気がしながら劇作を続けてきたほど自分の中で大きな作品です。 そんな本作に32歳の今のわたしが新たな言葉を吹き込み、特別な小説が仕上がりました。 どうか手にとっていただけたら、そしてどこかの誰かの大切な一冊となったら嬉しいです。 根本宗子

山本周五郎 人情ものがたり (市井篇)山本周五郎 人情ものがたり (市井篇)

出版社

本の泉社

発売日

2022年4月22日 発売

人の温もり、生きる誇りを描く山本周五郎の名作短編をオリジナル編集。おしずの一途な愛を描いた「おたふく」、家付き娘の放蕩無頼を相手に家と商売を守る意気を見せる「こんち午の日」、火鉢づくりにかけた職人の誇りがみんなの自慢の「ちゃん」、岡場所にもまことが出逢う「つゆのひぬま」、そして「将監さまの細みち」「落葉の隣り」。庶民の心根をしみじみと語る好短編6作を収録。解説として戸石泰一「「庶民」性の底にあるもの」を付載。 山本周五郎の作品から、しみじみと心を丸くする人情ものがたりを市井篇・武家篇にオリジナル編集。2022年4月下旬、2冊同時発売! 〈市井篇〉 おしずの一途な愛をえがいた「おたふく」、家付き娘の放蕩無頼を相手に家と商売を守る意気を見せる「こんち午の日」、岡場所にもまことが出逢う「つゆのひぬま」、火鉢づくりにかけた職人の誇りがみんなの自慢の「ちゃん」など、庶民の心根をしみじみと語る好短編六作を収録。 おたふく こんち午の日 将監さまの細みち ちゃん つゆのひぬま 落葉の隣り [解説]「庶民」性の底にあるもの(戸石泰一)

山本周五郎 人情ものがたり (武家篇)山本周五郎 人情ものがたり (武家篇)

出版社

本の泉社

発売日

2022年4月22日 発売

人の温もり、生きる誇りを描く山本周五郎の名作短編をオリジナル編集。旧友の仕官を助ける「人情武士道」、馴染まぬ新妻の愛の成就をはかる「山椿」、肩寄せ合う人たちのためにかけ試合をする「雨あがる」、婢や使用人にも慕われた妻の日常をはじめて知る「松の花」、死去した夫人の願いをわが事として仕えた下女の「二十三年」、そして「四月のあやめ」「橋の下」「裏の木戸はあいている」「墨丸」。武家とその妻女たちの人情ものがたり9編を収録。解説として戸石泰一「メルヘン」を付載。 山本周五郎の作品から、しみじみと心を丸くする人情ものがたりを市井篇・武家篇にオリジナル編集。2022年4月下旬、2冊同時発売! 〈武家篇〉 旧友の仕官を助ける「人情武士道」、馴染まぬ新妻の愛の成就をはかる「山椿」、片寄せ合う人たちのためにかけ試合をする「雨あがる」、婢や使用人にも慕われた妻の日常をはじめて知る「松の花」、死去した夫人の願いをわが事として仕えた下女の「二十三年」など、武家とその妻女たちの人情ものがたり九作を収録。 人情武士道 山椿 雨あがる 四月のあやめ 橋の下 裏の木戸はあいている 松の花 墨丸 二十三年 [解説] メルヘン(戸石泰一)

追放された転生貴族、外れスキルで内政無双2〜気ままに領地運営するはずが、スキル『ガチャ』のお陰で最強領地を作り上げてしまった〜追放された転生貴族、外れスキルで内政無双2〜気ままに領地運営するはずが、スキル『ガチャ』のお陰で最強領地を作り上げてしまった〜

著者

白石新

発売日

2022年4月22日 発売

実家を追放され、辺境領地の領主となった少年ヒロ。武芸大会を終え領地に戻るとなぜか屋敷がボロボロになっていた。頭を抱えるが新しい住人も増えたことで一念発起!住宅や食料づくり、そして公共事業の開始に乗り出す。ヒロのバフのお陰でとんでもないスピードでブドウが成長。さっそくワイン作りに勤しむが、香りに釣られて“最恐”の吸血鬼・アルカードがやってきてしまう。その存在感に神龍や古代龍も固唾をのむが、そんな時ヒロのスキルが発動してー!?「一体なにが起こってるんだ!?」仲間も領地もパワーアップが止まらないヒロの噂はとうとう魔王のもとにも届く。一方、ヒロを追い出した王国側も、国のピンチにヒロの力を借りようと領地を訪れるが…。外れスキルで覚醒してしまった少年のとんでも内政無双、ますます加速!

怪と幽 vol.010 2022年5月怪と幽 vol.010 2022年5月

太古より人々の営みは呪(しゅ)とともにあった。 縄文時代の遺跡からは無数の呪具が出土し、記紀をはじめ古代の書物には呪詛が溢れ、陰陽師たちの占いは政治に絶大なる影響を及ぼした。呪術はファンタジー世界の魔法でも、科学が未発達であった過去の遺物でもない。日本人は現代でも様々な局面で神仏に祈願し、マジナイやゲン担ぎにまみれて暮らしている。人間の切なる祈りや欲望を表出するツールとして、いまも世界中で脈動しているのだ。特集では、そんな呪術の「領域」にフォーカス! 京極夏彦「了巷説百物語」ほか豪華連載も充実! ●特集 呪術入門 【インタビュー】 小松和彦 「呪術とは何か」 【寄稿】 川田牧人 「日常生活に浸透する現代呪術 -ポップでライトでカジュアルでー」 【寄稿】 三国信一 「暮らしの中の呪物」 【寄稿】 荒俣宏 「アクションとしての呪詛  -中世鎌倉の「祈祷」と観音霊場」 【対談】 加門七海×角悠介 「呪術には国民性が表れる!? ルーマニアと日本との比較」 【寄稿】 山中由里子 「呪物としての偽マンドラゴラ」 【エッセイ】 郷内心瞳、田中俊行、田辺青蛙、内藤了、はやせやすひろ、渡辺シヴヲ 「私の呪物コレクション」 【ルポ】 玉置標本+村上健司 「呪術海鮮を味わいタイ!」 【ブックガイド】 朝宮運河 「システムと情念と 呪術作品ブックガイド」 ●特別企画 【インタビュー】 神永学 「心霊探偵八雲、完結。」 ●小説 京極夏彦「了巷説百物語」、松村進吉「丹吉」、貴志祐介「こっくりさん」、有栖川有栖「濱地健三郎の事件簿」、山白朝子「精神感応小説家」 ●漫画 諸星大二郎「槐と優」、高橋葉介「魔実子さんが許さない」、押切蓮介「おののけ!くわいだん部」 ●論考/エッセイ 小松和彦「封印された神と妖怪の記憶を発掘する」、加門七海「オハラヒマジナヒ実習ノヲト」、東雅夫「文豪たちの幽と怪」、村上健司&多田克己「それいけ! 妖怪旅おやじ」 ●グラビア すり餌、芳賀日出男、佐藤健寿、怪食巡礼 ●怪談実話 雨宮淳司、城谷歩、寺崎美紅 ●情報コーナー 諸星大二郎×高橋葉介、花輪和一、富安陽子、天野行雄、片山さあ、宮本幸枝、玉川麻衣 etc……

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